ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-06

[米ドル円]一目の雲のレンジ

(米ドル円日足)


前日急速に上昇した反動もあり、ドル円は111円を割り込むなど上値の重い展開で始まった。しかし、日経平均株価の上昇に伴い111円台に復活。押し目を買う動きが目立った。
欧州市場ではポンドやユーロが大きく動きドル円は蚊帳の外となり111円を挟んでの小動き。
NY市場では4月の個人消費が予想を上回ったことでドル円は112円20銭付近まで買われた。しかし、その後発表された消費者信頼感指数が予想を大きく下回ったことで失望売りが強まりドル円はこの日の安値110円51銭まで下落した。
連休明けのNY市場では先週末にイエレン議長が早期利上げの可能性を示したことから、利上げ期待は高い。ただ、英国のEU離脱懸念や週末の雇用統計などを控え慎重な動きが目立った。
今日はISM製造業景況指数やベージュブック発表により、利上げ期待からのドル買いが強まる可能性が高い。それまでは一目の雲の中でのレンジの動きになりそうだ。

ドル円予想レンジ:111円25銭(雲の上限)~110円25銭(雲の下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]EU離脱懸念でポンド急落

(ポンド米ドル日足)


東京市場の早朝から滅多に動きがないポンドが激しい動きを示した。
テクニカル的に1.47ドルミドルを上回ればもう一段の上昇が見込めることもあり、投機筋が仕掛けたと思われる。結果的に1.4722ドルで買いが続かず押し戻された。連休明けのロンドン勢は東京で上値の重さを確認したことで売りから参入。1.45ドルミドル付近まで売り込まれたが依然としてEU残留への期待もあり1.46ドルミドルまで100ポイント余り反発。
ところが、NY時間にポンドは急落。世論調査で英国のEU離脱支持が残留支持を上回ったことが伝えられポンドは対ドルだけではなく対ユーロでも纏まった売りが入った。
6月23日の国民投票が近づくにつれ、ポンドの変動率は更に高まることになるだろう。ほぼポンドショートは一巡した感もありどちらにも動きやすい状況となった。
市場はリスクに敏感なだけに、どちらかといえば売り材料に反応しやすい。戻したところでは売りで入りたい。

ポンドドル予想レンジ:1.4530(BB中心線)~1.4340(BB下限)

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[豪ドル円]目先ダブルトップ

(豪ドル円2時間足)


東京時間に発表された1-3月期の経常収支の赤字額は-208億豪ドルと市場予想の-195億豪ドルを上回ったが、純輸出が復調改善。また、同時に発表された豪州住宅建設許可件数が3.0%と予想の‐3.0%を大きく上回ったことで豪ドル円は一気に1円近く上昇に転じた。RBAが利下げを実施し、豪ドルが急落した後の戻り高値となる80円65銭とほぼ同レベルの80円66銭まで上昇。しかし、買いの勢いは続かず失速し80円前半まで押し戻された。
欧州市場で再度80円63銭まで上昇したものの再度売りに押されるなど、目先ダブルトップを形成。NY市場に入っても売りが止まらず79円75銭まで下落した。
豪州経済指標は徐々に改善がみられることから追加緩和期待は後退。
中期的な上昇トレンドは継続しており豪ドル買いの機会を狙いたいが、目先は80円ミドルから78円ミドルのもみ合いが継続。
押し目は丁寧に拾っていきたい。

豪ドル円予想レンジ:80円40銭(5月12日高値)~79円50銭(50%)

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[全般]連休明け欧米市場でポンドやユーロ乱高下

連休明けの英国と米国勢の戻った欧米市場では英国のEU離脱問題を背景に大きく乱高下する荒っぽい動きで始まった。
東京市場では前日に大きく上昇したドル円の反動から売りも見られたが111円を挟んでの小動き。一方、朝方からポンドの買いが先行し1.4722ドルまで上昇。アジア市場でポンドがこのような動きを示すのは珍しく投機筋が中心と思われた。
欧州市場にかけて利食い売りに押し戻されたものの、下げたところで欧州勢によるユーロポンドの買いが入りポンドは下落に転じた。しかし、EU残留への思惑から下げたところでポンドの買い戻しが見られた。
連休明けとなったNY市場ではこの日発表された米4月PCEが1.0%と予想の0.7%を上回った。しかし、コアデフレーターは0.2%と予想通りとなり市場の反応は限定的となるなど、静かな幕開けとなった。ところが、一部の世論調査で英国のEU離脱支持が残留支持を上回ったことが伝わると一転。ポンドが大きく下落し、それにつられてユーロも下落に転じた。
NYダウも軟調な地合いとなりリスクオフの動きから円買いが進んだことでドル円も110円ミドル付近まで押し戻された。
先週末にイエレン議長が早期利上げの可能性を示したこともあり、市場は荒っぽい動きが目立つ。
連休明けのNY勢のメインテーマはFRBの利上げに集まることから、そろそろドルを中心とした相場展開に戻るとみている。
本日発表される米5月ISM製造業指数が予想を上回る結果となればドル上昇のきっかけになりそうだ。

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