ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-02

[米ドル円]115円乗せが流れの節目

(米ドル円日足)


G20ではほぼ予想通りの内容となり、不安感を完全に払しょくするには至らなかった。しかし、先週末の流れを見るとドル円は久しぶりに上昇の勢いがみられた。G20前のポジションの巻き戻しが主な上昇要因とみられるが、米国経済への期待からのドル買いも目立ち始めた。
今週は米2月ISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計といった重要な指標発表を控える。特に米2月ISM非製造業景況指数は国内需要の底力が残るものか注目される。
注目の雇用統計での雇用者数は前月の反動から19.3万人増と見込まれる。ただ、大雪の影響やエネルギー関連の失業者数が増加していることもあり、予想外の下振れには注意したい。
テクニカル的にみると、115円という大台が大きな節目となるだろう。
115円付近は111円をダブルボトムとしたネックラインでもあり、フィボナッチの38.2%戻しとも一致する。また、黒田レンジの下限と認識されていたことから、心理的にも大きな節目となる。このレベルを上抜けするようなら50%戻しとなる116円ミドル付近が視野に入る。

今週のドル円予想レンジ:116円40銭(50%)~112円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロポンド]上昇トレンド継続

(ユーロポンド週足)


先週は週明けから英国のEU離脱観測が高まりポンドが下落して始まった。同時にユーロも売りが強まったものの、ポンドからユーロへ乗り換える動きも目立った。
昨年末から市場の混乱が始まり、それとほぼ同時期にユーロポンドの上昇トレンドが始まった。それだけ、市場の混乱の影響を受けにくい通貨ペアということであり、この混乱が続く間は上昇も続くだろう。
0.8000ポンドの節目では一旦は売りが並ぶとみるが、勢いがあればフィボナッチ61.8%戻しとなる0.8100ポンド付近までの上昇も見込める。市場が安定するにはまだ時間がかかることから、中長期のポジションとしてキープしたい。

今週のユーロポンド予想レンジ:0.8100(61.8%)~0.7800

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[豪ドル米ドル]RBA会合とG20後の中国動向

(豪ドル米ドル日足)


先週は0.7260ドルの上値を何度か試しに行ったが結果的に跳ね返されるなど、上値の重さが寧ろ確認された。先週末の売りは米ドルの買いが強まったためで、特に豪ドル売りの材料があったわけではない。下値はボリンジャーバンドの中心線の位置する0.7120ドル付近で下げ止まったものの、ほぼ安値圏で引けている。
先週末に上海で開かれたG20では中国経済や人民元安を抑える姿勢が示された。しかし、中国の構造改革は市場の混乱を更に高める可能性もあり、不安感は燻ぶる。最近の豪ドルの動きをみると、中国の影響が低下しているものの予断は許さない。
今週は豪州10-12月期経常収支や10-12月期GDP、1月住宅建設許可件数、そして注目のRBA会合が開かれるなど、豪ドルの流れを見極める重要な週となる。
指標は全般に前回から悪化するとの予想が多いだけに、豪ドルの下振れリスクが高まる。また、RBA会合では追加緩和の可能性や、豪ドル安を誘導するような内容が声明に盛り込まれる可能性が高い。しかし、それらは既に織り込んでいることから大きな下落には繋がりにくい。
1月からの上昇トレンドは依然として継続されているものの、0.7ドルを下回るようであればトレンドの終了とみることが出来る。
今週は上昇トレンドの流れが変わるか見極める重要な週となる。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7270(BB上限)~0.7040(50%)

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[全般]G20と米国経済

先週はG20を控えポジション調整の動きが強まる中、米国経済の底堅さが示された。
今週はG20の市場安定に向けた声明を、市場がどう受け止めるかで大きく流れが左右される。期待通りの結果が得られない場合にはこれまで以上に不安定な相場に陥る可能性が高い。
G20声明
・ 経済減速阻止に向けすべての政策手段を用いる
・ 成長を押し上げるために金融・財政・構造改革を総動員する
・ 金融政策だけではなく財政出動を実施する
・ 通貨の競争的な切り下げを回避する
・ 資本移動の監視を強化する
などが声明文に盛り込まれた。
特に、為替に関しては「過度の変動や無秩序な動きは経済及び金融の安定に対して悪影響を与えうる」との文言を盛り込んだ。主に人民元に対してのものだが、最近の急速な円高に市場がどう反応してくるかに注目。
一先ず、財政出動や新興国からの資本流出を抑制するものなど、予想通りの内容ではあり、期待を裏切るような内容ではない。しかし、金融問題を抱えるドイツや、難しい中国構造改革などから実際にどこまで推し進めることが出来るのか疑問が残る。
これを受けた週明け東京市場では、先週の流れを受け継ぐ形でリスク選好の動きで始まるとみている。ただ、不安感が完全に払しょくされたわけではなく、欧米市場の反応は異なるものになる可能性も高い。
今回は原油価格の安定や日欧などの過度な金融緩和に言及がないことも、物足りなさが残る。結果的に、市場の流れを変える程のインパクトを与えることはないとみる。

