ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]北朝鮮脅威で市場の不安感倍増

北朝鮮が水爆実験に成功したとの報道は株式や為替市場に大きな衝撃を与えた。ドル円や日経平均株価の下落を引き起こすなど、リスク回避の動きが更に強まった。
年明け早々中国株価が急落し世界同時株安を招いた後だけに、市場には警戒感が広がる中での北朝鮮ニュース。更に、この日は中国が人民元の基準値を切り下げ、4年9か月ぶりの安値を更新するなど、中国の景気減速懸念も加わった。
また、原油価格も下落。
サウジがヨーロッパ向けの原油価格を引き下げたことや在庫が予想以上に増加したことを受け、終値ベースで7年ぶりの安値を更新。NY株式市場も三指数ともに大幅安となり、リスク回避の円買いが進んだ。
市場は不安定な動きに対して資金を安全なところに移そうとする動きを強めるものだ。そのため円が比較的安全な通貨として買われたが、北朝鮮の脅威は特に韓国や日本に向けたものでもあり、円が買われるのも違和感がある。寧ろ、基軸通貨である米ドルが買われる動きになってもおかしくはない。しかし、このような突発的に起きた動きは、ポジションの調整を加速させるものである。それだけ、円ショートやドルロングのポジションに傾いていたという事かもしれない。
一方、昨日のNY時間に発表された米12月ADP雇用統計は25.7万人と予想の19.8万人を大きく上回った。この指標は明日の雇用統計の先行指標でもあり、米国雇用市場に期待が高まる。ただ、同時に発表された12月ISM非製造業景況指数は55.3と予想の56.0を下回った。先日の12月ISM製造業景況指数と並んで前月から落ち込むなど、米景気に陰りも見えるだけに、不安感は残る。
原油安、人民元の切り下げなどの中国景気減速懸念、北朝鮮の脅威といったリスクが重なったことで市場に悲観的なムードが漂う。
このムードを変えるには米国の景気回復期待が大きく影響を及ぼすものだが、今の時点ではそれも難しい。
目先は悪い材料に反応しやすく、リスク回避の円買い圧力はもう暫く続くとみた方がよさそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]北朝鮮の脅威と中国人民元切り下げで円買い

(米ドル円日足)



年初に上海株価が急落して世界同時株安となった混乱も落ち着いたかと思われた途端、今度は北朝鮮の水爆実験報道。市場の不安心理は再び広がり、リスク回避の動きから円が上昇。本来は日本に対しても核弾頭の矛先が向かうだけに、円売りに反応してもおかしくはない。それだけドル円ロングが積み上がっていたという事だろう。
また、この日は中国が人民元の基準値を引き下げ、対ドルで4年9か月ぶりの安値を付けた。元安を止める介入もなく、政府が中国元安を容認したことを示すものだ。中国景気減速懸念も円買いに拍車をかけた格好だ。
NY市場でも株式が三指数ともに大幅安となり、リスク回避の動きが更に強まるとドル円はこの日の安値となる118円23銭まで下落。その後買い戻しが見られたものの、下落リスクは依然として燻ぶる。
今日の日経平均株価は下落して始まると予想され、ドル円は118円の大台を試す展開が予想される。
ただ、市場の見方が一方向に傾いた時ほど反転のサインとなることが多いのも確かだ。
118円付近で反発するか見極めてからポジションを持っても遅くはない。

ドル円予想レンジ:119円00銭(61.8%)~118円00銭(15年10月15日安値付近)

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[ユーロ米ドル]原油安でユーロクロスの買い戻し

(ユーロ米ドル時間足)


東京時間に北朝鮮の水爆実験報道で何故かユーロも買われる場面も見られたが、その後は押し戻された。
しかし、欧米市場では原油価格が急落したことでユーロが各通貨に対し買い戻しが活発化するなど、底堅い動きとなっている。
サウジアラビアがヨーロッパ向け原油価格を引き下げたことで北海ブレント原油が下落。また、WTIも週間在庫増を嫌気し、終値ベースで7年ぶりの安値となる33ドル台まで下落した。
これを受け、資源国通貨であるポンドやカナダドル、豪ドルといった通貨に対しユーロが一斉に上昇。一時1.07ドル付近まで下落したユーロドルは1.08ドル付近まで買われるなど、久しぶりの買い戻しがみられた。
時間足チャートを見ても、短期的にダブルボトムを形成しており、底堅い動きは続くだろう。
目先は押し目を拾う動きが強まりそうだが、ショートカバーが一巡したところでは中期的なユーロ下落トレンドに戻るとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0830(50%)~1.0720

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[豪ドル円]中国不安と原油安で底値見えず

(豪ドル円日足)


東京市場の前場で北朝鮮水爆実験成功の報道が伝わると豪ドル売りが一気に進んだ。これまで豪ドル円の下落基調が続いていたところだけに、この報道で更に売りを誘う結果となった。
その後買い戻しの動きも見られたが、原油価格の下落に伴い再び下落に転じた。
資源国通貨でもある豪ドルは対円だけではなくユーロやドルに対しても下落。リスク回避の円買いと豪ドル売りが重なり豪ドル円はこの日だけで1円80銭余り下落した。
今年に入ってからみても、高値87円80銭から4円30銭近い下落となっている。
最初は中国株価の下落が主な豪ドル売りの要因でもあったが、それに原油価格の下落が追い打ちをかけた格好だ。
ユーロなどのクロス売りが重なったことで、上値は着実に切り下がっている。
ボリンジャーバンドの下限を大きく下回ったことから、目先はバンドに戻ろうとする動きが予想される。
しかし、全般に弱気のセンチメントが広がっているだけに、戻し売りが上値を抑えてくるだろう。

豪ドル円予想レンジ:84円30銭(BB下限)~82円80銭(15年9月29日安値)

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