ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-07

[米ドル円]ブレグジットショック前のレベルへ

(米ドル円日足)


政府の大規模経済対策期待やヘリコプターマネーを含む日銀の追加緩和期待が高まりドル円は前日に引き続き上昇。石原経済再生担当大臣が「補正予算財源として赤字国債発行は望ましくない」と発言したことで103円ミドルから102円90銭付近まで押し戻された。しかし、それが寧ろいい押し目買いとなりドル円の上昇は加速。
NY市場ではNYダウがザラバで史上最高値を更新するなど、リスクオンの動きから104円99銭の高値を付けた。
このレベルは英国の国民投票で残留期待が高まる前のレベルでもある。
これで一先ずブレグジットショックによる円高がほぼ解消された格好だが、まだ円安の勢いは残る。米雇用統計が予想を大きく上回ったことで米国経済への不安は後退。英国問題も次期首相が決まったことで不安感が後退。この二つの問題をクリアしたことでドル円はもう一段の上値を試す展開が予想される。ただ、市場は未だ病み上がり状態でもあり、突然の振り落としには注意したい。

ドル円予想レンジ:105円70銭(50.0%)~104円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロポンド]英国不安後退とEU離脱懸念

(ユーロポンド4時間足)


英国の次期首相が決まり、英国政治不安が後退したことでポンドの買い戻しが強まっている。一方、昨日はカーニーBOE総裁が「ポンドの下落は英国経済の調整を支援」「リスク環境は変化しており不確実性が増した」と発言。ポンド安容認と同時に追加緩和の可能性を示唆したものの、既に市場は織り込んでいた模様。ポンド売りは見られず、寧ろ買い戻しの勢いが増した。
一方、欧州委員会がスペインとポルトガルの財政規律違反で制裁金を科すとの勧告をこの日了承。この決定によりEU離脱が今後拡大する懸念から、ユーロは対ポンドだけではなくドルや豪ドルに対しても売りが散見。
ただ、明日はBOE政策会合で追加利下げに加え資産買い取り規模を拡大するようなら一時的にポンド売りが強まる可能性もある。
ポンド自体の不安が消えたわけではなく、これらの売りが一巡したところではポンド売りが強まるとみる。

ユーロポンド予想レンジ:0.8370~0.8220(38.2%)

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[豪ドル円]ブレグジットショック前のレベル

(豪ドル円日足)


リスク回避の動きが一気に後退し豪ドルは対ドル対円で上昇が際立っている。
日経平均株価や中国上海総合指数が大きく上昇したことで豪ドルに買い安心感が広がった。
また、NY市場ではエネルギー情報局が今年と来年の原油価格見通しを引き上げたことで原油価格も上昇。資源国通貨への買いが強まった。また、NY株式市場のダウやS&Pが史上最高値を更新する等リスクオンの動きも重なり豪ドル円は80円の大台を抜け80円32銭まで上昇した。
このレベルはブレグジット問題で上下に大きく振らされる前のレベルであり居心地のよさそうなレベルとみられる。
ただ、買いの勢いはまだ強いだけに、ボリンジャーバンドの上限の位置する80円ミドルからフィボナッチ61.8%戻しの80円80銭付近までの上昇が予想される。
80円付近での利食い売りが一巡したところでは押し目買いを狙いたい。

豪ドル円予想レンジ:80円80銭(61.8%)~79円00銭

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[全般]リスクオンにより円全面安

前日の流れを継いで円安が更に強まるなど、円主導の相場展開が続いている。
参院選で圧勝した与党による10兆円規模の大型経済対策への期待が高まったことで株式市場はドル円の買い戻しが強まった。また、この日バーナンキ前FRB議長が安倍首相と会ったという事からヘリコプターマネーも含めた日銀の追加緩和期待も重なった。
一つ一つの材料を見ると、どれも円安要因としては決定的な材料とは言えない。
ブレグジットショックによる過度な円高に対する巻き戻しの動きとみた方がよさそうだ。
ブレグジットショックは東京市場が最初の戦場となり、それだけにドル円だけではなくクロス円も全面安となった。その後も円高リスクは東京市場で始まるなど、円主導の相場展開が目立っていた。英国の次期首相が決まったことや、参院選での与党の勝利でアベノミクスへの期待が高まったこと、また、先週末の米雇用統計が予想を大きく上回ったことで米国労働市場への懸念が払しょくされたことも市場のリスク回避の動きを後退させた。
英国問題は依然燻ぶるものの、その結果が出るのは数年後という事もあり市場の緊張は緩み始めている。
ドルインデックスはこのところほとんど動きはなく円だけが大きく売り戻されている。
ポンドやユーロ以外のクロス円はブレグジットショック前のレベルに戻りつつあるという事は、一先ず修正の動きは終わりに近づいている。

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