ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-03

[米ドル円]日銀据え置きで下落、そしてFOMCでは

(米ドル円日足)

USD_JPY_20160316_hiashi.jpg

日銀は予想通り政策金利とマネタリーベース額の据え置きを決定。
発表直後ドル円は114円12銭まで上昇したが、その後は下落に転じた。黒田総裁もマイナス金利の効果をアピールしたが、市場は冷ややか。必要ならば量・質・金利の三つの次元で今後も追加緩和措置を講じるとしたが、これまでよりもマイナス金利を強調するトーンが低下。
NY市場では株価が下落して始まるとドル円はこの日の安値となる112円64銭まで下落するなど、予想以上の下落幅となった。
その後はFOMCを控えポジション調整の巻き戻しが入り113円台に乗せて引けている。
今日のFOMCでは利上げが見送られるとの見方が大勢となっており、注目は年内の利上げペースに集まる。ドットチャートでは年内2度の0.5%がコンセンサスになり始めている。また、イエレン議長の記者会見でも海外での金融不安が後退しており、従来よりもタカ派的な発言になりそうだ。
日銀会合後のドルショートの偏りも見られ、その巻き戻しが強まる可能性が高い。
ただ、発表前にドル買いが進み過ぎるとその反動も出やすい。

ドル円予想レンジ:114円50銭(BB上限)~112円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]FOMC前のユーロポンド買い

(ポンド米ドル日足)

GBP_USD_20160316_hiashi.jpg

欧州市場が始まったところでユーロポンドの纏まった買いが入りポンドは下落に転じた。
今日のFOMCを控えポジション調整の売りが入った模様。
また、明日はBOE政策会合が開かれることもポンド売りの動きを強めた。
今日のFOMCでは利上げは見送られるとの見方が大勢だが、年内の利上げ期待が再び高まり始めている。それに対し、BOEは当面利上げの可能性は後退し、寧ろ利下げの可能性も出始めている。金融政策の面だけではなく、6月のEU離脱国民投票への懸念もポンドの売りを仕掛けやすくしている。
FOMCを前にポンドは対ユーロだけではなく、ドルや円でも売りの動きが目立つ。
一目の雲の下限で跳ね返され、雲の角度も下降トレンドが継続。
FOMCを直前にポンド売りはもう一段強まるとみて、戻りがあれば売りたい。

ポンドドル予想レンジ:1.4230~1.4060(61.8%)

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[豪ドル米ドル]FOMCと原油動向

(豪ドル米ドル日足)


昨日発表されたRBA議事要旨は「低インフレはさらなる金融緩和余地を与える」「低金利や豪ドルの過去の下落が経済のリバランスを支援する」と、既に前回の声明文で示された内容と同様のものであったが豪ドルは売られた。FOMCや日銀会合を控え、前日からの下落の流れに沿った動きと考えられる。
日銀会合後にドル円が下落したことで豪ドル円の売りも散見。
欧州市場に入ると原油先物価格が下落したことで豪ドル売りは一層強まった。この日の豪ドルは下落したところで買い戻しが入るなど、ガス抜きされていることからショートが溜まりにくい。
今日のFOMC会合でドルが買われるとの見方が多く、そうなれば豪ドルドルは0.74ドルを試す展開が予想される。
しかし、ボリンジャーバンドは依然として上昇トレンドを継続。FOMCが終了すればイベントリスクも終わり、再び上昇トレンドに戻るとみる。
ただ、原油価格の動向次第では上昇が始まるまで少し時間が必要になりそうだ。

豪ドルドル予想レンジ:0.7550~0.7400(38.2%)

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[全般]日銀の後のFOMC睨み慎重な取引

昨日の東京時間に開かれた日銀会合では追加緩和が見送られドル円や株式市場は下落。想定内ではあったもののセオリー通りの動きとなった。
日銀は政策金利の-0.1%据え置きと、年間80兆円のマネタリーベースの維持を決定。発表時間がやや遅くなったため一部で追加緩和期待が高まったが、予想通りの結果となった。
発表直後にドル円は上昇する場面も見られたがその後は下落に転じた。黒田総裁記者会見では「今後も必要なら量・質・金利の3つの次元で追加緩和措置を講じる」と発言。マイナス金利を敢えて強調しなかったことも市場の失望を招き、円高が進んだ。
欧州市場に入り日経平均や原油の先物価格が下落したことも円高を促した。
NY市場に入ると株式市場が軟調にスタート。この日発表された米小売売上高の前月分が大きく下方修正されたことや、原油価格の下落により株価は下落。資源国通貨とのクロス円の売りが強まるなど、円が全面高となった。
一方で、3月NY連銀製造業景況指数は昨年7月以来のプラスに転じたことから、為替や株式市場ではポジションの巻き戻しが入りほぼ往って来い。本日発表のFOMC結果を控え慎重な取引が目立った。

本日のFOMCでは利上げは見送られるとの見方が大勢で、それ自体は織り込み済みという事からドル売りには反応しにくい。市場の注目は今後の政策スタンスに集まる。
年内の利上げペースを占う上で、メンバーの予想金利をまとめたドットチャートとイエレン議長発言に注目が集まる。
現状での市場のコンセンサスは年2回の利上げが徐々に織り込まれ始めており、それ以上であればドル買いの動きが強まるとみる。また、原油や新興国問題などが後退する中で、イエレン議長がこれまでよりもタカ派的な見方を示す可能性が高い。
日銀の追加緩和が見送られ、円高に進んだ後だけに、ドルの下落を織り込んだポジションの巻き戻しが入りやすい状況とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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