ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-03

[米ドル円]リスク回避の動き後退で円安傾向強まる

(米ドル円2時間足)


米雇用統計発表後にドル円は114円20銭まで上昇した後に113円13銭まで下落。その後再び114円24銭まで上昇。113円80銭付近まで押し戻されて引けてきた。結果的に上下に乱高下した後は発表前のレベルに戻る往って来い。
株式市場は三指数ともに上昇し、リスク選好の円安の動きが強まった。
今週はこのセンチメントを継続できるかどうか試される週になりそうだ。
7日にはFRB副議長の講演がある。
先週までに発表された雇用統計を含めISMやGDPなどの結果をどう捉えているのかに注目。再び利上げの可能性を示唆するようであればドル円は115円を試す展開も予想される。日銀のマイナス金利への懐疑的な見方も多く、積極的な円安も難しいものの、下値は大分切り上がってきている(上昇トレンドライン)。
もし、上昇トレンドラインを下回り、一時的に112円ミドル付近まで下げた時は押し目買いのチャンスとみる。

今週のドル円予想レンジ:115円50銭~112円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ECB理事会への大胆な追加緩和期待

(ユーロ米ドル日足)


今週開かれるECB理事会では追加緩和が実施されるとの見方が広がっている。
ただ、大胆な追加緩和は難しいとの見方もあり先週後半のユーロは寧ろ買い戻されている。
実際に、追加緩和といっても大方打ち出してしまっていることから、サプライズは期待しにくい。反対に、それだけ市場は期待していないところでの追加緩和を実施した場合にはユーロ売りが再び強まりそうだ。
また、ドイツなどの賛同も得られる全会一致で決定されるようなら追加緩和実施に向けた動きが期待される。
米国金利引き上げ期待が高まるようであればドル高の動きもユーロ下押し圧力になる。
ボリンジャーバンドの中心線と半値戻しとなる1.11ドルが上値を抑える。
全般に戻り売りを狙う展開が予想される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1100(50%)~1.0700

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[豪ドル円]本邦勢の売り

(豪ドル円日足)


先週は原油価格が上昇したことで資源国通貨の豪ドルが上昇。また、世界的な株式市場の上昇などもありリスク選好の円売りの動きも加わり豪ドル円は4日連続の大幅上昇。
一目の雲の下限や下降トレンドラインを上抜き、先週末に発表された米雇用統計後も上昇が続いた。しかし、85円付近には一目の雲の上限やボリンジャーバンドの上限に上値を抑えられている。
このレベル付近ではこれまでの上昇の利食い売りなども出やすく、一旦は下押し圧力が高まるとみる。
下値目途としては下降トレンドラインやフィボナッチ38.2%戻しの位置する82円70銭付近が強いサポートになる。3月は本邦勢の期末でもあり、レパトリによる外債売りも出やすい。目先は上値の重い展開が予想されるが、買いの勢いはまだ始まったばかりだ。

今週の豪ドル円予想レンジ:85円70銭(61.8%)~82円70銭

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[全般]雇用統計後のリスクオン

先週末発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が24.2万人と予想の19.5万人を大幅に上回った。また、過去2か月分も3万人の上方修正がされるなど、雇用改善の動きが確認されたことでドルは上昇。一方、平均時給が-0.1%と予想の+0.2%を下回ったことでドルは押し戻されるなど、発表後の為替相場は乱高下。しかし、最終的に株式市場は上昇し、米長期債利回りが上昇するなど、リスクオンによる円安の動きが強まった。
結果的には、賃金の伸びは懸念されるものの全体的にみると雇用の改善があらためて確認された。
また、原油価格も1バレル36ドル近くまで上昇し、中国株式市場も堅調な地合いが続いている。
年初からの相場乱高下の要因でもある原油価格の下落や、中国景気減速懸念が後退。雇用拡大による米国経済の不安も後退するなど、市場全体に安心感が広がり始めている。
この楽観的なセンチメントが今週も継続されるか、米経済や中国、そして原油価格や各国金融政策の行方に注目が集まる。

先週末から始まった中国全人代では市場安定に向けた景気対策などがどこまで打ち出されるか注目。先週は株式市場に中国当局が介入し、人民元の中心レートの切り上げを行うなど、市場安定に向けた動きが目立った。G20での効果といえそうだ。
原油価格も20日にロシアとOPECの原油安定協議が決定されるなど、安定した動きがみられる。これらの結果を受け、株式市場全体も落ち着いた動きに変わり始めている。また、海外要因による米国経済への影響が懸念されたものの、ISM製造業・非製造業景況指数や、雇用などに改善が示された。これにより、FOMC会合での利上げ観測が再び浮上する可能性も出てきた。
しかし、原油や中国経済などの不安が完全に払しょくされたわけではない。ちょっとした材料で市場のセンチメントが再び悲観的になるリスクも抱える。

今週はECB理事会が開かれる。
市場は大胆な追加緩和を期待したユーロ売りが既に進んでいる。その期待に応えられない場合にはユーロの買い戻しが強まる懸念も残る。
その他にも、豪ドルやカナダドル、そしてポンドといった資源国通貨の買い戻しがどこまで続くかで、クロス円の動きにも影響を与えることになる。
相場の潮目に差し掛かっているとみるが、これが継続するか注目される。

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