ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-08

[米ドル円]100円の壁遠のく

(米ドル円日足)


米国7月雇用統計は予想を大きく上回る結果となり、一先ず100円割れのリスクは後退。
市場には雇用統計発表結果で予想内かそれ以下であれば100円割れを狙うチャンスを伺っていたところが多くいたようだ。ところが、この雇用統計の数字はそれらの期待を完全に押しやる程のインパクトがあった。
これで今週は再びFRBの年内利上げ観測が浮上し日米金利差の拡大からドル円は底堅い動きが予想される。
利上げ期待で懸念されるのがNY株式市場だが、先週末の動きをみると影響はそれ程見られなかった。
日銀の金融政策の限界説が聞かれるものの、それによる円高圧力を市場は織り込んでいる。
ただ、積極的にドル円を買うにはまだ市場のコンセンサスが出来上がっていない。
テクニカル的にみると103円の後半にはボリンジャーバンドの中心線、一目の基準線に転換線。104円付近には一目の雲の下限でもあり、フィボナッチ50%戻しといったレジスタンスが固まっている。
下げたところでは買いを入れて、レジスタンス手前で売りを出していきたい。

今週のドル円予想レンジ:103円30銭(38.2%)~101円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ポンド米ドル]BOEの大胆緩和効果とドル高、そして反動

(ポンド米ドル2時間足)


先週のBOE会合では政策金利を0.25%引き下げるとともに社債を含めた量的緩和拡大や低利融資も同時に決定するなど、大胆な緩和政策を打ち出した。市場は素直に反応しポンドドルは1.33ドルミドルから1.31ドルまで約200ポイント下落。一旦1.31ドル後半まで買い戻しが入ったが米国7月雇用統計が予想を上回る好結果となりドルが全面高。ポンドドルは再び1.30ドル前半まで下落。NYの引けにかけて1.31ドル付近へ押し戻されたが上値の重い展開が続いている。
BOEは今後も追加緩和の可能性を市場に示しており積極的にポンドを買う動きは当面ないとみる。しかし、目先売り材料の出尽くし感もあり、積み上がったポンドショートの巻き戻しが入りやすくなっている。

今週のポンドドル予想レンジ :1.3200(50.0%)~1.2930

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[NZドル円]材料難からRBNZ政策会合に注目集まる

(NZドル円日足)


今週は特にドルや円などに影響を与える市場の注目材料はなく、唯一RBNZの政策会合に注目が集まりそうだ。
今回のRBNZ会合では政策金利を2.25%から2.00%に引き下げると予想される。市場はほぼ織り込んでおり、実際に利下げをしたとしても大きな下落に繋がることはないとみる。
先週はRBAが政策金利を0.25%引き下げたことで一時的に豪ドル売りが強まったが最終的に上昇に転じた。声明文には次の利下げを示唆する文言がなかったことで金利の底打ち感が出たためだ。
今回のRBNZ会合声明でも同様な内容となればNZドルの買い戻しが入るとみる。
NZドルは豪ドルの動きに連動しやすいだけに、上昇が期待できる。
また、ドル円も100円の壁を超えられずに当面底堅い動きが予想されるだけに、NZドル円の押し目買いを狙ってみたい。

今週のNZドル円予想レンジ:74円00銭(50.0%、BB中心線)~71円70銭(BB下限)

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[全般]米雇用統計、ポジティブサプライズで市場のセンチメント一転

先週末発表された米国7月雇用統計は25.5万人と予想の18.0万人を大きく上回るポジティブサプライズとなった。これを受けドルは全面高となりドル円も一時102円台に乗せる場面も見られた。
5月の雇用者数はネガティブサプライズとなり、労働市場の弱さが懸念された。しかし6月の雇用者数は予想を大きく上回るポジティブサプライズとなるなど市場はどちらの数字が信頼できるのか混迷。今回7月の雇用統計でその方向性を見極めようと注目が集まった。
結果的に労働市場の底堅い回復ペースが確認されたことで市場に安心感が広がった。
これを受けドルは全面高となり米長期金利も大幅上昇となった。一方、利上げ期待は株式市場にとってはネガティブ材料とみられたが結果的にNY株式市場3指数ともに上昇。ドル円も101円後半で引けるなど底堅い動きとなった。
先週はRBAの追加緩和に次いでBOEが予想以上の大胆な追加緩和を打ち上げた。ブレグジットへの先行き懸念が一先ず払しょくされる中での米雇用統計の改善は市場に更に安心感を与えるものとなった。
前週に発表された米GDP速報値が予想を大きく下回ったことで米経済に悲観的な見方もあったが今回の雇用統計で大分安心感が戻った。
これによる市場は再びFRBの年内利上げ観測が浮上し、今週は比較的ドルが底堅い動きで推移しそうだ。
ただ、雇用統計という夏のビッグイベントが終了したことでそろそろ市場参加者は夏休みに入るところが増える。
市場が薄商いとなるためマーケットは静かな動きが続く可能性がある一方で、何かの拍子で一気にどちらかに動き始めることもある。夏は比較的円高になりやすいというアノマリーはあるものの、今年は予想外の動きが多くみられる。

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