ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-04

[米ドル円]クロス円が下支え

(米ドル円日足)

USD_JPY_20160427_hiashi.jpg

欧州市場でドル円は一時110円66銭まで下落。110円60銭近辺はボリンジャーバンドの中心線が位置し、重要なサポートとみられていた。しかし、その手前で折り返したことで寧ろドル円の底堅さが確認された。
ここにきてクロス円の買いが目立っており、ドル円押し上げ要因となっている。
今日のFOMCでは金融政策は見送られると思われるが、6月の利上げの可能性が示されるようならドル高に反応。しかし、今の市場ではそれを織り込んだ動きはなくニュートラルな状態で迎えることになりそうだ。
一方、明日の日銀会合では金融機関へのマイナス金利適用の期待があり、円高には向かいにくい。
結果として、ドル円は上値を試す可能性の方が高いとみる。ただ、110円60銭を万が一下回るようなら下値リスクが再燃することになる。

ドル円予想レンジ:112円30銭(BB上限)~110円60銭(BB中心線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]EU残留への期待

(ポンド円日足)

GBP_JPY_20160427_hiashi.jpg

前日にオバマ大統領が英国のEU離脱に対し警鐘を鳴らしたことで、残留の可能性が一気に高まった。これを受けポンドは対ドルだけではなく対円でも買いが強まった。
3月30日に付けた高値162円55銭とほぼ同レベルの162円69銭を付けて押し戻された。
ただ、買いの勢いは依然として強く、下押しは限定的とみる。明日の日銀会合では追加緩和が期待されることから、もう一段の上昇が見込める。
フィボナッチ50%戻しとなる163円30銭を上抜けると、次のレジスタンスは3月11日に付けた高値164円付近が視野に入る。ポンドはFOMC会合というイベントリスクにも影響を受けにくいだけに、取引がしやすい。
下げたところでは買いを入れていきたい。

ポンド円予想レンジ:164円00銭(3月11日高値)~161円50銭

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[豪ドル円]豪ドル円ストレートの買い

(豪ドル円日足)


東京市場では日経平均株価の下落などからドル円が上値の重い展開となったことで豪ドル円も冴えない動きが続いた。ドル円が110円66銭まで下落すると豪ドルも対ドルで下落。豪ドル円の売りが出たことを示すものだ。しかし、欧州市場では米長期金利が低下し、原油先物価格が上昇。資源国通貨である豪ドルは対ドルでまず纏まった買いが入り上昇。また、ドル円も買い戻しの動きが入りじり高となったことで、豪ドル円は86円30銭まで上昇。安値から1円余り上昇しほぼ高値圏で引けている。
明日の日銀会合では追加緩和期待があることから、円は売られやすい状況となった。また、原油価格の底堅さも豪ドル円の買いを誘っている。昨日の動きをみると豪ドル円で直接本邦からの買いが入っているようだ。
資本関係が一部動き出している可能性もある。
FOMCや日銀会合といったイベントリスクが終了しても下げが限定的となれば、ゴールデンウィーク中に更に上値を試す展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:86円70銭(3月31日高値)~85円70銭

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[全般]FOMC控え神経質な展開

日本時間の明日3時に行われるFOMC政策金利発表を控え市場は神経質な展開が続いている。
昨日の東京市場では日経平均株価の下落とともにドル円も上値の重い展開で始まった。
ただ、今日明日の日米金融政策会合後の発表を控え、既に前日で円安調整の動きが一巡したこともあり、小幅な値動きにとどまった。
欧州市場に入ると、米長期金利の低下に伴い欧州勢によるドル売り円買いが強まりドル円は前日の安値を下回り109円66銭まで下落。しかし、その後はポンドやユーロを中心にクロス円の買いが入りドル円も反発。
NY時間に発表された米3月耐久財受注が0.8%と予想の1.9%を下回ったことでドルが全面安となった。しかし、ドル円のポジションは既に大分解消されたと思われ、ユーロやポンドなどに対してドル売りが強まった。また、原油価格が堅調な地合いとなり、NYダウも小幅上昇。結果として、資源国通貨のクロス円の上昇も加わり円は全面安。
結局、ドル円はほぼ往って来い。ドルはユーロやポンド、そして資源国通貨に対しては売りが強まるなど、ドル安と円安双方の動きが強まった。
原油高は株価の下支えとなったものの、米企業決算もまちまちな結果となり、低調な耐久財受注などの結果も株価の足枷となった。結局、NYダウは13ドル上昇したもののS&Pは7ドル安となるなど、FOMCを控え慎重な動きが続いている。
今日のFOMCでは政策見送りはまず間違いなく、6月の利上げへの可能性が示されるかに市場の注目が集まる。
もし、前回よりもハト派色が弱まるとなれば、ドルは上昇するものの株価は下落に転じるため円高にも繋がる。ただ、明日の日銀会合では追加緩和期待が高く、円高の動きは限定的とみる。
最終的に円高よりもドル高の勢いが上回り、クロス円全般が更に上昇する可能性が高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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