一方、今週は米雇用統計やISMなど重要指標が発表される。
先週末に発表された米10-12月期GDP改定値やPCEコア・デフレーターは予想を上回る好調な結果となりドルが全面高となって引けている。
今週も引き続き好調な結果となれば、米経済の回復力が改めて意識されることになり、ドル買い圧力が高まり、市場の安心感が広がるきっかけになるとみる。
最終的に米国経済が世界のけん引役としての立場を築くことが、市場の混乱を抑える唯一の方法になりそうだ。

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[米ドル円]原油高株高で安心感広がる

(米ドル円2時間足)


昨日111円付近まで下落したドル円はその後反発。昨日は日経平均株価が上昇して始まったことで112円60銭まで上昇。その後は中国株や日経平均先物が下落したことから押し戻されたものの、112円割れには買いが並んだ。
欧米市場にかけて再び買いが強まり、NY時間には113円台に乗せる場面も見られた。
サウジアラビアとロシアが3月に再び会合を開くとの報道から原油価格が上昇したことや、この日発表された米1月耐久財受注が10か月ぶりの大幅増となったことが好感。リスク回避が後退し円が全面安となった。
この動きは今日から始まるG20を控えたポジション調整との見方もあるが、米経済の底堅さが改めて示されたとも考えられる。
いずれにしても、G20への期待感が徐々に膨らみ始めている。
その期待に応えられるか、或いは失望に変わるのか、週明け東京市場の動きはどちらかに大きく動くことになる。ポジションは出来るだけ小さくしておきたい。

ドル円予想レンジ:113円40銭(61.8%)~112円30銭

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[ポンド円]下降トレンド継続で戻り売り

(ポンド円2時間足)


昨日発表された英国10-12月期GDP改定値は0.5%と予想通り前期から横ばいとなった。英国経済自体は堅調な地合いを続けているものの、EU離脱懸念からの売りは継続。
今日から始まるG20を控えポジション調整の買い戻しが入っている。しかし、これまでの下落幅を見ると戻し幅はあまりに少ない。それだけ下落圧力が強いとみることが出来る。

2月1日の高値175円から20円余り、今週から7円余り下落。前日に付けた安値154円75銭から3円反発している。
ドル円がポンド円を大きく押し上げただけで、ポンド自体はまだ下落トレンドが続いていると思われる。
週末でG20を控えた調整の戻しは今日も入るとみているが、最終的に下降トレンドに戻るとみている。
G20前に戻りを売るのはリスクが高く、来週の動きを見てから売りを出したい。

ポンド円予想レンジ:159円00銭(38.2%)~156円00銭

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[豪ドル米ドル]底固めから上昇へ

(豪ドル米ドル日足)


昨日の東京時間に発表された豪州10-12月期四半期民間設備投資は0.8%と予想の-3.0%を大きく上回った。市場の反応は限られたものの、豪州の景気の底堅さを示すものだ。
昨日は上海株式市場が大きく下落したこともあり、積極的な買いは見られなかった。しかし、原油価格の上昇や、欧米株式市場が軒並み上昇したことでリスクオンによる豪ドル買いが強まった。
0.7250ドル付近の強いレジスタンスに上値を抑えられているものの、底値は徐々に切り上がっている(上昇チャネル参照)。ボリンジャーバンドも上向きが継続しており、市場は上値を抜くタイミングを探り始めているように見える。
今日の欧米株式市場の動向次第ではG20を前に上抜けする可能性が高い。

豪ドルドル予想レンジ:0.7270 (BB上限)~0.7190

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[全般]G20前の調整か

昨日も原油価格の動向に振り回された格好だが、市場には今日から始まるG20への期待も高まり始めている。
昨日の東京市場では日経平均株価が上昇したことでリスク選好の円売りで始まった。しかし、上海総合指数が大幅安となったことで引けにかけて再び円の買い戻しが強まった。
しかし、欧米株式市場が上昇して始まったことで再び円安が進行。
この日発表された米1月耐久財受注が4.9%と予想の2.7%を大きく上回ったことや原油価格が上昇したことでリスク回避の動きが強まった。ロシアとサウジアラビアが3月に会合を開くとの報道や、ベネズエラ石油相が価格安定のために複数の産油国と会談していることが原油価格を押し上げた。上海を除いた主要な株式市場は上昇し、買われ過ぎた円の売り戻しが入る結果となった。
昨日の動きはG20を控え、株式や為替、そして原油市場などにポジションの巻き戻しが入ったと思われる。
G20では今回の混乱の要因の一つとなった新興国からの資本流出を抑えるための指針を打ち出すとみられる。また、各国の財政出動拡大に動くとの見方もある。既に、中国はGDP比4%、もしくはそれ以上に財政赤字を引き上げる提案をし、日本も5兆円規模の補正予算の検討に入っている。
今回のG20でこれらを各国が受け入れ、協調体制が示されるようであれば混乱は抑えられるだろう。反対に、協調体制に乱れが生じれば再び円高、株安といった不安定な相場に戻ることになる。
今日も最終的なポジション調整の動きから、円安や株高の動きが強まるとみる。
G20後の週明けはどちらにも動けるようにポジションは軽くしておきたい。

