ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]中国懸念と円高ドル高

前日に急落した上海株は一先ず落ち着きを取り戻したものの、リスク回避の円買いとドル買い双方が進んでいる。
前日世界同時株安となった流れを継いで日経平均株価も下落してスタート。しかし、中国が大株主に対して一定期間に株式を売却できる株式比率を制限する方向で検討するとの報道で上海株は下げ止まった。また、中国人民銀行が短期市場に資金供給を実施したことや、元安を食い止めるために元買い介入を実施。これらの対策により上海株式市場は落ち着きを取り戻したことでドル円クロス円ともに上昇に転じた。
欧州市場に入るとユーロが下落。ユーロ建て債券の償還や利払い絡みによるユーロ売りが先行。また、この日発表されたユーロ圏消費者物価指数が予想を下回ったことでECBによる追加緩和期待からのユーロ売りが重なった。また、日経平均先物が下落したことで円高が進行し、ユーロ円を中心にクロス円が全面安の展開となった。
ただ、前日に大幅安となった欧米の株式市場はそれぞれ上昇に転じたことでリスク回避の円買いも一服感が漂い、クロス円も下げ止まった。
中東情勢の不安定な動きや中国株式の下落懸念は一先ず後退したものの、市場の不安感は燻ぶる。
中国株式市場の動向に振り回される相場展開は今日も続くとみられるが、市場のセンチメントは変わりやすい。
今日のNY時間に発表されるADP雇用統計やFOMC議事要旨の公開などで米国の景気回復への期待が高まれば、一気に強気に転じる可能性もある。
今の市場はテーマが明確ではないだけに不安定な相場が続き、センチメント次第でどちらか一方向に傾きやすい。ポジションもあまり欲張らずに短期取引に徹しておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]中国不安後退から反発も

(米ドル円時間足)


世界同時株安を招いた中国株も昨日は何とか落ち着きを取り戻した。
中国政府や中国人民銀行が相次ぎ対策を打ち出したことでドル円は119円70銭付近まで上昇。その後は日経平均先物の下落やユーロ円などクロス円の売りに押され再び119円台を割り込んだ。しかし、前日の安値となる118円70銭には届かず再び119円台に乗せて引けている。
今日も中国や日経平均株価の動向に注目は集まるものの、そろそろドル円への影響は薄まるとみている。それよりも、NY時間に発表されるADP雇用統計やISM非製造業景況指数が米国の景気回復力を示すか注目。今の市場の不安感を払しょくするには米国経済頼みしかないということだ。
また、明日の未明にはFOMC議事録要旨が公開される。
利上げペースに関してメンバーの意見がハト派的となれば、一時的にドル売りが強まるとみられる。
118円70銭のサポートを下回るようであれば118円付近までの下押しも頭に入れておきたい。
反対に、今日も118円70銭を割り込まないようであれば当面の底打ちとみることが出来る。

ドル円予想レンジ:119円70銭(50%)~118円70銭(前日安値)

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[ユーロ円]ECB追加緩和期待とリスクオフの円買い

(ユーロ円週足)


(ユーロ円30分足)

EUR_JPY_20160106_30minashi.jpg

前日に大きく下落した反動から、東京市場でユーロ円は底堅い動きを示した。
しかし、欧州市場に入ると再び下落に転じた。この日はユーロ債などの償還によるユーロの纏まった売りが散見。また、この日発表されたユーロ圏消費者物価指数が0.2%と予想の0.3%を下回った。12月のECB理事会では今年春に1%近くまで回復するとの見通しを示していただけに、その目標にはほど遠いものとなった。
これを受け、ECBが更なる追加緩和を実施するとの期待からユーロの下落は更に進んだ。また、中国不安によるリスク回避の円買いも重なりユーロ円は昨年4月以来の安値127円52銭まで下落。その後は買い戻しが入り128円台に押し戻されて引けている。

前回12月のECB理事会では期待されたほどの大胆な追加緩和実施が出来なかったことからユーロは上昇。そのショートカバーが入る前のレベルである130円を割り込んだことから再びユーロ売りの勢いがつき始めている。

ユーロ円予想レンジ:128円70銭(61.8%)~126円00銭(2015年4月安値)

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[豪ドル円]底値探り継続

(豪ドル円日足)


アジア市場では前日急落した上海株価が持ち直したことで安心感が広がり、豪ドル円は比較的底堅い動きで推移。しかし、欧州市場が始まるとユーロ円の下落が進んだことで豪ドル円もつられて下落。
NY市場では原油価格の下落が進み1バレル37ドルを割り込んだことで資源国通貨の売りが加速した。豪ドル円はこの日の安値となる84円90銭付近まで売り込まれた。
しかし、前日急落した欧米の株式市場も落ち着きを取り戻したことで円の売り戻しが入り豪ドル円の買い戻しが入った。
一目の雲の下限を下回ったことや、ヘッドアンドショルダーのネックラインとなる85円40銭を下回ったことで依然売り圧力は残る。しかし、短期的にみると売られ過ぎの感も出始めている。
今日の上海株次第では一目の雲の上限付近を試す展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:86円40銭(雲の下限、50%)~84円90銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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