ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-04

[米ドル円]円高から円安、そしてドル高

(米ドル円日足)

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先週末の東京時間に日銀が金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討しているという報道が流れ市場は一変。ドル円は109円前半からほぼ一本調子に上昇が始まり111円後半まで上昇。2円50銭の上昇幅となり、そのまま高値圏で引けてきた。
この報道がどこまで信頼できるのかはわからないが、少なくとも当局からは否定の発言は聞かれなかった。今週開かれる日銀会合では何らかの追加緩和を実施しなければ、失望感から再び円高に戻されてしまうリスクが出来た。日銀としてもマイナス金利拡大とともに量的緩和なども含めた追加緩和を実施せざるを得なくなった。
相場の流れとしてはまだ上昇余力は残るものの、日銀政策決定前後では調整の円買い戻しが強まるとみる。また、会合前日にはFOMCがあり、最近の海外金融市場の安定や、原油高などから早期利上げ観測が高まる可能性もある。そうなれば、円安ドル高の流れが更に加速することになる。いずれにしても、過度な円高懸念はこれで払しょくされたとみてよいだろう。

今週のドル円予想レンジ:113円00銭(38.2%)~110円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]ユーロポンドの下落が後押し

(ポンド円日足)

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(ポンド円時間足)

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ドル円が一気に上昇に転じたことで、ユーロもつられて下落に転じた。そのユーロはポンドやカナダドル、そしてスイスフランといったクロス通貨を巻き込みながら下落。特にユーロポンドは損切りも巻き込んで大幅下落となり、ポンド買いを促した。ポンドドルとドル円が同時に上昇したことで、ポンド円はこの日5円近い上昇幅となった。
ポンドの買い材料があったわけではなく、相場に勢いがなくなれば再び下落に転じるリスクを抱える。特にポンドは、英国のEUからの離脱問題が燻ぶるだけに、上げ止まった時には注意したい。ポンドの習性としては前回の高値付近で一旦抑えられることがよく見かけられる。3月の高値でありボリンジャーバンドの上限、そして日足チャートのフィボナッチ50%戻しでもある163円ミドルが目先の天井とみる。

今週のポンド円予想レンジ:163円50銭(日足50%、BB上限)~158円90銭(時間足50%)

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[豪ドル円]天井に近づく

(豪ドル円日足)


豪ドル円は長期上昇トレンドが継続するとの見方には変わりはないが、短期的にはそろそろ上限に近づいたように見える。
先週末にドル円が急騰した場面で豪ドルは対ドルでは一時的に買いが入ったもののすぐに売りに転じた。その後のNY市場では原油価格が上昇したものの、豪ドルは寧ろ売りに押され、対ドルで下落幅を拡大。豪ドル円が上昇したのはドル円の上昇幅に押し上げられたためだ。豪ドル円の買いがついてきていないということは、ドル円の上昇が弱まれば豪ドル円の利食い売りなどに押し戻される可能性もあるということだ。
3月末に付けた高値87円付近にはボリンジャーバンドの上限も位置することから、そのレベルが目先の天井とみる。

豪ドル円予想レンジ:87円00銭(BB上限)~83円70円(50%)

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[全般]円安からドル高へ

先週末の東京時間に「日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討」「貸し出しマイナス金利は政策金利マイナス幅の拡大時に検討する」との報道を受け円が一気に下落に転じた。ドル円は心理的な節目の110円を上抜け111円後半まで上昇。同時にクロス円も全面高となるなど、市場の雰囲気が一変してしまった。
その日は週末という事もあり、次週開かれるFOMCや日銀会合を控え落ち着いた相場展開で終了すると思われた。しかし、日銀会合を待たずにこの日銀情報が突然リーク?されたことで円全面安の展開となった。このニュースでクロス円が一気に上昇したことで他のユーロやポンド、そして豪ドルなどのクロス取引でもポジションの解消を巻き込み相場が大きく変化した。特にユーロ絡みでは対ポンドで売りが強まるなど、他通貨の流れにも影響を及ぼした。先週はG20で円安誘導がけん制され、主要産油国の原油増産凍結が合意に至らず、円高が更に進むと思われた。しかし、結果的にドル円は107円80銭から111円80銭近くまで4円の円安となった。その動きは各主要通貨をも動かすなど、円に始まり円で終わるといった展開になった。また、原油価格の底堅い動きも円安に大きく影響を及ぼした。クウェートのストライキ問題や5月にロシアで産油国会合が開かれるとの情報などが下支えとなった。リビアが増産するとの報道もあったが、原油価格の下落には繋がらなかった。原油相場には底打ち感から強気の見方が増えている。また、堅調な米国経済指標などから株高が続き、市場に安心感が広がり始めたところで今回の日銀報道は円安に向かう絶好のタイミングとなった。

今週はFOMC会合と日銀政策会合が開かれるが、既に日銀の追加緩和は織り込んでしまったと言える。もし、今回据え置きを決定すれば市場の混乱を引き起こしかねないことから、予想通り追加緩和を実施することは間違いない。
一方、FOMC会合では既に市場は今回の利上げはないとの見方で一致している。
ただ、最近は原油高や、新興国通貨高や株高が続いている。イエレン議長が懸念していた海外金融市場や原油安への不安が後退する最中、タカ派的な声明文になれば一気にドル高が進む可能性が高い。
円安の次はドル高といった流れに乗って、ドル円やクロス円、そして資源国通貨の動きが更に活発になりそうだ。

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