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[米ドル円]111円の面合わせ

(米ドル円2時間足)


明日から始まるG20での円高阻止への期待は後退している。
前日の米財務省高官発言に次いで、昨日は米財務長官がG20での危機対応はないといった発言。協調して円高を阻止するのは難しそうだ。一方、中国国内での景気対策や人民元安定へ向けた動きが示される可能性は高い。
また、今回は原油価格の動向に大きく影響を与えるロシアやサウジの参加。話し合いが進めば原油上昇の糸口となり、株高円安にもつながる。
しかし、今の時点でのG20への期待は低く、その分だけ失望売りは出にくい。
短期の投機筋を中心としたドル円の売りが目立つ中で、昨日は111円05銭まで下落。2月11日に付けた安値110円98銭とほぼ面合わせとなり、その後反発に転じている。
短期的にはダブルボトムを形成し、底値の堅さを確認した格好だ。
111円60銭付近を下回らないようであれば、短期的に一段の上昇も見込めそうだ。

ドル円予想レンジ:113円00銭(50%)~111円60銭

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[ユーロポンド]上昇トレンド継続

(ユーロポンド週足)

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1月21日にドラギ総裁が3月のECB会合で更なる追加緩和を検討しているとの発言から始まったユーロポンドの上昇がここにきて更に加速し始めている。
英国のEU離脱によるリスク懸念からのポンド売りが強まっている。フィボナッチ50%戻しでもあり2月11日に付けた0.79ポンドを上抜いたことで次の上値目途はフィボナッチ61.8%戻しの0.81ポンドが意識される。その手前の0.80ポンド付近は一昨年の夏以降にもみ合いが続いたことから、強いレジスタンスになる。
市場の不安定な動きの中で唯一方向性が明確なユーロポンドに市場の注目は集まりやすい。
3月のECB理事会が近づくだけに、もう一段のユーロポンドの買いが強まりそうだ。

ユーロポンド予想レンジ:0.8000~0.7880

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[豪ドル米ドル]上昇チャネル継続か下値試す

(豪ドル米ドル4時間足)


アジア市場で堅調な地合いで推移していた豪ドルドルは欧州市場に入ると一転して下落。欧州各国の株価下落が進んだことでリスク回避の豪ドル売りが強まった。
NY市場に入ると更に売りが強まり0.7145ドルまで下落したが下げ止まった。このレベルは38.2%戻しのレベルであり、上昇チャネルの下限でもあり意識された。
原油価格が上昇に転じるとNY株式市場も上昇。豪ドルもつられて反発して0.72ドル台に押し戻された。一旦は利食い売りが並んだ模様で、再度0.71ドルミドルの底値を試す展開とみる。下げ止まりが確認されたところで再度買いを入れていきたい。
もし、このサポートを下抜けするようであれば0.7070ドル付近までの下げも視野に入るため、損切りはタイトに置く。

豪ドルドル予想レンジ:0.7250~0.7150

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[全般]G20と原油価格

原油価格が下落し、G20への期待も後退、米国景気減速懸念も加わり株安円高の動きが加速。しかし、その後は原油価格の反発で株やドル円が買い戻されるなど、荒っぽい動きが続いている。
昨日の東京市場では前日に下落した原油価格やNY株式市場の影響を受け円高が進んだ。一方、中国株価は引けにかけ急反発したことで円売りの動きが強まったもののNY市場で再び上昇。ルー米財務長官がG20財務相中央銀行総裁会合で「危機対応はない」と発言。また、この日発表された米2月サービス業PMIが49.8と景気拡大と縮小の節目となる50を下回った。更に、原油価格も下げ止まらず、NY株式市場は下落して始まった。
これによりドル円は一時111円05銭まで下落したが、その後反発。原油在庫が予想を下回ったことで原油価格が反発。経営破綻が懸念されていたシェールガス大手決算が何とか持ちこたえたことなどが安心感を広げた。マイナスに落ち込んでいた株式市場は一気にプラスに転じたことでドル円のショートカバーが入った。
明日から始まるG20への市場の期待はそれ程高まっていないことから、寧ろ好材料が出れば反応しやすい状況となった。
今回のG20は中国で開かれることから、中国景気対策や人民元の安定化策が打ち出される可能性が高い。また、原油価格の動向を握るサウジやロシアも参加することから、原油安への対策が更に進めば円安材料として受け止められる。
原油や人民元の不安定な動きを止める特効薬となるのか、一時的なカンフル剤となるのか注目される。
その市場の不安感を払しょくさせるには米国の景気と金融政策に注目が集まる。
昨日発表された2月の米サービス業PMIの落ち込みは強い米国内需に不安感を落とすものとなった。
G20を直前に控え、今日も市場は短期筋中心の荒っぽい動きが続く。

