ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-03

[米ドル円]底固さを確認

(米ドル円2時間足)

USD_JPY_20160323_2jikanashi.jpg

東京市場では日経平均株価の上昇などからドル円も112円を挟んだ底堅い動きが続いた。しかし、欧州市場が始まりブリュッセルの連続テロ報道で一気に円買いが進み、ドル円は111円39銭まで下落。一方、ユーロやポンドはそれ以上に売られたことでドルも全般に買いが進んだ。結局、ドル円は先週末の安値111円22銭には届かず下げ止まったことで寧ろ市場は底堅さを確認。
NY市場では株式や債券利回りが下げ止まり、上昇に転じたことでリスクオンの動きが強まった。ドル円は資源国通貨などのクロス円の買いも重なり112円台に回復。
111円割れのリスクが燻ぶりながら、ドル円の上値を買うリスクが、今回のテロ騒動で払しょくされた可能性が高い。
それでも依然として慎重な姿勢は残ることから、113円付近の上値を試した後は利食い売りも出やすく、注意したい。

ドル円予想レンジ:113円00銭(61.8%)~111円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]EU離脱の可能性高まる

(ポンド米ドル日足)

GBP_USD_20160323_hiashi.jpg

ブリュッセルの連続テロ報道でユーロが下落したが、それ以上に下落したのがポンドだった。今回のテロ発生により今後一層難民問題が高まれば、英国のEUからの離脱問題も更に活発になる。そうなればポンドリスクが高まるという事からユーロポンドの買いが入りポンドの下げを助長した。
同時にドル高も進んだことでポンドドルは強いサポートとみられた1.4220ドルをブレイク。
辛うじてボリンジャーバンドの中心線である1.4190ドル付近で下げ止まったが、売りの勢いはまだ残る。
3月16日に付けた安値1.40ドルミドルを下回ると1.38ドル付近まで目立ったサポートは見えない。

ポンドドル予想レンジ:1.4300 ~1.4100(61.8%)

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[豪ドル円]ドル円との連動性

(豪ドル円日足)


東京時間に発表された豪州10-12月期住宅価格指数は0.2%と予想の0.0%を上回ったが市場の反応は見られず。その後、RBAのスティーブンス総裁が「国内経済は改善にあり、金融システムはより回復している」と発言。これを受け豪ドルが上昇。また、株価上昇による円安の動きもあり、豪ドル円は85円40銭台まで上昇。
しかし、その後ブリュッセルの連続テロ報道で豪ドルは対ドル対円で売りが強まり84円14銭まで下落。
パニック的な売りとなった豪ドル円だが、その後は売られ過ぎた反動で85円付近まで上昇。
徐々に落ち着きを取り戻した豪ドルはNY市場ではリスク回避の動きが後退。原油や米国債、そして株式市場に買いが入ると豪ドル円はアジア市場の高値を抜け85円65銭まで上昇。豪ドル円の底堅さが寧ろ確認された。
テロからの豪ドル円を見るとドル円と同じような動きを示している。
ドル円の動きに豪ドルがつられる格好が見られる時は、豪ドル円取引が活発になった証拠だ。
一目の雲の上限が下値をサポートしており、そろそろ上昇に転じる可能性が高い。

豪ドル円予想レンジ:86円40銭(3月14日高値)~85円00銭

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[全般]テロで円高ドル高

東京市場は日経平均株価の上昇などから市場に安心感が広がり安定した動きが続いた。
しかし、欧州市場が始まったところでテロの報道から円高ドル高が一気に進んだ。
ブリュッセルの空港と地下鉄で連続テロが発生。一気にリスク回避の動きが強まり安全通貨の円やドルが買われ、当事者のユーロが急落。同時にポンドなどもつられて下落した。
この騒ぎで、この日発表されたユーロ圏やドイツの経済指標は全般に改善が示されたものの、殆ど無視された格好だ。
NY株式市場でもこのテロ報道を受け軟調なスタート。
欧州株式市場の下落によりNY株式市場は三指数ともに下落して始まった。しかし、このテロ騒ぎも時間が経つうちに徐々に落ち着きを取り戻し、株価は引けにかけて上昇。円は寧ろ下げ過ぎた反動から売り戻しの動きが強まった。特に、資源国通貨などのクロス円の買いが目立った。
先週で日米欧のビッグイベントが終了し、市場には落ち着きが取り戻されたかと思ったところでのテロ報道で混乱が生じた。しかし、この動きで寧ろ相場が活性化された可能性もある。
ドル円は底値の堅さや、NY株式や債券市場などの、打たれ強さが寧ろ確認された格好だ。
年初からの不安心理が大分後退したことを示すものと考えられる。
暫く荒っぽい値動きが続くと思われるが、徐々にリスク選好の動きに変わるとみる。
明後日金曜日はイースター前のグッドフライデーで欧米市場が休場という事から、今日あたりから市場はポジションの巻き戻し中心の動きに変わり始める時だ。
欧州市場はまだ混乱が続くと思われ、ユーロやポンドの買いには当面警戒感が続きそうだ。
一方で、市場全般ではリスクオンの動きによる円安の動きは継続するとみる。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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