ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-07

[米ドル円]日銀会合、期待か失望か

(米ドル円4時間足)


昨日のNY時間に日銀が追加緩和を実施すると同時に政府が大規模な経済対策を打ち出すとの報道でドル円は104円後半から105円ミドルまで上昇。
既に市場は量的緩和の拡大やマイナス金利の深堀りなどを織り込み始めているだけに、これだけでは円安に反応しにくい。しかし、政府と一体となればヘリコプターマネーへの期待が高まり、もう一段のドル円上昇に繋がる。市場はアベノミクス再燃への期待が高まり、円安は継続する。
反対に、期待を裏切れば失望売りによるドル円の下落圧力は上昇圧力を上回るものとなるだろう。
ただ、昨日のFOMC会合では今後の経済指標次第では利上げの可能性が示されており、今日の米GDP速報値次第ではドル押し上げ要因となる。
今日のドル円は上下に忙しい動きになるかもしれない。

ドル円予想レンジ:107円50銭(7月21日高値)~103円00銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ストレステストとイタリア不良債権

(ユーロ米ドル8時間足)


東京市場が終わったところでユーロドルは7月19日に付けた高値1.1080ドルを上抜き、損切りを巻き込みながら1.1117ドルまで上昇。上値ブレイクとみられたがすぐに押し戻されるなど、仕掛け的な買いが入った。その後もNY市場で1.11ドル台に乗せたものの、上値の重さが目立った。
昨日発表されたドイツのCPI速報値や失業率は好調な結果を示したことでユーロ買いに反応。しかし、イタリアの銀行不良債権問題が燻ぶる中で、今日はEBA(欧州銀行監督庁)がストレステストの結果を発表する。その中でイタリアの大手銀行モンテ・パスキは不合格になると予想される。イタリア政府と同行の再建策が打ち出されるとの見方もあるが、それが失敗すれば欧州危機が再燃しかねないリスクを抱える。
ブレグジット問題は一先ず後退したものの、欧州の問題は根深いものがある。
ストレステストで更なる不合格銀行が出るようなら一時的にユーロ売り圧力が高まる可能性がある。

ユーロドル予想レンジ :1.1110~1.1020(61.8%)

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[豪ドル米ドル]原油安も影響薄

(豪ドル米ドル4時間足)


FOMC後に一旦底割れが見られたがその後も上昇チャネルの下限に沿った動きが続いている。昨日は欧米市場で原油先物価格が下落したことで豪ドルドルは上値の重い展開が続いた。しかし、全般に押し目を買う動きがみられるなど、底堅さが目立つ。
米長期金利は低下していることも豪ドルドルの下値サポートになっている。
追加緩和期待も後退する中で、コアCPIが予想を上回るなどインフレ懸念も燻ぶる。
今日は日銀会合が開かれるが、円を絡まない通貨ペアの取引にも注目したい。日銀会合というイベントが終わり、市場が楽観的なセンチメントになると豪ドルは買われやすい。
一先ず上昇チャネルの下限0.74ドル後半で買いを入れ、フィボナッチ61.8%戻しの0.7580ドル付近を目指す。

豪ドルドル予想レンジ:0.7580(61.8%)~0.7480

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[全般]日銀と政府一体での政策?

昨日の東京市場はFOMC会合で利上げを急いでいないとの見方からドルは全般に上値の重い展開で始まった。日経平均株価も円高が進むにつれ下落幅を拡大。全般にリスクオフの動きが見られた。しかし、今日の日銀会合を控えポジションをどちらにも傾けにくいこともありドル円の下値も限定的となった。
欧州市場では原油先物価格が下落したことで資源国通貨を中心に売りが強まるとドルが全般に上昇。ドル円はクロス円の売りとドル買いの綱引きとなり104円後半のもみ合いが続いた。
NY市場が始まっても方向感の定まらない動きは継続。NY株式市場もダウは小幅続落、S&Pは小幅続伸といった動意の乏しい状態が続いた。
ところがNY時間後半に入ったところで一部通信社が29日の日銀会合で「追加緩和を検討」「経済対策と相乗効果を期待」「日銀が追加緩和を決定すれば政府は声明を出す方向で準備している」と報道し、ドル円は一気に104円80銭から105円50銭に上昇した。
市場は今回の日銀会合で量的緩和の拡大やマイナス金利の深堀りを実施するとの見方を織り込んできている。これ以上のものを期待するとすれば、政府と一体となったアベノミクス再燃になる。この報道が事実であれば、それなりの効果はありそうだ。
それでも、ドル円の上昇幅が限られるようなら今後円高を止める手段が限られてくる。
市場の期待を喚起する程の演出効果をもたらすことが出来るかが今日の日銀会合の焦点になりそうだ。
一方、FOMCでは今後の経済指標の結果を見てから利上げを検討するとしており、今日の米GDP速報値に注目が集まる。
もし、2%を割り込むようならドル売りのきっかけになりかねず注意したい。
これらを見極めるまでポジションは一方向に偏らせない方がよさそうだ。

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