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[米ドル円]ドル高けん制発言やリスク回避

(米ドル円4時間足)

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東京市場では、前日に米財務省高官がG20で競争的な通貨切り下げをしないように強く主張すると発言したとの報道が意識された。日経平均株価が上昇したものの、ドル円は112円を割り込み111円98銭まで下落。その後買い戻されたものの、日経平均先物が下落したことで再び下落に転じた。
NY市場では原油価格が5%近く下落し株式市場も下落。リスク回避の円買いが強まりドル円はこの日の安値となる111円78銭まで売り込まれた。その後は短期筋のショートカバーが入り112円42銭まで上昇したものの、買い一巡後は再び111円台に押し戻されるなど、上値の重い展開が続いた。引けにかけてはジョージ・カンザスシティー連銀総裁が「ドル高が製造業の逆風になっている」と発言するなど、ドル高懸念が意識される。
今日の東京市場では再度111円台の攻防が予想される。ただ、G20への期待もあり下押しがあれば、買い戻しておきたい。

ドル円予想レンジ:112円60銭~111円50銭

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[ユーロ米ドル]英国離脱とドイツ経済への懸念

(ユーロ米ドル日足)


東京市場では前日の米財務省高官発言でドル売りが強まりユーロは対ドルで底堅い動きが続いた。しかし、欧州時間に発表されたドイツ2月IFO企業景況感指数が予想を下回ったことでドイツ経済への懸念が広がった。前日の英国EU離脱問題も冷めやらぬ中で、ユーロは下落幅を拡大した。ユーロドルは下値の節目とみられていた1.1ドルを割り込み1.0988ドルまで下落。
その後NY株式市場が下落に転じたことでユーロの買い戻しが入り1.1036ドルまで反発したものの、上値の重い展開が続いている。
ユーロは2月に入り、それまで続いた保ち合いを上抜けして上昇。その後1.14ドル手前から再び下落に転じ、もみ合いの上限に戻る往って来い。
フィボナッチ50%戻しとなる1.09ドルミドルには中期の上昇トレンドラインが位置するなど、強いサポートレベルとなる。このレベルを下抜けすると1.07ドル付近が次のサポートになる。

ユーロドル予想レンジ:1.1050~1.0940(50%)

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[豪ドル米ドル]0.72ドルミドル超えに失敗

(豪ドル米ドル2時間足)


0.7250ドルを上抜け昨年末に付けた高値0.7330ドル付近を試すかと思われたが、結果的に失敗に終わった。
中期的な上昇トレンドは継続しているものの、一旦は下押し圧力が増しており、今日は底値を探る展開とみる。
下値目標としては半値戻しの0.7160ドル付近。このレベルで一旦は下げ止まるとみるが、それ程強いサポートにはならない。その下の0.7140ドルは61.8%戻しであり、上昇チャネルの内側のラインにあたることから強いサポートになるとみてよいだろう。
上昇トレンド継続とみて、下げ止まりから反転するタイミングで再び買いを入れていきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7250~0.7140(61.8%)

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[全般]原油安によるリスク回避

サウジ石油相発言で原油価格が下落し、それが株価下落と円高を招く結果となった。
昨日の東京市場では日経平均株価が底堅い動きで始まったことでドル円も113円台に上昇するなど、堅調な地合いでスタートした。しかし、その後は再び円買いが強まり、ドル円は112円を割り込んだ。前日に米財務省高官が通貨安競争へのけん制発言をしたことが要因とみられる。この発言により、G20での円高阻止への政策協調は難しくなったとの見方が円買いを促した。
欧州市場に入ると原油価格が下落して始まった。サウジ石油相が一定の生産を維持するとしたものの、目的は顧客の需要を満たすことだと発言。市場は減産に否定的な発言と受け止めたことで原油価格の下落につながった。これまでの発言とそれ程変わったものではなかったが、市場で減産への期待が後退したことで失望売りが出たと思われる。
それだけ、市場はまだ不安定な状態という事になる。
NY市場では原油安によりエネルギー関連株が売られ、株式市場は三指数ともに下落に転じた。結果的にリスク回避の動きが強くなり、ドル円は111円台に再び下落した。その後はショートカバーで押し上げられたが、再び下落に転じるなど荒っぽい動きが続いた。
G20を控え、投機筋を中心とした円を狙い撃ちにする動きが目立ち始めている。
前日の米財務省高官発言に続き、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁が「ドル高が製造業の逆風になっている」と発言。ここにきてドル高への懸念を示す発言が増え始めている。これまで、このような発言は何度かあったが、市場への反応は限られていた。しかし、米金利引き上げへの期待が後退したことで市場は神経質になり始めている。
G20では為替の安定に向けた政策協調が示されるとみられるが、市場の安定に繫がるかは疑問が残る。
その不安感が原油安や株安、そしてリスク回避の円買いに反応しやすい状況にある。ただし、投機筋を中心とした動きが目立つことから、瞬間的な荒っぽい動きに振らされないように注意したい。

