ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-03

[米ドル円]リスクオンで前日の下落幅を取り戻す

(米ドル円4時間足)

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東京市場では日経平均株価が下落したものの、ドル円は112円ミドル付近で落ち着いた動きを見せた。欧州勢は3月1日の安値112円16銭を狙った売りを浴びせたものの届かず。112円23銭で下げ止まり反発に転じた。
NY市場では原油価格が上昇したことで株式市場が上昇。リスク選好の円売りが強まりドル円は113円台を回復。引けにかけてNYダウが1万7千ドルを回復したことで、日経平均株価上昇への期待からドル円は113円43円の高値引けとなった。
112円前半の底値の堅さを確認したことで、ドル円の買いの勢いは強まっている。
今日のECB理事会では予想以上の追加緩和策が打ち出される可能性もあり、そうなればドル高の勢いが強まりそうだ。
ただ、115円を上抜くほどの円安材料は乏しく、3月2日に付けた高値114円ミドルが上値の限界とみる。

ドル円予想レンジ:114円50銭~112円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]期待薄のECB理事会

(ユーロ米ドル4時間足)

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(ユーロ米ドル日足)

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これまでのドラギ総裁発言などからECB理事会での追加緩和が実施されることは必至。大胆な追加緩和が実施されなければ、市場は満足せずユーロの買い戻しの動きが強まるだろう。ユーロは対ドルで1.1377ドルから1.0826ドルまで下落したフィボナッチ38.2%戻しの1.10ドルミドルを既に達成している。(4時間足チャート参照)
万が一想定内の追加緩和策であればもう一段上の50%戻し1.11ドル付近まで上昇する余地はある。
反対に、予想外の大胆な追加緩和が実施されるようであれば寧ろサプライズとなり下落幅は大きくなりそうだ。
例えば、金利を0.2%引き下げ、量的緩和を100億ではなく200億ユーロ増額、買い入れ期間を3か月延長し、GDP予測を引き下げるなどといったものだ。
下値サポートとしては1.0825ドル(日足61.8%)、今年最安値の1.0710ドル付近が想定される。

ユーロドル予想レンジ: 1.1100~1.0710(1月5日安値)

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[カナダドル円]政策金利据え置きと原油高

(カナダドル円日足)

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この日開かれたBOC政策会合では予想通り政策金利0.5%の据え置きを決定。
声明では現行の金融政策スタンスは適切とし、追加緩和の可能性が後退。インフレも概ね伸びており、為替や原油価格も1月会合時の評価レベルと平均的に近いと判断。カナダドル安を示唆する内容は見られず上昇。
更に、WTI価格が12月24日以来の高値38ドル台まで上昇したこともカナダドル買いを促した。結局、カナダ円は85円ミドルまで、会合前から1円50銭余り上昇するなど、前日の下落幅を上回った。
ただ、86円付近はフィボナッチ50%戻しのレベルであり一目の雲の上限でもある。86円30銭にはボリンジャーバンドの上限が位置するなど、かなり強いレジスタンスであり、上値が抑えられた。
昨日のWTIはほぼ高値で引けたことから、今日のNY市場でもう一段の上昇が見込まれる。リスクオンの動きが強まればボリンジャーバンドの上限を試す可能性が高い。
このレジスタンスを超えていくようなら、今年最高値の87円が視野に入る。

カナダ円予想レンジ:86円30銭(BB上限)~84円80銭

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[全般]原油価格とECB理事会に注目

原油価格の動向で市場は一喜一憂しており、昨日は前日の下落から上昇に転じ、市場に安心感が広がった。
昨日の東京市場では前日の原油安株安の動きを引き継ぎ、日経平均が下落。しかし、ドル円は比較的穏やかな値動きで終始。
欧州市場では原油先物や株式市場が堅調な動きで始まったことで円は全般に売りが強まった。特に、ポンドや豪ドルといった原油価格に敏感な通貨が対ドル対円で買われている。

NY市場でも同様な動きとなった。
原油在庫が予想を上回ったものの、ガソリン在庫が大きく減少。今月20日に行われるOPECとロシアとの協議では、在庫が増加したことで原油価格凍結に前向きな議論が期待され上昇に繋がった。
結果的に原油価格は12月24日以来の高値引けとなり、NY株式市場は三指数ともに上昇。
前日とは打って変わり、リスク選好の円安が進んだ。

原油価格の動向次第で株や為替の動きが左右される状況が続く中で、この日はカナダ中銀の政策会合が開かれ、カナダドル買いが進んだ。
政策金利は予想通り据え置かれたものの、現在の金融スタンスを継続するとし、インフレは概ね上昇。為替や原油レートに対しても前向きな判断が示された。
原油価格の上昇も伴い、カナダドルが上昇するなど、全般に楽観的なセンチメントが広がった。
ただ、今日はECB理事会が開かれるため、引けにかけては慎重な見方も広がった。
ECB理事会では追加緩和は必至とみられているものの、その度合いに市場の注目が集まる。今回は量的質的な追加緩和予想が市場に強まる可能性が残される。
ただ、12月の二の舞にならないように、市場は十分織り込んでいない。それだけに、予想以上の追加緩和姿勢が示されるようであればユーロ売り圧力が高まる。同時にドル高に反応してドル円の押し上げにも繋がる可能性が高いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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