[米ドル円]原油高でドル円の上限を試す

東京市場では日経平均株価が伸び悩んだことからドル円も109円を割り込むなど上値の重い展開が続いた。また、クウェートのストライキが終了したとの報道で原油先物価格が下落し、ドル円は108円77銭まで下落。しかし、欧州市場に入るとユーロ円を中心にクロス円の買いが入りドル円も反発。日本勢のショートポジションの巻き戻しを狙った買いと考えられる。
NY時間に発表された週間原油在庫が予想を下回ったことで原油価格は上昇。更に、5月にロシアで産油国会合が開かれるとの一部報道で原油価格は42ドル台に乗せてきた。これを受け、NY株式市場もエネルギー関連株を中心に上昇。リスク選好による円安が強まった。
また、この日発表の米3月中古住宅販売件数が予想を上回る好調な結果だったことを受けドルは全面高。ドル円はこの日の高値となる109円86銭を付け、ほぼ高値圏で引けてきた。
今日の東京市場でも原油高やNY株高を好感し、円安の流れが継続するとみている。ただ、110円付近は心理的な節目でもあり、利食いも含め売りが並んでくるとみる。
ドル円予想レンジ:110円00銭(38.2%)~109円10銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド米ドル]下降トレンドラインで押し戻し

昨日のロンドン時間に発表された英国3月雇用統計は失業保険申請件数が0.67万人と予想の-1.00万人を上回った。これを受け、ポンドドルは40ポイント近く下落したものの、すぐに反発。下押し場面ではポンドのショートカバーが待ち構えていた模様。その後もポンドドルは堅調な地合いとなり1.44ドル台に乗せてきた。しかし、このレベルは前日の高値近辺でもあり、下降トレンドラインが上値を抑えた。また、ドルが全面高となったこともポンド売り圧力につながった。
英国のEU離脱問題などが燻ぶる中で、ポンドに積極的に買いを入れにくい状況は続く。
戻り売りスタンスは変わらない。
ポンドドル予想レンジ:1.4380~1.4260(38.2%)
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[カナダドル円]原油価格上昇も限定的

東京市場では円高が進んだことや、クウェートのストライキ終了の報道でカナダ円は上値の重い展開が続いた。しかし、欧米市場では一転。原油価格が上昇に転じたことで資源国通貨のカナダドルに買いが集まった。また、NY株価の上昇によるリスク選好の円安も重なりカナダ円は前日の高値86円50銭を上抜き87円まで上昇。しかし、3月に付けた今年最高値となる87円ミドルを意識したのか利食い売りなどに押されたものの、ほぼ高値圏で引けている。
NY引け後にはポロズBOC総裁の「カナダドルの上昇は輸出の勢いを削ぐ」といった口先介入も見られた。この発言は以前からありそれ程影響はないが、原油価格の上昇がそろそろ天井に近付いて来たかもしれない。先週末の主要産油国協議前の高値45ドル付近が目先の天井とみれば、カナダドルの上値もそろそろ限界に近く、警戒しておきたい。
カナダドル円予想レンジ:87円40銭(BB上限)~86円00銭
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[全般]原油高・ドル高・円安
また、クウェートのストライキが終了し、原油生産を日量300万バレルに増やすとの報道で原油価格先物が下落。ドル円は108円76銭まで下落。
しかし、これがこの日の安値となりその後ドル円クロス円は上昇に転じた。週初に円の悪材料が出尽くしたとの見方もあり、円売りの流れは継続。
NY市場では原油価格が上昇。週間原油在庫が予想を大きく下回ったことや、5月に産油国会合がロシアで開かれる可能性があるとの一部報道が価格を押し上げた。
これを受け、NY株式市場も堅調な地合いとなるなど、リスク選好の円売りが強まった。
また、この日発表された米3月中古住宅販売件数が533万件と予想の528万件を上回った。前日発表された住宅着工件数が予想を下回るなど、住宅市場への懸念が広がり始めたものの、今回の結果でその不安も後退。ドル買いの動きが強まった。
結果的に原油価格の上昇がドル高と円安を招くなど、原油が市場に対し大きな影響を与えるという図式が続いている。
円高とドル安への不安は残るものの、市場には安心感が広がっており、目先この楽観的なセンチメントは継続するとみる。
ただ、ポジションがどちらかに傾いた時には、調整の動きが入りやすくなっている。短期取引でリスクを出来るだけ抑えたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
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