ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]原油価格に振り回され

原油価格がNY市場で一時1バレル30ドルの節目を割り込んだことで株式市場も下落するなど、原油価格の動向に振り回される一日となった。
東京市場は比較的落ち着いた動きとなった。前日大幅安となった上海総合指数が下げ止まり、小幅高で終了したことで市場には安心感が広がった。しかし、日経平均株価の下落は止まらず、この日も500円近く下落するなど、相対的にリスク回避の円買いが進んだ。
欧州市場では、それまで堅調に推移していたユーロが急落。ポンドもこの日発表された経済指標が予想を下回ったことで売られるなど、結果としてドルの買い戻しが強まった。
NY市場では株価が三指数ともに上昇して始まるとドル円も118円台に乗せる場面も見られた。中国株が下げ止まったことを好感した模様。
しかし、原油価格が一時節目の30ドルを割り込んだことで株式市場も押し戻されるなど、原油価格の動向に注目が集まった。結果的に安全な米債券が買われ、米金利低下に伴うドル売りが強まった。

<原油下落の影響>
原油価格の下落は産油国の資産を取り崩すことになり、それが株式などのリスク資産の売りに繋がる。また、物価の下押し圧力となるためFRBの利上げペースを遅くするとの見方からドル売り材料にもなりかねない。原油の下落が続けば米エネルギー関連企業の多くが今年から来年にかけて倒産するとの見方もある。
中国株の急落が原油の需要を低下させる要因となっている。
中国市場が落ち着いたとしても、産油国の減産は見込めず、供給サイドによる原油価格の下落圧力は続くとみられる。
結果として、安全通貨の円が買われ、資源国通貨が売られやすい状況が続いている。

しかし、昨日のNY株式市場を見ると引けにかけて買いが再び強まるなど、徐々に不安感も後退し始めているようにもみえる。
時間の経過とともに市場は不安感に慣れ始めるもので、何かのきっかけ次第では反転する可能性もある。
チャンスを見逃さないようにしたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]短期の保ち合いが収束

(米ドル円時間足)

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東京市場が始まりドル円は一時118円台に乗せたものの、日経平均株価の下落とともに押し戻された。一方、中国株が下げ止まったものの市場の不安心理が燻ぶる中でドル円は117円23銭まで押し戻された。その後はNY株価や日経平均の先物が上昇したことでドル円は再び118円台を試す展開となった。しかし、原油価格が一時30ドルを割り込んだことで円買いの動きが強まりドル円は117円40銭まで押し戻された。
短期的には118円の天井に対し、下値が徐々に切り上がるなど上昇三角形型の三角保ち合いができ始めている。この保ち合いが収束し、天井となる118円を上に放れるか注目。もし、今回上に抜けないようであれば上値の重さを確認したことで、反対に117円割れを再度試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:118円60銭(50%)~117円20銭

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[ポンド円]原油安で下げ止まらず

(ポンド円時間足)

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東京市場では日経平均株価が大幅下落となり、ポンド円もリスク回避の動きから上値の重い展開が続いた。
ロンドン市場に向けて買い戻しが強まり、一旦は171円台に乗せる場面も見られた、しかし、その後発表された英国11月の鉱工業生産指数と製造業生産指数がそれぞれ予想を下回ったことから再びポンド売りが加速。NY時間には前日に付けた安値169円30銭を下回る169円17銭まで下落した。
しかし、その後NY株式市場が三指数ともに大きく上昇したことから170円台まで反発して引けている。短期的には169円前半でダブルボトムを形成する可能性もあり、下げ止まる兆しもある。しかし、原油価格が一時1バレル30ドルを割り込むなど、ここにきて再び下落圧力が強まり始めている。結果的に戻しがあっても一時的なもので、下降トレンドは継続するとみた方がよさそうだ。
今日も原油価格の下落が止まらないようであれば再度169円割れを試す展開が予想される。

ポンド円予想レンジ:171円30銭(50%)~168円00銭

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[豪ドル円]中国貿易収支結果次第

(豪ドル円日足)


(豪ドル円2時間足)

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東京市場では日経平均株価が大幅安となり豪ドル円は82円60銭を高値に81円40銭まで下落した。しかし、欧州市場ではユーロオージーの纏まった売りが出たことで豪ドルは対円でも上昇。NY市場でも株式市場が三指数ともに上昇したことで豪ドル円はこの日の高値となる82円75銭を付けた。その後は原油価格の下落が強まり押し戻されている。
この日は中国株が下げ止まったこともあり、一旦は豪ドルの下落圧力が弱まっている。
日足チャートで見ると、ボリンジャーバンドの下限を上回って終了。
売られ過ぎ買い過ぎを示すストキャスティクスも%Kと%Dが底値から上昇に転じ、クロスするなど、上昇に転じた可能性がある。
今日発表の中国12月貿易収支が予想を上回るようであれば、一旦は買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:83円70銭(38.2%)~81円40銭

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