[米ドル円]100円の壁の堅さを確認

イエレン議長が「米雇用が改善し、追加利上げの条件が整ってきた」と発言したことでドルは全面高となった。雇用という条件が示されたことで今週末発表の8月米雇用統計が予想と同じかそれ以上(雇用者数予想18.0万人増)であれば利上げの可能性は非常に高まるとみてよいだろう。市場はこれまでイエレン議長発言待ちという事や、夏休みも重なり慎重な動きが続いた。その分市場にはエネルギーが溜まっており、ドル買いの動きはもう暫く継続するとみる。ただ、雇用統計が悪化した場合にはドル円は再び下落に転じることになる。
また、利上げ期待が高まれば中国や新興国市場の波乱を招きかねないことから、買われ過ぎたところでは振り落としが強まるとみる。
イエレン議長発言直後に上昇したドル円はすぐに押し戻されたが、100円07銭で下げ止まった。先週を通してみても100円の壁の堅さを何度か確認された。
一本調子とはいかないものの、今週のドル円は上値を試す展開とみる。
ただし、雇用統計発表前にはドルロングポジションを一旦はクローズしておきたい。
今週のドル円予想レンジ:103円50銭(50.0%)~100円80銭
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[ユーロ米ドル]ユーロ安継続

イエレン議長発言でFRBの早期利上げ期待が高まりドル高がユーロドルを押し下げた。その前からユーロは対ドルだけではなく対ポンドなどで売りが散見された。
特にユーロ売り材料があるわけではなく、今回の下落はドル高によるものだ。
イエレン議長の発言直後にユーロドルは1.1240ドル付近まで下落していることもあり、次は戻り高値として意識される。
一先ずボリンジャーバンドの中心線でもある1.1180ドル付近で下げ止まったことで、そのレベルまでの戻りを確かめてから売りを出したい。
今のユーロドル予想レンジ :1.1240~1.1050
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[豪ドル米ドル]チャネルの下限割り込む

FRBの早期利上げ期待が高まりドルが全面高となったことで豪ドルドルも0.7580ドルのレジスタンスを割り込みチャネルの下限となる0.75ドルミドルまで下落した。
日足チャートでみると長い上髭を伸ばした陰線が出たことで下落圧力が増す可能性が高い。
今週は米雇用統計を控えもう一段の米ドル高が予想されるだけに、豪ドルドルは一段の下値を試す展開が予想される。
年初に米国利上げ期待から中国株式市場が急落したこともあり、今回も上海総合指数が下落するとの見方が広がるようなら豪ドルドルの下落リスクも高まることになる。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7620~0.7450(50.0%)
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[全般]早期利上げ期待と雇用統計
先週は多くのFRB連銀総裁が利上げに対して前向きな発言が相次ぐ中でイエレン議長発言に注目が集まった。市場は特に目立った発言は期待できないとの見方が広がっていただけに、市場は大きく動き出した。
議長は「米利上げの根拠がこの数か月で高まった」「雇用と物価の目標達成に近づいている」「雇用市場は堅調さを継続すると予想」と発言したことを受け、市場は9月利上げもあり得ると判断しドルは上昇。しかし、「FRBの金融政策はデータ次第」との慎重な姿勢を示したことで一旦は押し戻された。しかし、そのすぐ後にフィッシャー・ダラス連銀総裁が「8月の雇用統計がFRBの決定に影響を与える」「イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」と発言したことで、ドルは再び全面高となりドル円は101円台に乗せてきた。市場は9月の利上げの可能性を殆ど織り込んでいなかったことで一気にドル買いに動き出した。
ただ、今週発表される8月米雇用統計の結果次第という事だが、もし予想を下回るようなら9月の利上げの可能性は一気に後退しドルは再び失望売りが出て下落することになりかねない。
今回のドル上昇にも限界が見えてくる。また、イエレン議長やその他の連銀総裁が口をそろえて言うのは「緩やかな利上げが適切」と話しており、今回利上げを実施したとしても次の利上げは当分先になるとみられる。そうなれば中長期的なドル売りが強まり、最終的に押し戻されることになる。
今月最大のイベントとしてイエレン議長発言に市場の注目が集まり過ぎ、慎重な動きが続いただけにエネルギーは大分溜まっている。やっと動き出したばかりという事から、今回のドル買いの動きがもう一段強まる可能性もある。
一方で、米利上げ観測が高まり過ぎると新興国からの資金流出が高まり株や原油価格の下落を引き起こすリスクもある。もし、そのような兆候が見えた時にはドルロングは直ちに手仕舞いすることだろう。ただし、最近の市場は安定していることから年初のような混乱が起こる可能性は非常に低いとみる。
今週の雇用統計発表に近づくまではドルは底堅い動きが期待できそうだ。
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