ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]中国先行き不透明感からリスク回避継続

週明けシドニー市場でドル円は117円を割り込んで始まるなど、東京市場が休場の中で円高の勢いが強まった。
先週末に発表された米12月雇用統計は予想を大きく上回ったが、結果的に株価の下落が止まらずリスクオフの動きが継続。中国景気減速懸念による不安感を、堅調な米国経済が支えてくれるとの期待が外れた格好だ。
その中国株式市場は昨日も大きく下落。
中国政府は大株主の売却規制を緩和したものの、資金の流出を抑えることはできずに5%余り下落。中国の先行き不透明感の拡大は欧米の株式市場にも波及し全面安となった。
また、NY市場で原油価格が一時1バレル30ドル台に下落。この動きも市場の不安感を拡大させた。中国の景気減速が原油の需要低下に繋がるとの見方が背景にある。
結果的に中国発により各市場の混乱を引き起こしていることは間違いない。
しかし、昨年8月のチャイナショックの時と同様に、市場の不安感は高まる一方で、それを回避させようとする動きが強まることになる。
この動きを鎮めるには中国の元安と株安を抑えることが不可欠であり、更なる対策が打ち出される可能性が高い。
昨日のNYダウの動きを見ても、引けにかけて上昇に転じるなど、市場が変わりやすいことを示している。
暫く市場はリスクに対して過敏に反応しやすいことから、荒っぽい動きは続く。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]NY株価反転引けで

(米ドル円時間足)

USD_JPY_20160112_jikanashi.jpg

週明けシドニー市場でドル円はいきなり117円を割り込み116円70銭付近まで下落して始まった。
東京市場が成人の日で休場となるなど市場が薄商いの中、先週の安値となる117円30銭付近の損切りを巻き込んだ模様。
注目の中国株式市場はこの日も下落で始まった。
大株主の売却規制も効果は見られず、政府系資金の下支えもなかったことが失望売りを招いたようだ。リスク回避の動きは依然として根強いものの、その後は窓埋めの買い戻しが入った。
欧州市場ではユーロが下落して始まったことでドル買い円売りが先行。
また、豪ドル円やポンド円といったこれまで売られ過ぎていた資源国通貨に対するクロス円の買いも散見。ドル円は安値から117円後半まで上昇。
NY市場では一時118円台に乗せたものの、原油価格が下落したことで再びクロス円の売りが強まりドル円も117円20銭まで下落。
その後NYダウがプラスに転じたことで再び117円後半まで上昇するなど、荒っぽい動きが続いている。
今日も中国株式市場の動向に注目が集まるものの、目先ドル円は売られ過ぎからの反動が出やすい。
昨日のNYダウが上昇に転じたことで休み明け東京市場はリスク回避の動きが後退し、118円を試す展開が予想される。
ただ、不安感が払しょくされたわけではなく、上値も限定的とみる。

ドル円予想レンジ:118円20銭(38.2%)~117円20銭

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[ポンド米ドル]売られ過ぎの反動も

(ポンド米ドル2時間足)

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先週末の米雇用統計発表後にポンドは対ドルで5年6か月ぶりの安値1.45ドル直前まで下落。
週明けシドニー市場では東京市場が休場となり薄商いの中で1.4495ドルまで下落した。
欧州市場ではユーロが売り先行で始まったことでポンドも対ユーロで上昇に転じ、1.46ドル台に浮上した。
NY市場では原油価格が一時30ドル台に下落したことでポンドドルも1.45ドル前半まで下落するなど、ポンド売りの流れに歯止めが掛からない。
今日は11月英国鉱工業生産と製造業生産指数が発表される。また、カーニーBOE総裁の講演もNY時間に行われる。
昨年のクリスマス以降殆ど戻しらしい戻しがなく下落が続いており、短期的な反発のきっかけになるか注目したい。

ポンドドル予想レンジ:1.4660~1.4440

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[豪ドル円]原油価格の下落と中国不安も目先出尽くし感

(豪ドル円2時間足)


週明けシドニー市場ではドル円が大きく下落して始まったことで豪ドル円も81円75銭付近の損切りを巻き込み80円88銭まで下落。流動性が低く、ほとんど出会いのない中で下落したことでその後は窓埋めの動きが強まった。
欧州市場に入るとユーロ売りが強まり対豪ドルでも下落。豪ドル円の買い戻しの動きが加速し83円を付けるなど、安値から2円余りの上昇となった。
NY市場では原油価格が下落したことで81円ミドルまで押し戻されたものの、引けにかけて上昇に転じている。NYダウが反発したことが要因とみられ、リスクオンによる買いも散見された。
中国の先行き不透明感や原油安など豪ドルにとっては年明けからネガティブ材料が続いたが、大分出尽くした感もみられる。
不安感は払しょくされたわけではないが、売られ過ぎの反動も見え始めている。
ただし、83円70銭から88円を上抜け出来ないようであれば再び80円付近を試す展開とみる。

豪ドル円予想レンジ:83円70銭(38.2%)~81円50銭

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