ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]中国発世界経済先行き懸念、払しょくできず

先週は年初から中国株価が急落し、世界的な同時株安を引き起こした。その他にも悪材料が重なる中で米雇用統計は予想を上回る結果となった。しかし、それでも世界経済への先行き不安が払しょくできずに円高が進んでいる。
週末のアジア市場は上海株が大きく反発。前日に株価の下落の要因の一つとなったサーキットブレーカーを暫定的に停止することを決定。また、資金流出につながった元安を止めるために基準値を元高に設定したことを好感。前日までに漂っていた悲観的なムードがこれで一先ず後退。ドル円も安値から1円余り上昇するなどリスクオフの動きが後退。
市場のセンチメントがやや改善したところで米国雇用統計を迎えることとなった。
発表された米12月雇用統計は非農業部門雇用者数が+29.2万人と予想の+20万人を大きく上回り、11月と10月も同時に上方修正された。これを受けドルは円やその他の主要通貨に対し上昇。しかし、既に円安が進んでいたこともあり上値も限定的となった。
最終的にNY株式市場の下落に歯止めはかからず、3指数ともに大幅下落となったことで再びリスクオフの動きで引けている。
米国経済の回復が示されたものの、それは12月までのものであり今年に入り拡大した不安材料を含まない。この混乱が今後も継続するようであれば、市場はFRBが3月利上げ実施を見送るとの見方が広がる。
しかし、今のところドル売りの動きはそれ程見られず、主に安全通貨としての円買いが進んでいる。
特に、原油価格の下落が更に進んだことで資源国通貨に対する円買いの動きが止まらない。
中国発の世界的株安の流れを食い止めるには、最終的に中国株価下落を食い止めることが優先される。
先週末に反発した中国株価が今週も継続するようであれば、市場の不安感は一先ず後退する。そして、米国経済へと視点が移り始めることになれば先週の雇用統計結果が再度見直されることになるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]下落懸念継続

(米ドル円週足)

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(米ドル円時間足)


先週末の東京市場では中国株が反発したことから、不安感が後退しドル円も上昇に転じた。
年初から中国株価急落で始まり、リスク回避の円高が続いた後だけに大きく反発。117円前半から118円ミドル付近まで上昇し、そのまま米雇用統計を迎えた。
発表された米12月雇用統計も雇用者数が予想を大きく上回ったことでドルは全面高。ドル円も118円80銭付近まで上昇したが、既にショートカバーが入った後だけに上昇幅は限られた。
NY株式市場も発表後は上昇したものの、その後下落。米国債にも買いが入り長期金利が低下するなど、雇用改善も市場の不安感を払しょくするまでには至らなかった。
結果、ドル円は再び東京で付けた今年最安値となる117円32銭まで下落して引けてきた。
結局、上値の重さを確認したことでドル円の下落リスクは寧ろ強まったと言えそうだ。
週足チャートの一目均衡表の雲に突入し、長い陰線のローソク足が伸びてしまっている。
昨年8月のチャイナショック後に付けた116円付近を試しに行く展開が予想される。
中国株価の下落が止まるようであれば、寧ろ買い場のチャンスとみる。

今週のドル円予想レンジ:118円80銭~116円00銭

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[ユーロ米ドル]転換を暗示するトンボ

(ユーロ米ドル日足)

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今年に入り、ユーロドルは1.09ドル前半から200ポイント下落し、最後は再び1.09ドル台まで買い戻されるなど往って来いで終了。
最初はユーロ債や利払いの償還などのユーロ買いも散見。また、原油価格が再び下落したことで資源国通貨などに対しユーロは全面高となった。
先週の米雇用統計発表後に1.08ドル付近まで押し戻されたものの反発するなど底堅い動きを示している。
日足のローソク足を見ると転換を暗示する「トンボ」が現れたことで、昨年後半から始まった下落トレンドを上抜ける可能性が高まった。また、ボリンジャーバンドの下限から放れ、中心線を終値ベースで上回っていることも強気サインとみることが出来る。
ただ、1.1ドルから1.1ドルミドルを上抜け出来ないと再び下落圧力が増し、1.05ドル台を目指す展開に戻りかねない。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1120(61.8%)~1.0700

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[豪ドル円]リスク回避の円高と資源国通貨安

(豪ドル円週足)

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(豪ドル円時間足)

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先週は中国株価急落による中国景気減速懸念から豪ドル売り先行で始まった。また、原油価格も下げ止まらず、資源国通貨を中心とした対円での売りが一気に進んだ。
下落反転のきっかけとなるかと思われた先週の米国雇用統計も一時的な上昇で終わり、再び下落に転じている。
結果的に引け値ベースでも昨年の安値となる82円を割り込んでしまったことから、今週も上値の重い展開が予想される。
この下落を止めるには中国株価の安定と原油下げ止まりの2つの要因が必要となる。
その一つである中国株は先週末一先ず反発に転じており、80円付近で下げ止まるようであれば打診買いを入れてみたい。

今週の豪ドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%)~80円00銭

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