ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-06

[米ドル円]円高リスク燻ぶる

(米ドル円日足)


ドル円は目先107円を挟んだこう着状態が続くとみているが、依然として円高リスクを抱えながらの展開が予想される。
来週のFOMCや日銀会合、そしてその先には英国のEU離脱への国民投票が行われる。
今回のFOMCでは利上げはないとの見方が既に広がっており、円高リスクは低下。しかし、声明文の内容次第では円高リスクも残る。
日銀会合ではマイナス金利の影響で国債離れが始まっており、マイナス金利拡大は難しいとの見方が広がれば円高リスクの拡大に繋がる。
英国の国民投票は今の時点で残留か離脱か五分五分といった状態。イベント自体がリスクであり、こちらも円高リスクが高まるものだ。
それぞれ円高リスクを抱えるものだが、逆に言えばこれらが過ぎれば円安に進みやすくなるという事だ。それまではどちらにもポジションを傾けにくく、107円を挟んでのこう着状態が続くとみる。

ドル円予想レンジ:107円40銭(38.2%)~106円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ドル安による上昇も一巡

(ユーロ米ドル日足)


米5月雇用統計の予想外の悪化でドル安が進んだことからユーロドルは1.1250ドルのレジスタンスを上抜けて上昇。ドル安がユーロを押し上げた格好だが、その勢いもそろそろ衰え始めている。昨日は米長期金利が低下し、資源国通貨に対してドル安が進んだことでユーロドルは1.14ドル台に押し上げられた。
ただ、1.1420ドル付近はフィボナッチ61.8%戻しであり上値が抑えられている。このレベルの上の1.15ドル手前にはボリンジャーバンドの上限が上値を抑える。また、1.1450ドル付近で折り返すようならヘッドアンドショルダーを形成。一先ず1.14ドルミドル手前でユーロ売りを出してみるのも面白い。

ユーロドル予想レンジ:1.1420(61.8%)~1.1350

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[NZドル円]RBNZ政策金利据え置きでNZドル上昇

(NZドル円日足)


NY市場が終わったところで早朝に行われたRBNZ政策会合では現行の政策金利2.25%を据え置くことを決定。これを受けNZドルは対ドル対円で急上昇。市場の一部では追加利下げ期待があったことから、失望の買い戻しが入ったとみられる。NZドル円は75円から76円まで一円上昇。一目の雲を一気に上抜けした。
声明文では一段の政策緩和が必要になる可能性があるとするなど、次回の追加緩和の可能性が残った。
今回の上昇で一先ずショートは炙り出されたが、まだ買い遅れたところは下値を抑えてくるだろう。
ショートカバーが一巡したところで再び次の追加緩和期待からの売りが強まるとみる。
一先ず窓埋めとしては一目の雲の下限となる75円40銭付近までの下押しが予想される。
その後は再度早朝に付けた高値76円を試しに行きそうだ。上抜け出来ない場合はダブルトップ形成で売りから入りたい。

NZドル円予想レンジ: 76円00銭~75円40銭(雲の下限)

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[全般]原油高株高

東京時間の昼に発表された中国5月貿易収支が予想を下回ったものの、輸入が改善されたことを好感。特に、原油輸入量が増加したことで原油価格の上昇に繋がった。
前場に下落していた日経平均株価も上昇に転じた。ただ、ドル円は欧州市場にかけても107円付近で動意の乏しい動きが続いた。
NY市場に入り長期金利が低下したことからドル円はこの日の安値となる106円59銭まで下落した。
しかし、原油価格が1バレル51ドル台に乗せたことを株式市場は好感。上昇に転じるとドル円も107円台に戻すなど、大きな動きは見られなかった。
原油価格の動向が依然として市場に大きな影響を与えている。昨日の上昇はナイジェリアで油田が爆破されたことや、週間原油在庫が予想を下回り、中国の原油輸入量が増加したことが背景にある。50ドルが一つの節目とみていたが、予想外の底堅さが目立っている。これを受け、NYダウはエネルギー関連を中心に1万8千ドル台を回復。昨年5月に付けた史上最高値1万8351ドルに近づいている。
FRBの6月利上げ観測が後退したことなどが要因とみられるが、それがなくても株式市場は堅調な地合いが続いていたかもしれない。雇用統計が単月で悪化したものの、住宅や個人消費の回復などが株価を押し上げているとの見方もある。
ただ、英国のEU離脱への国民投票はNY株式市場にとっても大きなリスクであり、為替市場も含め当面こう着状態が続きそうだ。

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