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[米ドル円]リスク回避後退でも上値重く

(米ドル円30分足)


週明け日経平均株価や上海総合指数が上昇したことでドル円は112円ミドル付近から113円台に上昇。リスク回避の動きが強まった。
欧州市場でも原油高などを背景に株価が軒並み上昇して始まったことでドル円はこの日の高値となる113円39銭まで上昇した。しかし、ユーロ円やポンド円といったクロス円の売りがドル円の上昇を阻止。
また、NY時間には米財務相当局筋が「米国はG20で外国為替市場での不均衡回避を強調する」「米国はG20で競争的な通貨切り下げをしないよう強く主張する」と発言したとの報道が伝わると、ドル円は112円80銭付近まで押し戻された。
この報道は人民元を意識したものと思われるが、市場はG20での円高阻止を狙う日本へのけん制と受け止められた。
しかし、週明けから世界的な株高や原油高の動きが強まったことは強いドル円の下支えとなる。ユーロ円やポンド円の下落が止まればドル円はもう一段の上昇が見込める。
ただ、中期的な下降トレンドラインが113円ミドル付近にあり、フィボナッチ50%戻しと重なる。
このレベルを超えるようであれば、市場のセンチメントは短期的に強気に変わる。

ドル円予想レンジ:113円60銭(50%)~112円60銭(先週末NY終値)

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[ポンド円]EU、離脱回避へ合意

(ポンド円週足)

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(ポンド円30分足)


英国がEUに留まることをEUが全会一致で合意したことでポンドは上昇するかと思われた。
しかし、ロンドン市長などEU離脱を求める動きは根強く、週明けからポンドは下落して始まった。
6月に国民投票実施が決定したものの、市場は英国が離脱する可能性が高いとの見方が優勢。英国が離脱した場合は、英国自身の不確定要素が多いことからポンドは買いにくい状況となっている。また、一時収まったかと思われたスコットランドの独立の動きが再燃するとの見方も、ポンド売りにつながったと思われる。
離脱の決定にはまだ時間があり、今後も紆余曲折する可能性が高い。
ポンドが下げ止まるようであれば、先週末のNY終値であり30分足フィボナッチ61.8%戻しとなる162円付近までの反発も視野に入る。
反対に、昨日のロンドン市場で付けた高値160円ミドルで上値を抑えられるようであれば再び159円の底値を試す展開とみる。

ポンド円予想レンジ:160円50銭~156円00銭(週足50%)

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[豪ドル米ドル]BB上限とダブルトップ

(豪ドル米ドル日足)

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週明けから世界的な株価上昇や原油高で豪ドルドルは堅調な地合いとなった。
先週末のNY市場から始まった豪ドル買いの勢いを引き継ぎ、昨日の豪ドルドルはほぼ一本調子で上昇が続いた。
アジア市場から欧米市場にかけて株式市場が全面的に上昇したことを好感。また、原油価格が再び大幅高となったことも資源国通貨である豪ドル買いを促した。
ただ、ボリンジャーバンドの上限や2月4日に付けた高値0.7240ドル付近では売りが並んでおり、上値が抑えられた。このレベルを上抜け出来ないと、豪ドルはダブルトップを形成。ネックラインとなる0.70ドル付近を目指す展開とみる。
0.72ドルミドルを明確に上抜け出来れば0.73ドルミドル付近を目指す展開とみる。
市場の勢いは強く、もう一段の上値を試す可能性が高い。

豪ドルドル予想レンジ:0.7300~0.7140(38.2%)

