ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[全般]連休明けNY市場、慎重なスタート

東京時間に発表された中国10-12月期GDPは6.8%と予想の6.9%を下回ったことでリスク回避の円買いや豪ドル売りが強まった。
しかし、この結果を受け中国金融当局が何らかの政策を打ち出すとの期待が高まったことで市場の不安感は後退。上海総合指数は前日の終値から3.22%上昇し、日経平均株価もつられてプラス圏での引けとなった。このマーケットの反応は、これまでの極端な悲観的見方からの変化を表すものと考えられる。
連休明けとなったNY株式市場では中国政策期待から上昇して始まった。ところが、その後イランの原油輸出再開や暖冬による需要減などの懸念から原油価格が更に下落。1バレル28ドル前半まで下落したことで株式市場も一転して軟調な地合いとなった。これを受け再び悲観的な見方に偏るかと思われた。
しかし、この日発表されたバンカメやモルガンスタンレーといった金融セクターの好調な決算などもあり最終的にダウは小幅上昇で終了。
結果的に連休明けNY株式市場は慎重なスタートとなった。先週末に大幅安となったことで今週もその流れを継ぐかと懸念された株式市場だが、パニック的な売りは後退。中国と同様に極端な悲観論は後退したとみる。

原油価格の下落は産油国の投資マネーを縮小させることから予断を許さないものの、市場ムードの変化は買い場のチャンスにも繋がる。
今日のNY時間に発表される米12月CPIや住宅関連指標の結果如何に関わらずNY株式市場が上昇するようであれば、市場の回復は近いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]底値固め

(米ドル円2時間足)

USD_JPY_20160120_2jikanashi.jpg

東京時間に発表された中国GDPが予想を下回ったことで一時売りが強まったドル円も、その後じりじりと回復。中国当局への金融政策期待からリスクオフの動きが後退。欧州市場では118円台に乗せるなど、一時の極端な悲観論は後退したようにみえる。
連休明けとなったNY市場では原油価格の下落が止まらず、株価下落に併せドル円は117円32銭まで下落した。しかし、東京市場で付けた安値117円24銭には届かず、クロス円などの下支えなどから117円ミドルに押し戻されて終了。
2時間足チャートでボリンジャーバンドは横這いから徐々に上昇に向かい始めている。
年初から続いている下降トレンドラインを明確に超えていくようであれば50%戻しとなる118円ミドル付近も視野に入る。
昨日の東京時間に付けた安値を下回らないようであれば買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:118円60銭(50%)~117円30銭

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[ポンド円]カーニー総裁発言で上昇目途消える

(ポンド円時間足)

GBP_JPY_20160120_jikanashi.jpg

東京市場でポンド円は上昇。
日経平均の上昇や中国金融当局への政策期待からリスクオンの動きが強まり、167円から169円台へ2円余りの上昇となった。
ロンドン時間に発表された英国12月コアPPIが+0.1%と予想の-0.1%を上回ったが、その後のカーニー総裁発言待ちとなり反応薄となった。
そのカーニー総裁の発言でポンド円の上昇期待は一気に後退、下落に転じた。
総裁の「今はまだ利上げ時期ではない」「世界経済は弱く、英国成長は減速」「英国のインフレはより長期に渡って低いままだろう」との発言でポンドは一気に下落。これまで利上げに対して前向きな発言を繰り返していただけに市場の失望売りを誘った。ポンド円は169円から166円34銭まで2円70銭近い下落幅となった。
ただ、前日に付けた最安値の166円18銭を前に辛うじて下げ止まっている。
短期的なポンドのショートポジションが積み上がっているためと思われ、一旦は買い戻しが入りやすい状況となっている。
しかし、総裁発言により利上げ期待は後退したことで上値は限定的となった。
166円18銭から166円を割り込むようであれば次の大台となる165円を目指す展開とみる。

ポンド円予想レンジ:167円70銭(50%)~165円00銭

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[豪ドル円]中国政策期待で買い戻されたものの

(豪ドル円2時間足)


東京時間に発表された中国10-12月期GDPが6.8%と予想の6.9%を下回った。年ベースでみても6.9%と25年ぶりに7%を下回った。発表後豪ドル円は81円から80円20銭付近まで下落。しかし、市場では中国金融当局の政策期待が高まり買い戻しの動きが強まり、欧州市場で82円台まで上昇。
連休明けとなったNY市場では買いが先行して始まったものの、その後原油価格が28ドル台に下落。リスク回避の円買いや資源国通貨売りが強まり豪ドル円は81円台に再び押し戻されて終了。
結果的に下降トレンドラインを超えられずに押し戻された。
中国懸念は一先ず後退しても原油価格の下落が止まらず、豪ドルの上値は依然として重い。
今日の中国株式市場が前日に引き続き上昇して終わり、NY株式市場も底堅い動きを見せるようであれば一先ず下げ止まりとみる。
ただし、積極的な買いを入れるにはまだ時間が必要だ。

豪ドル円予想レンジ:82円15銭(前日高値)~80円80銭(50%)

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