ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-03

[米ドル円]円高に傾きやすい状況

(米ドル円2時間足)


G20では各国協調して政策を総動員する姿勢が示されたが、具体的なものは見いだせなかった。一方、マイナス金利や介入などによる円安誘導の動きを封じ込める動きも見られたことで、ドル円は上値の重い展開が続いた。
中国が基準値を人民元安に誘導したことや、上海株が下落したことを受け、アジア市場で円高が進んだ。
欧州時間には中国人民銀行が追加金融緩和を実施。発表後ドル円は上昇する場面も見られたが、すぐに下落に転じるなど、G20での協調姿勢がいきなり問われる動きとなった。
また、ユーロ圏2月の消費者物価指数が5か月ぶりのマイナスとなり、ECB追加緩和への期待が高まった。一方、市場は日銀の追加緩和は難しいとの見方が強く、ユーロ円を見ても円買いに動きやすい状況となっている。

ドル円予想レンジ:113円20銭~112円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]下落リスク拡大

(ユーロ円週足)


G20では通貨安競争の回避が声明に盛り込まれたが、それは円に対するものと市場は判断。ユーログループ議長は日銀のマイナス金利が通貨安競争を招くリスクを指摘するなど、日本を標的とする動きが見られた。
一方、3月のECB理事会では大胆な追加緩和が実施されるとの見方が広がった。この日発表されたユーロ圏2月のHICPが-0.2%と予想の0.0%を下回り、5か月ぶりのマイナスとなったことで追加緩和期待が高まった。
3月の日銀追加緩和は難しいとの見方から、ECBとの金融政策のギャップを狙ったユーロ円の売りが始まった。
ただ、ユーロ円の売りは日銀がマイナス金利を決定した後の2月から既に始まっている。
ユーロ円売りも織り込み始めていることから、来週のECB理事会前には巻き戻しが入るとみる。
それまでは売り継続。

ユーロ円予想レンジ:123円00銭~121円80銭(50%)

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[豪ドル円]レンジ相場継続か確認

(豪ドル円2時間足)


(豪ドル米ドル8時間足)


G20や米国経済などの動きに影響されず、豪ドル円はレンジ相場が継続している。
今日はRBA会合が開かれ、その前には豪州1月住宅建設許可件数や、中国2月PMIなどの発表も控える。これらの結果後もレンジ相場に留まるかを確認する。
もし、レンジ相場が継続することを確認できれば上下で逆張りポジションを持ち、レンジを超えた時には素直に損切りを行う。
豪ドルは対ドルにおいて上昇トレンドが継続しており、豪ドル円もそろそろレンジの下限となる79円60銭に近付いている。79円台で買いを入れ、79円60銭を割ったところで損切りを入れておく。

豪ドル円予想レンジ:81円25銭~79円80銭

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[全般]円高・ユーロ安・人民元安・原油高

G20は市場のセンチメントを変える程のインパクトはなかった。
週末行われたG20では各国が世界経済の安定に向け、全ての政策手段を用いることを決定。週明け東京市場はこれを好感。日経平均株価が上昇して始まるとドル円も底堅い動きで始まった。しかし、その後中国が人民元の基準値を前日の終値から引き下げたことから円高が進行。上海総合指数も軟調な地合いとなったことも円買いを促した。
欧州時間には中国が4か月ぶりに預金準備率を引き下げたことで一瞬円売りの動きも見られたが、その後は再び円高が強まった。
また、ユーロ圏2月の消費者物価指数が-0.2%と予想の0.0%を下回るなど、5か月ぶりのマイナスとなったことでユーロが下落。ユーロ円でも売りが出たことでドル円も上値を抑えられた。
G20では通貨安競争を避けることを強調。ユーロ議長が日銀を名指しにマイナス金利は通貨切り下げ競争を招くリスクがあると発言。ECBや中国に対しては何も言及せず、日本を狙い撃ちした格好だ。日本の通貨介入や追加のマイナス金利が難しいとの見方が広がり再び投機筋は円買いを進めやすくなった。結果的に円高に対し、ユーロ安と人民元安が強まった。
一方、NY市場では産油国への生産調整期待が高まったことで原油価格が底堅い動きで推移。この日発表された米住宅販売保留指数や、シカゴ購買部協会景気指数が予想を大きく下回り、米国景気への期待も失速。しかし、中国の追加緩和や原油高、好調な企業決算を受け株式市場は比較的落ち着いた動きがみられる。
今回のG20では中国や産油国の景気減速懸念以外の国は実体経済に問題がないとした。その中でも相対的に好調な日本に注目が集まり、目先は円買いの動きが強まりやすい。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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