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[全般]株高でも円高

EUが英国離脱を回避するためのEU改革案に合意したものの、週明けのシドニー市場でポンドは急落。
一方、日経平均株価や上海総合指数も堅調な地合いとなったことでリスク回避の動きは後退。ドル円も113円台に戻すなど、底堅い動きでスタートした。
欧州市場でもアジア株式市場の上昇や原油高を背景に各国株式市場は上昇。ドル円は113円40銭近くまで上昇するなど、リスク選好の動きが強まった。
この日はIEA(国際エネルギー機関)が今年は原油の供給過剰により価格低迷が長期化するとの見通しを示した。しかし、長期的にみると世界の総需要が増えるとしたことを市場は好感。WTIは1バレル32ドル台に上昇したことでNY株式市場も三指数ともに大幅上昇となった。
米長期金利も上昇しドル買いも強まったが、円高の動きが同時に進んだことでドル円は寧ろ押し戻された。
EU離脱懸念が燻ぶるポンドの下落が止まらず、それにつられたユーロも下落したことで両通貨のクロス円の売りが強まったためとみられる。
また、米財務省当局筋の話として「米国はG20で外国為替市場での不均衡回避を強調する」「米国はG20で競争的な通貨切り下げをしないように強く主張する」とした報道もドル円の売りを誘った。この内容は主に人民元に対するものと思われるが、市場は円高阻止への動きが難しくなるとみたのだろう。
円売りの動きが抑えられた理由には日銀のマイナス金利の効果に対する懸念がある。
3月にはECBの追加緩和実施が予想される中で、日銀がマイナス金利幅を拡大したとしても逆効果との見方も浮上。
今の時点で円高を止める唯一の材料となるのは原油高や株高の効果と限定的になると、円安へ向かう要素がなかなか見えてこない。
一方で、リスク材料も大分出尽くしてきたこともあり、極端な円高も考えにくい。

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[米ドル円]下落懸念再燃

(米ドル円週足)

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(米ドル円時間足)


原油価格やNY株式市場の下げ止まり感が広がり、市場の混乱は一先ず収束に向かうかと思われた。しかし、先週末には日経平均株価が再び下落したことでドル円は112円台に突入。NY市場でも原油価格が再び下落するとNYダウも小幅下落に転じるなど、再びリスク回避の動きが強まった。ドル円は強いサポートとみられた時間足フィボナッチ61.8%戻しとなる112円45銭を下回り112円30銭まで下落。週足ベースでみると一目の雲の下限でもあり週足フィボナッチ38.2%戻しとなる115円を上抜け出来ずに押し戻された。
結果的に上値の重さを確認したことで再び下落懸念が強まった。
今週はG20が開かれ、原油安や株式市場の混乱回避のための協調姿勢が示されるとみられる。しかし、何らかの具体的な措置が盛り込まれないようであれば効果は限定的となる。
ただし、協調して円高進行を阻止するというような文言が加われば話は別だ。
市場には介入警戒感が高まり、ドル円は一気に115円を上抜く可能性が高まる。それでなければ、再び111円割れを試す展開になりかねない。

今週のドル円予想レンジ:114円00銭~112円90銭(時間足50%)

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[ポンド米ドル]EU、離脱回避へ合意

(ポンド米ドル日足)

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先週末にEUが英国の離脱を回避するためのEU改革案に合意したとの報道が流れた。NY市場の引け間際に発表されたことから、本格的な反応は週明けに持ち越された格好だ。
先週のポンドはこの会議の結果を前に買い戻しの動きが強まっていた。結果発表後もポンド買いが先行するなど、離脱回避はポンドにとってはプラス材料と受け止めたとみられる。
確かに、この合意内容は英国の主張を受け入れたものであり、ポンドの勝利という事になる。しかし、最近の英国経済はEUよりも堅調であり、残留はEUの犠牲を負担することにもなりかねない。しかし、これまでの動きをみると、国民投票はポンドのリスク要因として受け止められていた時期もある。
この合意により、キャメロン英首相は6月にもEU残留の是非を問う国民投票を行うと表明。今後4か月間は思惑が交錯し、ポンドは荒っぽい動きになるとみる。
目先は、一先ず離脱というリスクが後退し、市場はポンド買いに反応してくるだろう。

今週のポンドドル予想レンジ:1.4510(61.8%)~1.4100(BB下限)

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[豪ドル円]ダブルトップのネックラインに注目

(豪ドル円日足)


原油価格の下げ止まりで一時は上昇も見られた豪ドル円だが、週末にかけて再び下落に転じた。原油価格が再び1バレル30ドルを割り込んだことや、日経平均株価の底が見えないことが豪ドル円の上値を重くしている。
12月から始まった中期下降トレンドラインは依然として継続するものの、ボリンジャーバンドは横ばいに変化。目先はもみ合いに入った可能性が高い。
今週はG20が開催され、混乱収束に向けた協調姿勢が示されるとみられる。開催前には期待感から買いが強まるとみるが、目先の方向を定める決定的な材料は見当たらない。
豪ドル自体は売りが一巡しており、横ばい状態が続いており、豪ドル円はドル円次第ということになる。
米ドル主導で動くようであれば、豪ドル円は79円から82円ミドルのレンジ相場。
円主導の相場となれば、79円を割り込み今年の安値77円ミドルを再度試す展開とみる。反対に、G20での協調が功を奏するようであれば86円を目指す展開もある。

