ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-09

[米ドル円]リスク回避の円高

(米ドル円4時間足)


先週からのFRBの早期利上げ観測からドルは底堅い動きとなったが、一方で日経株価の下落により円買いの動きも同時に進行。中国株価の下落などもあり市場には1月の不安定な相場イメージが広がり欧州市場にかけてドル円は上値の重い展開が続いた。
注目のブレイナードFRB理事は従来のハト派的な発言を繰り返したことで9月利上げ観測が後退。ドル円は102円から101円56銭まで下落した。しかし、NY株式市場が大幅上昇したことで円売りの動きが強まるとドル円は再び102円付近まで上昇して引けている。ブレイナード理事の意見はFOMC内でも少数派とみられることから、依然として9月利上げ観測は残る。
来週のFOMCを控え方向感の掴み難い中で目先は101円前半から103円のレンジ相場が続くとみる。

ドル円予想レンジ:102円20銭~101円30銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ドイツ金利上昇でユーロ下げ止まり

(ユーロ米ドル2時間足)


先週ECBが追加緩和を見送ったものの、次回の理事会に含みを残したことで上値は抑えられた。
ただ、昨日の欧州市場ではドイツの長期金利がプラス圏で高止まりしていることから下値も支えられた。
昨日のNY時間にブレイナードFRB理事が利上げに慎重姿勢を示したことでドルが売られユーロは一次1.1270付近まで上昇。しかし、米長期金利依然として1.66%と高止まりしており年内の利上げの可能性が残る。金利から見ると政策の違いは明らかではあるが、来週のFOMCを控え1.11ミドルから1.13ミドルのレンジ相場に入ったとみて1.12付近で買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ :1.1270~1.1190(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]中国経済指標と米長期金利

(豪ドル米ドル2時間足)


週明け東京市場で豪ドルは日経平均や上海総合指数の軟調な地合いを受け上値の重い展開で始まった。欧州市場に入ると豪ドル円の纏まった売りが入り豪ドルは0.75ドルを割り込み0.7495まで下落。このレベルは8月31日に付けた安値付近という事で反発。0.75ミドル付近に押し戻されて引けている。
テクニカル的にみるとダブルボトムを形成した格好だが、米国利上げ観測が燻ぶる中で上値の重い展開は続くとみる。
昨日は中国株価が下落したが、これは中国製による市場監督強化への警戒感が主な理由だ。米利上げによる新興国金融市場の混乱は今のところ見られていない。ただ、NY株式市場が下落に転じた時には再び新興国市場への警戒感から豪ドル売りが強まることになる。0.75ドルを次に割り込むようなら一段の下値トライが予想される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7590(38.2%)~0.7500

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]FOMCメンバー発言で一喜一憂

週明け東京市場は先週末のNY株価下落を受け日経平均株価も軟調な地合いで始まったことで、ドル円も上値の重い展開で始まった。
ただ、先週は複数のFOMCメンバーのタカ派的な発言を受け9月利上げ観測がドルの下支えとなった。
一方、警戒された中国や新興国の金融市場は上海総合指数が2%近く下落したことや原油価格の下落などから豪ドル円の売りが強まる場面も見られた。
NY市場に入るとロックハート・アトランタ連銀総裁が「利上げに真剣な議論を正当化する」とのタカ派発言。その直後にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「何らかの行動をすべき緊急性はない」とのハト派発言が出たが、ブレイナードFRB理事の発言を控え市場の反応は見られなかった。
そのブレイナードFRB理事は「予防的な引き締めシナリオに説得力がない」「目標に達していないインフレ目標は懸念」「政策は下振れリスクに備える方向に傾斜すべき」など、従来の
ハト派的な姿勢を示したことで市場は9月利上げの可能性は低いとの見方が広がった。
この発言を受けドルは下落したものの、米長期金利はドイツの長期金利の上昇などで下げ止まった。一方、先週末大幅下落となったNY株式市場は三指数ともに大幅上昇。
米利上げを巡り市場は不安定な動きが続いた。
FOMCメンバー内でのコンセンサスが見られないという事は9月の利上げは難しいとみてよいだろう。同時にECBや日銀の金融政策も限界がみられる中で、ドル円は目先上値の重い展開が予想される。
ただ、来週のFOMCや日銀会合を控え大きな下落もなくレンジ相場が続くとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する