[米ドル円]上向くボリンジャーバンド

先週のドル円は日銀会合やFOMC会合を通して100円10銭から102円77銭のレンジで収まった。これだけのイベントでこの値幅は狭いと言わざるを得ない。それだけ日米金融政策の見通しが付きにくいという事かもしれない。
今週はFOMCメンバーの発言の他米経済指標や主要産油国協議、更に大統領候補の第一回討論会が始まるなどイベントリスクが満載。常に円高リスクが燻ぶる中で先週下落した反動の動きも出始めている。
ボリンジャーバンドの中心線は下降からやや上向きに傾き始めており、100円の壁の堅さを信じ目先は押し目買いが有効とみる。
今週のドル円予想レンジ:102円80銭(61.8%、9月21日高値)~100円10銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[カナダドル円]原油価格の動向次第で

先週末に発表されたカナダの自動車を除いた7月小売売上高は-0.1%と予想の0.5%を下回った。また、同時に発表された8月CPIコアも0.0%と予想の0.2%を下回ったことでカナダドルは対ドル対ユーロ、そして対円でも急落。BOCの利下げ観測が俄かに高まった。
また、この日は原油価格が下落したこともカナダ売りを加速させた。BOCの利下げ観測は以前から燻ぶる中である程度市場に織り込まれていることから、一先ず売りも一巡。今週は26日から28日に主要産油国による原油減産協議が開催される。先週末にサウジが減産に至らないとの見通しを示したことで原油価格が下落。それも既にカナダドルは織り込んでおり、そろそろ悪材料出尽くし感が漂う。カナダドル円は76円付近というのは2012年5月以来の安値でもあり、ボリンジャーバンドの下限が位置することから強いサポートとして意識される。
産油国協議の行方次第では反発も期待できそうだ。
今週のカナダ円予想レンジ :78円20銭(50.0%、BB中心線)~76円00銭
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[ポンド米ドル]レンジの下限に近づく

先週はFOMC会合で利上げが見送られたことでドル安が進みポンドドルは1.29ドルミドルから1.31ドル台に上昇。その後はユーロポンドの買い戻しの動きが強まるとポンドの投げ売りも巻き込みながら1.2910ドルまで下落した。1.29ドルから1.28ドルレベルは6月のブレグジット以降のレンジの下限でもあり意識された。
このレベルを売り込むにはブレグジットによる影響がまだ見られないだけに材料不足だ。寧ろ、英経済指標は好調な結果が示されるだけに利下げが必要に迫られる状況には至っていない。
1.28ドル付近の底の堅さが確認されるようなら押し目買いから入りたい。
今週のポンドドル予想レンジ:1.3240(61.8%)~1.2870(8月16日安値)
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[全般]米経済指標やFRB要人発言、重要イベントに注目
先週末に発表されたカナダの経済指標が予想を下回ったことでカナダドルは対ドル対ユーロで売りが加速。これを機にユーロポンドの買いが強まるなど、週末要因も加わりクロスの巻き戻しが入った。
今週は多くのFOMCメンバーの発言が相次ぐ中で28日にはフィッシャーFRB副議長、イエレン議長の講演が控えておりその発言に注目が集まる。また、米GDP確定値や8月新築住宅販売件数など重要経済指標の発表もあり、利上げへの思惑が高まりそうだ。
今週は注目イベントも開かれる。
26日から28日にかけては主要産油国による原油減産協議が開催される。先週末にサウジアラビアが減産に至らないとの見通しを示したことで原油価格が下落。一方でアルジェリアは原油安定化への合意に自信を示すなどその行方に注目が集まる。過去何度も合意に失敗していることから、今回も決裂する可能性が高い。そうなれば原油価格が下落し資源国通貨の売りに繋がりかねない。
今週はこれらのイベントや経済指標、そして要人の発言に加えトランプ候補とクリントン候補の第一回討論会が開かれ、政治的リスクによる市場への混乱も予想される。
荒っぽい相場になりやすいことから一方向のポジションに傾けるのはリスクが高い。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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