今週の豪ドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%)~79円00銭(BB下限)

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[全般]G20への期待と失望

先週は原油やNY株式市場の下げ止まり感が広がり、これまでのような極端な悲観論は後退。しかし、今回の混乱は複合的なもので、市場の不透明感は依然として燻ぶる。
今週開かれるG20財務相中央銀行総裁会議ではその不安感を払しょくできるか、市場の注目が集まる。
先週はサウジとロシア、そして主要産油国が原油の生産を1月の水準で凍結することで合意。減産にまでは至らなかったものの、市場には一先ず安心感が広がった。
また、FRBメンバーのハト派的な発言が相次いだことから利上げ観測が後退。
先週発表された米経済指標は総じて米経済の底堅さを示すものも多く、NY株式市場は落ち着きを取り戻した。
しかし、週末には再び日経平均株価が下落しリスク回避の円高が強まるなど、依然として不安定な相場展開は続いている。
今週開かれるG20では株価や原油の下落、中国人民元安など金融市場の混乱に対し、危機回避に向けた話し合いが行われる。市場に対し、どこまで強い政策協調が打ち出されるかに注目が集まる。
会合では原油安や人民元安、米国金融政策などが話し合われると思われる。今回は中国での開催となり、中国政府が危機回避に向けた強い姿勢を示すことが出来ればそれなりの効果は期待できる。しかし、具体的な政策が打ち出されないようであれば失望感から、やっと落ち着きを取り戻しつつある市場が再び混乱に陥るリスクも抱える。

市場の注目は米国経済と今後のFRB金融政策に集まる。
今週発表される米10-12月期GDP改定値は前期から大きく落ち込むと予想されるが、これは既にイエレン議長の発言などもあり織り込まれているとみる。一方、1月から始まった市場の混乱が米1月個人消費支出や1月住宅販売件数、1月耐久財受注といった重要指標にどこまで影響を及ぼしているかに注目。予想以上に影響を受けているようであれば利上げ観測は更に後退しドル安に繋がる。一方で、株価上昇に繋がるようであれば、リスクオフの円高も同時に強まることになる。
いずれにしても、今回のG20でも市場の混乱が収まらないようであれば、更にリスク回避による一段の円高ドル安が進むことになる。

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[米ドル円]週末のポジション調整

(米ドル円時間足)

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東京市場では日経平均株価が上昇して始まったことでドル円は114円前半での底堅い動きで始まった。しかし、その後ブラード・セントルイス連銀総裁が「インフレ期待低下で利上げは賢明でない」と発言したことでドルが全面安となった。
欧州市場に入り日経平均先物が下落に転じたことや、米長期金利が低下したこともドル円の上値を重くした。
NY市場では株式市場がこれまでの上昇の反動もあり、三指数ともに4日ぶりにマイナスに転じたことでリスクオフの動きから円が全面高。引けにかけて下落幅が拡大したことでドル円は113円前半まで下落した。
来週はG20が中国で開催され、そこで市場の混乱を抑えるような政策協調に期待がかかる一方で、失敗すれば混乱が再燃するリスクもある。
週末という事もあり、ポジション調整のドル売りが出始めているが、一巡すれば再び買い優勢となるだろう。

ドル円予想レンジ:114円00銭~112円90銭(50.0%)

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[ユーロポンド]EU離脱を巡りポンド買い

(ユーロポンド8時間足)

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欧州株式市場は前日に引き続き上昇して始まった。ECBの追加緩和期待から株価が上昇するとユーロが下落するという動きが続いている。
この日のユーロは対ドルだけではなく対ポンドでも下落。キャメロン英首相がEU大統領に改革案受け入れ協力を要請したことでポンド買いが強まった。
ただ、英国のEU離脱問題は今後も予測不能であり、ポジション調整のきっかけに過ぎない。
0.77ポンド付近は上昇過程で上値を抑えられたレベルで、直近の安値でもあり意識された。
このレベルを下回ると次のサポートは61.8%戻しとなる0.7660ポンド付近で、上昇トレンドにもあたる。
上昇トレンド継続の中で、0.7660ポンド付近まで下押しがあれば買いを入れておきたい。

ユーロポンド予想レンジ:0.7770~0.7660(61.8%、上昇トレンドライン)

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[豪ドル円]ダブルトップのネックラインに注目

(豪ドル円時間足)

