[米ドル円]ドル安と円高進行

東京時間に浜田内閣官房参与が「FOMC前の追加緩和は控えるべき」と発言したことでドル円は103円後半から一気に103円前半まで下落。その後は米利上げ期待もあり買い戻されたが、東京市場が終わると再び下落。上値の重い展開が続いた。
NY時間に発表された米国ISM非製造業景況指数が先週の製造業景況指数に続き予想を大きく下回った。これがサプライズとなりドルは全面安。ドル円は103円前半から101円後半へ一気に下落。その後も上値の重い展開で引けている。
この結果を受け市場は米9月利上げの可能性はないとの見方が広がると同時に、日銀の追加緩和期待も後退。ドル安と円高が同時に進行しやすい状況は今日も続きそうだ。
ただ、今日のNY時間にはFOMCメンバーの講演もあり、タカ派的な内容となれば買い戻しのきっかけにもなる。
市場は未だFRBの早期利上げには半信半疑の状態のため、不安定な動きには注意したい。
ドル円予想レンジ:102円50銭~101円70銭(61.8%)
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[ポンド米ドル]1.35ドルのレジスタンスを意識

東京時間の早朝に発表された英国8月小売売上高は-0.9%と予想の+1.4%を大きく下回ったものの、市場の反応は見られなかった。最近のポンドは好調な経済指標には反応しやすく、それだけ買いの勢いが強いという事だろう。
ブレグジット以降の英国経済指標はISMなどを見ても好調な結果を示していることなどから、ポンドの買い戻しの動きがここにきて活発化している。ただ、EUとの交渉が始まる来年にかけて再びブレグジット不安からのポンド売りが強まる可能性もあり、積極的なポンド買いには繋がらない。目先は6月24日に急落したその戻り高値となる1.3530ドル付近が強いレジスタンスとなりそうだ。
ポンドドル予想レンジ :1.3530(6月29日高値)~1.3380
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[豪ドル米ドル]RBA会合よりも米経済指標

東京時間に発表された豪州4-6月期経常収支は-155億豪ドルと予想の-200億豪ドルよりも赤字額は縮小。これを受け豪ドルは素直に上昇。その後行われたRBA会合では予想通り政策金利1.5%を据え置くことを決定。声明文では豪ドル高に対する警戒感を示したことなどから豪ドル売りが見られたが、下落幅は限られた。
NY時間に発表された米ISM非製造業景況指数が予想を大きく下回ったことでドルが一斉に売られ豪ドルドルは上昇。東京時間に付けた高値0.7650ドルを上抜けると損切りを巻き込みながら0.7680ドルまで上昇。その後も高値圏でもみ合いが続いている。
ボリンジャーバンドの下限で下げ止まったことで中期的な上昇トレンドに戻った。また、ボリンジャーバンドの中心線である0.7620ドルを終値ベースで上抜いたことから買いの勢いは残る。
8月26日に付けた高値0.7690ドルが意識されて上げ止まったが、ボリンジャーバンドの上限となる0.7730ドルを一先ず試しに来るとみている。
豪ドルドル予想レンジ:0.7730(BB上限)~0.7650
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[全般]米早期利上げ観測後退
東京市場では早期利上げ観測への期待からドル円は比較的底堅い動きで推移。日経平均株価も小幅ながら堅調な地合いが続いた。
欧州市場も連休明けとなるNY市場の出方を見極めたいということもあり全般に動意が乏しかった。
しかし、NY時間に発表された米8月ISM非製造業景況指数が51.4と予想の55.0を大きく下回ったことでドルは全面安。先週発表されたISM製造業景況指数も予想を下回り好不況の分かれ目50を割り込むなど、米国経済への不安が拡大。市場はこの結果を受け9月利上げの可能性が低下したとの見方が広がった。
ただ、これらISMの数字がここまで下振れた原因として夏休み中のため回答率が低くデータに偏りがあったとの指摘もあるが、それにしても結果は結果として捉えられた。
ドルが全面安の中で、昨日は円高の勢いが更に進んだ。浜田内閣官房参与が日銀はFOMC前の追加緩和を控えるべきとの発言も影響したとみられる。
市場はFRBの利上げへの難しさを感じ取っている中で今日はラッカー・リッチモンド連銀総裁やジョージ・カンザスシティー連銀総裁の講演が行われる。
ドル売りに傾いている中で、双方タカ派として知られていることから、その発言次第でドルの買い戻しが強まる可能性もあり注意が必要だ。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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