[米ドル円]100円割れ視野に

日銀は追加緩和を実施したものの、市場の期待を下回るものでドル円の失望売りが強まり102円台に下落。しかし、その後は買戻しなども入り103円台でのもみ合いが続いた。
その後、NY市場で発表された米国GDP速報値が予想を大きく下回ったことでドルが全面安となり、ドル円は102円前半まで売り込まれてほぼ安値圏で引けてきた。
米国GDP速報値が予想以上に悪化したことからFRBの年内利上げの可能性がこれで再び後退。ドルの上値が抑えられると同時に日銀の出尽くし感も広がったことで円高に行きやすい状況となった。
今週のドル円は市場の心理的な大きな壁となる100円を試す展開が予想される。
100円に近づくと当局による介入警戒感もあり、神経質な展開が予想される。
しかし、米国の抵抗などもあり実際に介入を実施するのは難しく、市場は催促相場的なドル売りを仕掛けてくる可能性が高い。
一方で、今週はダドリーNY連銀総裁などの講演があり、利上げに前向きな発言があれば一転してドル買いが強まる可能性もある。荒っぽい値動きが予想されるだけに短期決戦で挑みたい。
今週のドル円予想レンジ:104円70銭(61.8%)~99円 80銭
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[ポンド米ドル]BOE会合の利下げ織り込み済みか

今週はBOE政策会合が開かれ、現行の政策金利から0.25%に引き下げると予想される。既にカーニー総裁は利下げを示唆していたことから市場は大分織り込んでいる。しかし、BOEはブレグジット後も英国経済が急速に鈍化している明確な証拠は見当たらないとの見解を示した。また、一部では利下げに否定的なメンバーもあり、もし利下げを見送った場合にはポンドが一気に上昇しかねない。
また、今回追加緩和は見送られるとの見方が強まり、下げたところでは反発するとみる。
いずれにしても、ポンドはすでに売られすぎの感もあり下値は限定的とみる。
今週のポンドドル予想レンジ :1.3480(7月15日高値)~1.3140(50.0%)
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[豪ドル米ドル]RBA会合での追加緩和期待

今週は中国の経済指標やRBA政策会合が開かれるなど、豪ドルにとって重要な週となる。
先週末に豪ドルは対ドルで大きく上昇して引けている。米国長期金利が低下したことで米ドル売りが強まったためだ。一方、豪ドルは今週のRBA会合で追加緩和期待が依然として高い。しかし、物価は依然として低迷しているものの、最近の豪州経済指標は労働市場も含め堅調な地合いが示されている。今回追加緩和を実施するほどの状況にはなく、もし追加緩和が見送られるようなら豪ドルはもう一段上昇する可能性がある。
一方、豪ドル高に対してRBAは警戒感が高く、豪ドル高けん制の文言が示されるとみられる。しかし、これまでRBAは一貫して豪ドル高けん制発言を繰り返していることから市場への影響は限定的とみる。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7650(BB上限)~0.7500
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[全般]ドル円下値リスク燻ぶる
先週のFOMCでは前回懸念されたブレグジットや労働市場の弱さなどが一先ず後退。景気見通しの短期的リスクが後退。労働市場は強く、経済は緩やかなペースで拡大するとした。FF金利は今後の経済見通し次第としたことで、今後の経済指標次第で年内利上げの可能性を残す内容となった。しかし、市場の見方は依然として悲観的で年内利上げはないとの見方は根強い。ただ、これまで堅調な米株式市場に一服感が漂い、米長期金利の低下は止まらずドルの下押し要因となった。
一方、日銀会合は追加緩和を実施したものの、予想を下回る規模で円買いの動きが強まった。市場が期待したマイナス金利の深堀りや量的緩和の拡大は据え置かれた。ただ、ETFの買い入れ額が倍増となったことで日経平均株価は引けにかけて辛うじてプラスで引けた。
ドル円は大きく上下したものの一先ず103円台で落ち着きを取り戻したかに見えた。しかし、NY時間に発表された米4-6月期GDP速報値が1.2%と予想の2.5%を大きく下回ったことでドル売りが強まった。結果的に、先週はドル安と円高が進みドル円は102円付近に下落して引けた。
日米金融政策の発表で方向感が掴めるかと思われたが、結果は寧ろ反対。更に市場の不透明感が高まったように見える。
今週は重要なイベントや指標発表が相次ぐ。
中国製造業PMIや米ISM製造業、PCEデフレーターなどの重要指標。そして、豪州や英国中央銀行政策決定会合もあり、他通貨の動きに市場の注目が集まりそうだ。
週末には最も注目される米雇用統計が発表される。5月が大きく落ち込み6月は大きく回復。どちらの結果が本物なのか今回の数字で判断され、それがFRBの利上げ判断に影響を及ぼすことになる。
全般に円高リスクが燻ぶる中で、これらの指標やイベントを乗り越えられるかが今週のポイントになりそうだ。
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