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東京時間に発表された豪1月新規雇用者数はマイナス7900人と予想のプラス1.3万人を大きく下回った。同時に発表された失業率も6.0%とこちらも予想の5.8%を0.2ポイント上回る悪化となり豪ドル売りが強まった。ちょうど前回の高値82円ミドルを試そうという時だっただけに、ロングの投げを誘った格好だ。その後発表の中国1月CPIも1.8%と予想の1.9%を下回ったこともあり、欧州市場にかけて更に売りが強まった。
週末に向けたポジション調整的な売りが目立つなど、依然流れができていない。
ネックラインの80円35銭を下抜けるようであれば80円までの下落も視野に入る。
反対に、38.2%戻しとなる80円50銭で跳ね返されるようなら再び82円ミドルのトップを目指す展開とみる。しかし、今のところどちらも抜ける勢いはなく、来週のG20を控えもみ合い相場に入る可能性が高い。

豪ドル円予想レンジ:81円70銭~80円50銭(38.2%)

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[全般]時間調整入り

相場の不安定な動きを招いた原油価格や株式市場の下落が徐々に落ち着きを取り戻し始めている。しかし、複合的な問題が全て解決したわけではなく、不安感は依然として燻ぶる。市場が次の動きを見極めるまで、時間調整に入るとみる。
昨日の東京市場では前日の欧米株式市場の上昇を受け堅調にスタート。日経平均株価は一時500円余り上昇するなど、依然上下に激しい動きが続いている。値動きが激しいということは、それだけボラティリティーが高く、不安定な相場ということになる。ただ、イランが原油価格の回復のため協調することを表明。減産まではたどり着けなかったものの、一先ず下落の歯止めとなった。
一方、市場の混乱が長引いたことで米国の利上げ期待は後退。ドルの上値は重いものの、米国株式市場は好感。急激な下落リスクは後退し、株価も落ち着きを取り戻し始めている。
これまでの負のスパイラルに一旦はストップがかかった格好だが、これが再燃するリスクも燻ぶる。市場の不安感が薄まるには暫く時間的調整が必要になる。
その間の市場の注目ポイントは米国経済であり、FRBの金融政策に移る。
市場には年内の利上げは難しいとの見方が広がり、一部ではマイナス金利の可能性を予想するところさえある。それだけ、現状ではドルロングのポジションが減少、或いはショートポジションに傾いている可能性が高い。
時間調整が続き、市場の安定が確認された次には、ドルショートの巻き戻しが強まることになる。
未だに市場のボラティリティーは高く、上下の振れ幅は大きいものの、少しずつ縮小する動きから、レンジ相場に入る可能性が高い。
レンジ相場であれば短期的にどちらかに振れたところで逆張りも効果的だ。

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[米ドル円]軟調な日経平均株価動向

(米ドル円時間足)

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日経平均株価の軟調な地合いがドル円の上値を抑えている。
昨日の東京市場では日経平均株価が急落。中国が南シナ海に地対空ミサイルを配備したことでリスク回避が高まった。ドル円も114円ミドルから113円ミドル付近まで下落するなど、株安がドル円の上値を抑えた。しかし、欧米株式市場は昨日も続伸して引けるなど、日本と欧米市場との温度差が感じられる。マイナス金利の効果が不透明なことなどから、日本の方が神経質になり過ぎているようだ。
昨日のNY市場ではイランが原油価格回復のために協調行動を示したことで原油価格が上昇。市場には安心感が広がり、円売りが強まった。一方、FOMC議事要旨では、市場の混乱が米利上げの足枷になるとの見方が改めて示されたことでドル売りが強まった。
結果的にドル円は114円を挟んだもみ合いが続いている。
原油価格が安定してくるようであれば、市場リスクは後退し米国は再び利上げモードに戻る可能性が高い。そうなれば再びドル売りの動きは抑えられる。また、株式市場も落ち着きを取り戻すことで、リスク選好の円安が強まる。
それまでにはもう少し時間がかかるものの、徐々に底値固めに入ったとみる。

ドル円予想レンジ:114円80銭(61.8%)~113円70銭

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[ユーロ米ドル]ヘッド&ショルダー

(ユーロ米ドル4時間足)

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先日のドラギ総裁発言で追加緩和の可能性が改めて意識されユーロドルは上値の重い展開が続いている。また、欧米株式市場が堅調な地合いとなっていることから、市場には安心感が広がりユーロキャリートレードの動きも少しずつ戻り始めているようにも見える。
4時間足チャートを見ると、天井のサインを示すヘッドアンドショルダーが形成されつつある。1.11ドルのネックラインを下回るようであれば、このパターンは成立し下落の始まりとなる。下抜け後の最初のサポートラインはフィボナッチ61.8%戻しとなる1.1030ドル付近となる。このレベルを下抜けするようであれば、1.10ドルの大台からレンジの上限となっていた1.1050ドル付近が強いサポートになる。

ユーロドル予想レンジ:1.1180~1.1030(61.8%)

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