ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-03

[米ドル円]催促相場に入る可能性

(米ドル円4時間足)


先週の日銀会合でドル円は円高が進み114円から1円50銭近く下落。その後は買い戻しが入り往って来いとなったが、FOMC会合で再び下落。ドル売りが強まり113円後半から110円67銭の安値を更新。3円余り下落した。週末には下落の反動も入り、半値戻しとなる111円76銭まで上昇し、ほぼ高値圏で引けてきた。
調整の買い戻しの勢いはまだ残り、週初めもドル円はもう一段上値を試す展開も予想される。
結果的に、110円台では当局の介入警戒感の高まりから跳ね返されたが、実際には本邦からの年金や郵貯などの資本関係の買いが入ったとの見方もある。
市場は怖いもの見たさで、連休中に当局の介入を試しに行く催促相場に入る可能性が高い。
110円台での買いの強さが確認されるようであれば、そろそろ底値とみて少し長めのポジションを仕込んでいきたい。反対に、110円を下回るようなら107円台も視野に入る。
しかし、2月中旬からひと月余り続いている110円~115円レンジをブレイクするような材料は今週見当たらない。

今週のドル円予想レンジ:113円00銭(61.8%)~110円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ダブルトップ形成か

(ユーロ米ドル日足)


ECB政策会合後の安値からFOMC後の高値までユーロは500ポイント余り上昇した。
ECBが今後の追加利下げに否定的な姿勢を示したことでユーロショートカバーによる上昇に繋がった。しかし、市場予想を上回る追加緩和を実施したことで、時間の経過によるユーロ売りが再び強まる状況だ。
FOMCでは改めて年内利上げペース低下が示されたことでドル売りが強まりユーロは一段押し上げられた。しかし、原油価格が上昇に転じていることや国内景気の改善などもあり、中期的なドル売りの流れに変わりは見られない。
日米欧中銀政策会合というビッグイベントが終了し、市場が落ち着きを取り戻した時にはユーロドルの下落が再び強まる時とみる。
チャートでは2月に付けた高値1.1380ドルに近づいており、ボリンジャーバンドの上限にもあたる。このレベルは意識されるだけに、超えられないとダブルトップを形成することになる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1380~1.1020(61.8%)

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[豪ドル米ドル]リスク選好の買い継続

(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20160321_hiashi.jpg

先週の豪ドルドルは原油価格と米ドル動向により上下に振れる場面も見られた。
イランは増産凍結への参加が難しいとの見方から原油価格が下落し、豪ドルドルも下落。その後4月に協議が開かれ、合意に達するとの見方から買い戻された。
FOMCでの利上げペースの低下観測からドル売りが強まったことで豪ドルドルは押し上げられた。また、米国株式市場もFOMCの結果を好感し上昇。春節以降から中国株式市場が安定していることも市場に安心感を与えている。
また、先週発表された豪州失業率も予想以上の改善を示すなど、豪ドル買いを促すものが目立つ。
今月は本邦機関投資家などのリパトリによる外債売りが強まるとの見方もあり、警戒する必要がある。また、ボリンジャーバンドの上限から放れる動きも先週末見られた。
ただし、米国の利上げペースの後退により資金の流れが再びリスク商品に流れ込みやすくなっている。
世界的な低金利政策で、原油価格も堅調な地合いの中で豪ドルドルの上昇トレンドはもう暫く続くとみる。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7800~0.7500

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[全般]調整のドル売り終盤に近い

先週は日銀とFRBの政策会合が開かれたが、結果的にドル下落と円上昇の動きが強まった。
先週はまず日銀政策会合が開かれ、現行の政策スタンス継続を決定。前回の会合で実施したマイナス金利の効果を見極める必要があるとし、追加緩和は見送った。結果は予想通りの内容となったが、ドル円は下落に転じた。その後はFOMCを控えポジション調整の巻き戻しも入ったが、全般に円買いの動きが残った格好だ。
FOMCでは利上げは見送られ、イエレン議長発言もこれまでよりもハト派的な内容となったことでドルは全面安。こちらも、ほぼ予想通りであったにも拘らずドルが売られるなど、織り込み済みにも拘らず、市場は素直な反応を示した。
日銀のマイナス金利政策は時間が経てばその効果は確実に現れるとみられている。また、FRBも、雇用を含め、国内景気の緩やかな回復や、原油価格の下げ止まり、新興国や中国懸念の後退などから利上げに向けた地ならしは整いつつある。先週末にはブラード・セントルイス連銀総裁も利上げに前向きな発言をするなど、いずれは利上げの方向に動き始めるとみられる。
しかし、今の段階においては市場の安定が更に確認されるまではそれぞれの中銀は行動に踏み切れない。
結果、昨年末に米国は9年半ぶりの利上げに踏み切ったことで市場はドル上昇を見込んだロングポジションに傾き、そのポジションの巻き戻しが入っていたと考えられる。
調整が入る時というのは兎角オーバーシュート気味に市場は動くことが多く、今回も過剰にドル売りと円買いの動きが進んでいるように見える。
先週末に一旦は週末特有の短期的な調整の戻しが見られたが、再度ドル売りと円買いの動きが始まるとみる。
今月に入り日米欧の中央銀行政策会合が開かれ、それぞれ終了後にドル売りが続いたことから、調整の動きも終盤に近いとみられる。
調整一巡後は再び次の流れが始まる時であり、新たなポジションを仕込むチャンスでもある。

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