[全般]中国発波乱の幕開け
この日発表された中国12月製造業PMIが48.2と予想の48.9を下回った。前回の48.6から改善を見込んでいただけに失望感が広がり上海株価は大幅下落となりサーキットブレーカーが発動された。最終的に市場の混乱は収まらず1時間半ほど早く取引が停止されるなど、8月のチャイナショックを思い出させる動きとなった。これを受け、日経平均株価が一時630円下落しドル円も120円を割り込んだ。
前日にはサウジアラビアがイランとの国交を断絶したことから中東での地政学的なリスクが広がっていたことも市場の不安を更に拡大させた。
欧米市場でもこの不安感が広がり株式市場は軒並み下落するなど、世界同時株安となりリスク回避の動きから円が全面高となった。
年初から市場は波乱の幕開けとなり、弱気のセンチメントが広がった。相場はセンチメント次第で大きく動くことから、この初動は暫く続くことになりそうだ。
ただ、8月のチャイナショックの時もそうだが、リスクに対する何らかの対策が打ち出されればセンチメントは一気に変わることもある。
1月は相場の流れを見極める月であり、全体のポジションも軽いことから一方向に行きやすいだけに、戻しも急に来ることがある。
今年のリスクは中国景気減速、中東情勢の混乱、原油価格の下落、テロや移民問題を抱える欧州などが挙げられる。これらは全て予想されたことであるものの、年明け早々から始まると不安感が広がり狼狽売りが出やすい。
米国の景気回復がこれらの懸念を払しょくすることが出来るか注目したい。
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[米ドル円]リスク回避の円買い

年初めの東京市場でのドル円は底堅い動きで始まったものの、上海株の急落を受けリスク回避の円買いが強まった。
この日発表された中国製造業PMIが予想を下回り中国景気への懸念からドル円は下落。底堅かった120円をすんなりと割り込み119円70銭まで下落。
その後は上海株価が急落しサーキットブレーカーが発動され、結果的に1時間半ほど繰り上げて終了。ドル円はこの日の安値となる118円70銭まで下落した。
中国不安は欧米市場にも伝播し世界同時株安となるなど、昨年8月のチャイナショックを彷彿とさせた。リスク回避の円高が進むと同時に米国債が買われたことでドル買いの動きもみられた。結果的にNY市場ではドル円の買い戻しが入り、119円ミドル付近まで上昇して引けている。
今日の上海総合指数は前日の流れを引き継ぎ再びサーキットブレーカーが掛かる可能性が高く、ドル円は再び安値を試す展開が予想される。
ただ、前日の安値付近で押し戻されるようであれば、目先の底値の堅さが確認されたとみる。
ドル円予想レンジ:119円70銭(50%)~118円70銭(前日安値)
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[ユーロ米ドル]レンジの下限を試す

昨年12月3日のECB理事会で上昇した後のユーロドルは1.10ドルミドルから1.08ドルのレンジ相場が続いていた。しかし、昨日の中国株急落により欧州株価も大幅に下落。また、この日発表されたドイツの12月CPIが-0.1%と予想の0.2%を下回ったこともあり、ユーロドルはこの節目の1.08ドルを下回った。その後は買い戻しが入り1.08ドル台に乗せて引けてきた。
今日はユーロ圏の12月消費者物価指数が発表されるが、ドイツと同様に予想を下回るようであれば再度ユーロ売りを誘う可能性が高い。再び1.08ドルを下回るようであればフィボナッチの61.8%戻しとなる1.07ドル前半を試す展開を予想する。
ユーロドル予想レンジ:1.0860~1.0720(61.8%)
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[豪ドル円]雲の下限を下回る

年明けから日経平均株価が下落して始まったことで豪ドル円の売りが先行。
その後、中国12月製造業PMIが予想を下回ったことで上海株が急落するとリスク回避の円買いが強まり豪ドル円の売りが加速した。
欧州市場でも株式市場が下落し豪ドル円は86円付近にあった一目の雲の下限を下回った。NY市場が始まるとNY株式市場が三指数ともに大きく下落したことで、リスク回避の動きが強まり豪ドル円は85円35銭まで下落。このレベルはフィボナッチの61.8%戻しでもあり下げ止まった。その後は買い戻しが入り86円近くまで戻されたものの、一目の雲が今度は上値を抑えている。
今日の中国株価の動向次第では再度下値を探る展開も予想されるが、目先のポジションは全般に豪ドルショートに傾いている。
一目の雲に再び突入するか、或いは85円を割り込むかを見極める必要がありそうだ。
豪ドル円予想レンジ:86円30銭~85円00銭
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