ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-07

[米ドル円]ヘリコプターマネーへの期待

(米ドル円日足)


朝方ドル円は104円を割り込む場面も見られたが、結局103円90銭のサポートを抜けずに三角保ち合いが収束。後場に入り安倍首相の経済ブレーンであった本田前内閣官房参与が4月にバーナンキ前FRB議長とヘリコプターマネーについて議論した事が明らかとなった。
これを受けドル円は105円のレジスタンスを上抜け105円後半まで上昇。
ロンドン市場ではBOE会合の結果を受けポンドが上昇し、一時的にドル売りが強まったことで105円前半まで押し戻された。しかし、欧米株式市場の堅調な地合いに支えられてリスク選好の円売りの動きは継続。105円ミドルで引けている。
106円付近にはオプション絡みの売りが並んでいるとの観測もあり、その手前では売りが出やすい。ただ、日銀のヘリコプターマネーも含めた追加緩和期待がドル円の底値を切り上げている。また、堅調な米国経済への期待から利上げの思惑が再び高まるようならドル高円安の動きが強まる可能性が高い。
今日のNY時間に発表される米6月CPIや7月NY連銀製造業景気指数といった指標に注目が集まる。
予想を上回るような堅調な結果となれば、ブレグジットショック直前の高値106円80銭を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:106円80銭~104円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]8月会合での緩和期待も織り込む?

(ポンド米ドル4時間足)


BOE政策会合で現行の政策金利0.5%維持を決定したことでポンドドルは上昇に転じた。市場は0.25%の引き下げを既に織り込んでいただけに今回の決定はサプライズとなった。
一方、議事要旨では大半の委員が8月の金融緩和を実行すべきと考えていることが示されたことで、上値も抑えられた。
今回の据え置きを決定したのはブレグジットによる市場の混乱が長期化せず、市場が健全とBOEが判断した為だ。これまで過度に市場の混乱を懸念していたものが、これで後退。英国金融システムの頑強さや規制の柔軟性が功を奏したともいえる。
8月の会合での追加利下げや資産買い取りプログラムの増額などを既に市場は織り込んでいると思われる。
下げ止まったところではポンドの買い戻しが入りやすい状況であり、押し目買いを狙いたい。

ポンドドル予想レンジ1.3630(38.2%)~1.3270

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[豪ドル円]ブレグジットショック前の高値狙い

(豪ドル円日足)


東京時間に発表された豪州6月雇用統計は新規雇用者数が7900人増と予想の1万人増を下回ったことで発表直後は豪ドルが下落。しかし、正規雇用者数変化が大幅改善したことや、前月分が上方修正されたことを受け反発。また、日銀のヘリコプターマネーへの期待から円が売られたことで豪ドル円は80円の大台に乗せた。
欧州市場では各国株式市場が堅調な地合いとなりリスクオンによる円安が進んだことで80円88銭の高値を付けた。その後BOE会合でポンドが急上昇したことでポンド豪ドルの買いが出て、豪ドル円が下押しされる場面も見られた。しかし、NY市場でもリスクオンの動きが続き、80円ミドルで引けている。
今日は中国のGDPや米国のCPIなど重要な指標発表があるが、これらが堅調な地合いを示すようなら一段の上昇が見込めそうだ。
ただ、ブレグジットショック前の高値81円60銭近辺は相当強いレジスタンスになったとみられる。
一先ずその手前では売りを出しておき、抜けたら再度買いを入れていく。

豪ドル円予想レンジ:81円60銭~80円00銭

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[全般]リスクオンも週末調整

東京市場でドル円は105円台に上昇。日銀によるヘリコプターマネーへの期待が高まりリスクオンの動きが高まった。
また東京発で市場が大きく動いた。ブレグジットショックで東京市場が主役となり、それがまだ続いているように見える。
早朝のドル円は104円を割り込むなど、上値の重い展開で始まるかと思われた。しかし、後場に入り本田前内閣官房参与が4月にバーナンキ前FRB議長と永久債発行について議論したことが伝わると一転。ドル円は105円のレジスタンスを上抜き105円後半まで上昇。円売りが一気に進んだ。
一方、ロンドン時間に行われたBOE政策会合では現行の政策金利0.5%据え置きを決定。市場は0.25%引き下げを既に織り込んでいたこともあり一気にポンドのショートカバーが入り上昇。つられてユーロも上昇するなどクロス円の買いもドル円の下支えとなった。
利下げを実施しなかったことはそれだけブレグジットによる市場の混乱が大きくなかったという事を示すものとして市場に安心感が広がった。
連日高値を更新しているNY株式市場はこの日も三指数ともに大幅上昇となるなど、市場のセンチメントは楽観ムードが継続。
一方、ロックハート・アトランタ連銀総裁やハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は年内利上げの可能性を示すなど、タカ派的な見方を示した。米長期金利は1.53%に上昇するなど、これまで年内利上げはないとの見方が後退。それでも株価は上昇するなど、やや過熱気味な感もある。
ブレグジットショックは完全に後退したように見えるが、ちょっとしたことで市場のセンチメントは変わりやすい。
週末という事もあり、一段の上昇があれば一旦は売りを出しておきたい。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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