ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]中国不安、原油安が市場を揺るがす

東京市場が始まってすぐに上海株が急落。再びサーキットブレーカーが発動されたことで市場は動揺。リスクオフによる円高が進みドル円は117円台に突入。海外株式市場も含め世界同時株安を招くなど、中国発の不安が再び市場を脅かしている。
中国政府は人民元安と株安を食い止めようと、昨日はサーキットブレーカー規制の停止を決定。この報道で一時的に混乱は収まるかに見えたが、市場の動揺を抑えるには至らなかった。
また、原油価格の下落も更に進んだ。中国景気減速による需要の低下を嫌気し、原油価格は一時1バレル32ドル台に突入。12年ぶりの安値を付けたことも市場の不安を誘った。
また、サウジアラビアがイエメンのイラン大使館を空爆したとの報道も加わり、市場にはリスク回避の動きが更に進み、安全通貨としての円が上昇。
北朝鮮の核実験や中国株価急落や人民元安、そして中東情勢の混乱と原油安など、市場の不安感を抑える手段が見えてこない。
中国の外貨準備額が先月から急速に減少しており、米国債を売却するとの噂もありドルの上値を抑えている。
これらの混乱が長引くようであれば、FRBの金融政策にも影響を及ぼしかねない。
そのような状況下で、今日は米国雇用統計の発表を迎える。
市場は3月にもFRBが利上げに動くと予想しているが、雇用統計が予想を少しでも下回るようであれば、ドル売りが強まる可能性が高まる。
反対に、予想を上回るようであれば一時的にポジションの巻き戻しが期待できるものの、不安を払しょくするかは疑問が残る。
雇用統計よりも、今はリスクの高い中国株価や原油価格の動向に市場の注目が集まる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]リスク回避の円高止まらず

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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中国株式市場が始まってすぐに株価が急落したことで再びサーキットブレーカーが発動され取引が停止した。人民元安も止まらず、中国景気減速への懸念が高まり日経平均株価も423円下落。リスク回避が強まり、ドル円は強いサポートとみられていた118円をすんなりと割り込み117円68銭まで下落した。その後は買い戻しが入ったものの、その前の安値となっていた118円25銭には売りが並んだ。
欧州市場に入り、米長期金利の低下やダウ先物が下落したことを機にドル円の売りが再開。117円32銭まで下落した。その後はユーロ円の買い戻しなどからドル円も下げ止まった。
NY市場が始まると一転してドル円は上昇。日経平均先物が上昇したことで、短期筋とみられるドル円のショートカバーも見られた。しかし、東京時間に上値を抑えられたレベル118円25銭付近で上値を抑えられたことで再び下落に転じている。ドル円の売り遅れが多いことを示すものだ。
今日の米雇用統計発表で予想を少しでも下回るようであれば一段のドル売りが強まる可能性が高い。昨年の8月チャイナショックで付けた安値116円付近までの下落も視野に入る。

ドル円予想レンジ:118円30銭~116円90銭

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[ユーロポンド]原油価格の下落でユーロ上昇

(ユーロポンド日足)


東京市場では中国株や日経平均株価の下落によりユーロ円の売りが進んだことでユーロポンドも上値の重い展開となった。しかし、欧州市場が始まるとユーロが一気に上昇に転じた。原油価格が1バレル32ドル台に下落したことから資源国通貨が下落。北海油田を持つ英国のポンドが下落したことで、ユーロポンドの買いが一気に強まった。一旦は0.7469ポンド付近で利食い売りも散見されたが、0.74ポンド前半では再び買いが並んだ。
サウジアラビアが前日ヨーロッパ向けの原油価格を引き下げたこともあり、北海ブレント原油の価格も大きく下落。ポンド売りに対し、ユーロショートの買い戻しが重なりユーロポンドのクロスに市場の注目が集まった。
0.7480ポンドから0.7490ポンド付近では昨年の5月と10月に跳ね返されていることから、今回もこのレベルでは売りが並ぶと考えられる。
上値の重さを確認したところで売りから入りたい。

ユーロポンド予想レンジ:0.7490(15年10月13日高値)~0.7410(38.2%)

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[豪ドル円]82円サポートでダブルボトム形成

(豪ドル円日足)


原油価格が1バレル32ドル台に突入したことで他のコモディティー価格も下落。
中国株価の下落が止まらず、世界的な景気減速懸念からの資源需要の減少が豪ドル安を加速させた。同時に、リスクオフによる円買いの動きが重なり豪ドル円は一時82円を割り込む場面も見られた。82円付近は昨年9月に跳ね返されたレベルであり、強いサポートとして意識されていた。
ただ、引け値ベースでは82円ミドルまで押し戻されていることから、まだ完全に割れてはない。もし、このレベルで跳ね返されるようであればダブルボトムを形成し、目先の底値となるだろう。
反対に、引け値ベースで82円を下回るようであれば80円を目指す展開が予想される。
今日の中国株価と米雇用統計を超えられるかで勝負は分かれる。

豪ドル円予想レンジ:84円30銭(38.2%)~81円90銭(15年8月24日安値)

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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