ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-07

[米ドル円]ヘリマネ期待は残る

(米ドル円2時間足)


朝方のドル円は前日の流れを継いで108円を目指す展開かと思われたが一転して下落に転じた。東京市場が引けたところで日銀内に巨額の長期国債買い入れを継続する量的・質的緩和に懸念する声が増えているとの報道が流れた。市場での反応は薄かったが、その直後に黒田総裁が「ヘリコプターマネーの必要も可能性もない」と発言したとのBBCによる報道でドル円は一気に高値から2円近く下落した。同時にポンド円などのクロス円も下落するなど円全面安となり、梯子を外された格好となった。ところが、その後BBCのこのインタビューが6月中旬のものであったことが伝わると買い戻しの動きが強まった。
しかし、NY市場では株式市場が三指数ともに下落し原油価格も低下したことでリスクオフの円高が強まり、結果的にドル円は上値の重い展開が続いた。
来週の日銀会合ではヘリコプターマネーが実施される可能性が残るものの、市場は今回の報道で疑心暗鬼に陥った。しかし、これでもしヘリコプターマネーが実施されると円安が再び強まることになる。
高まり過ぎたガス抜きを先にしてしまった感もあり、ここからのドル円の下値は限定的となったのではないか。

ドル円予想レンジ:106円50銭~105円20銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]底値切り上がる

(ポンド円時間足)


東京市場が引けたところでBBCによる黒田総裁発言の報道が伝わるとドル円が急落。ポンド円もまとまった売りが出て一気に2円余り下落した。相変わらずポンド円は値幅の大きな動きが続いている。しかし、他のユーロ円や豪ドル円などの売りは殆ど見られないのは、それだけポンド円のポジションがどちらかに傾いているという事かもしれない。
短期的にみるとポンド円は既に底を打っており、徐々に底値が切り上がっている。
上昇トレンドラインに近づいたところでは買いを入れておきたい。フィボナッチの61.8%となる141円10銭を上抜くようなら、昨日の下落前の高値となる142円ミドルを一気に見に行く可能性が高い。

ポンド円予想レンジ :141円10銭(61.8%)~139円50銭

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[豪ドル円]ソーサートップからもみ合い

(豪ドル円2時間足)


豪ドル円は81円ミドルのダブルトップを付けた後、天井を示すソーサートップを形成し始めている。このソーサートップの形は上にも下にも相場の勢いがないことを示すものだ。このトップがみられた時は大抵その後狭いレンジでのもみ合いが続くことが多い。
昨日はBBCの黒田発言報道で一気に79円直前まで下落したが、豪ドル自体の売りは見られていない。
ドル円が底堅い動きに変わってきたことで、豪ドル円も下落前のレベル付近まで戻る可能性が高い。
昨日のNY株式市場は久しぶりに三指数ともに下落したことでリスクオンの動きが後退。
株式市場や原油価格が再び強まる時が豪ドル円上昇のサインとみる。

豪ドル円予想レンジ:80円30銭(50.0%)~79円00銭

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[全般]日銀の大胆な追加緩和期待剥落

東京市場は前日のNY市場でドル円や株式市場の堅調な地合いを引き継ぎ底堅い動きでスタートした。東京市場が引けたところで日銀内に巨額な量的・質的緩和の継続に対し懸念を示す意見が増えているとの報道が流れたが市場への影響は限定的となった。
ところがその直後に黒田総裁が「ヘリコプターマネーの必要も可能性もない」と発言したとのBBCによる報道が流れるとドル円は下落。ポンド円などのクロス円も巻き込み一気に円高が進んだ。その後、このインタビューは6月中旬のものだとわかり買い戻しが入ったものの、上値は切り下がった。
欧州市場ではこの日ECB理事会が開かれ、政策金利0.25%を据え置くことで決定。予想通りの結果となり市場の反応は見られなかった。
その後のドラギ総裁記者会見では全般にこれまでの発言を踏襲するもので、特に新たな追加緩和策が打ち出されなかったことでユーロは上昇。しかし、ブレグジットの影響を受け、欧州の景気見通しに下振れリスクがあると発言。一転してユーロは対ドル対ポンドなどのクロスでも売りが強まった。
NY市場では株式市場が三指数ともに下落。原油価格も下落するなどこれまでの楽観的なムードも後退し全般に一服感が広がった。この日発表された新規失業保険申請件数や中古住宅販売件数などは好調な結果を示したものの、これまでの上昇の調整に押されたと考えられる。米国経済の好調な流れに変わりはないとみてよいだろう。
一方、日銀の大胆な追加緩和期待が一部剥落したことで、円安の流れにストップがかかった。黒田総裁のヘリコプターマネーに関するインタビューは6月中旬という事で、その後変化した可能性がある。しかし、市場には疑心暗鬼が広がったことは確かだ。
逆に言えば、これでもしヘリコプターマネーを実施した場合は円安が一気に進むことになる。ガス抜きを先にしてしまったようにも見える。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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