ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-11

[米ドル円]調整のドル売り一巡

(米ドル円週足)



先週は米長期金利の上昇でドルが全面高となる中で株価も上昇。リスクオンの円安も加わりドル円は110円の大台をすんなりと上抜け111円近くまで上昇。その間調整売りが何度か見られたが毎回下落幅は一円余りと小幅な調整で終わった。110円を目前に108円後半に反落する場面も見られたが、日銀が指値オペを実施したことで反発。結局市場は買いたいレベルに届かず上昇が続いた。
今週は日米の祝日を挟むことから市場の流動性が低下し、荒っぽい値動きになりやすい。市場全体のドル買いポジションはまだそれほど積み上がってないと思われる。今回の上昇過程で日本の実需売りは大分出たと言われており、売りも一巡。反対に、輸入サイドのドル買いが遅れているとの見方もあり下げたところでは買いが並んでくると予想される。
荒っぽい動きの中で下押し場面があれば拾っておきたい。

今週のドル円予想レンジ: 115円50銭(61.8%、雲の上限)~109円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]緩和継続期待とドル高で安値更新も

(ユーロ米ドル月足)



大統領選挙後のドル高によりユーロドルは殆ど戻りらしい戻りもなく下落が続いている。
ECBは次の会合で何らかの追加緩和を打ち出すであろうとの見方もユーロ売りに拍車をかけている。しかし、ここまでユーロが下落すると追加緩和の必要性はなくなる。また、ドイツの長期金利だけではなく他の債務国などの金利も大きく上昇していることから、ユーロの下げも限界がある。しかし、それ以上に米国長期金利の上昇が進みドル高の流れはまだ継続。
月足チャートでみると次のサポートは昨年の安値1.0460ドル付近となるが、今の勢いを見ると簡単にブレークされそうだ。
強いサポートとなるのは月足ボリンジャーバンドの下限となる1.02ドルミドル付近が意識される。

今週のユーロドル予想レンジ :1.0670~1.0250(BB下限)

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[豪ドル米ドル]長期の豪ドルロングの投げ

(豪ドル米ドル日足)



11月9日の大統領選挙を機に豪ドルの下落が始まり、既に400pips余り下落した。
殆ど戻しのない下げをみると長期的な豪ドルポジションの投げが入ったものと考えられる。米長期金利が上昇したことでユーロや円の長期金利が上昇し、これまで相対的に高金利とみられていた豪ドルやカナダドルなどの魅力が後退。RBAは当面現行の緩和政策を維持する姿勢を示していることから投資家の豪ドル離れが強まったとみている。
一方で、トランプ氏の大規模インフラ投資によるコモディティー価格上昇の動きは豪ドルにとっては買い材料となる。ただ、今の相場状況では豪ドルが下げ止まる気配はなく、寧ろ売り遅れが戻りを待っているとみることが出来る。
一先ず豪ドルの投げが続くとみられ、今年5月に付けた安値0.71ドルミドル付近が次のサポートとして意識される。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7450(サポートライン)~0.7145(5月31日安値)

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[全般]日米休場の中で米長期金利の動向に注目集まる

先週は米国長期金利の上昇に伴いドル上昇の流れが更に加速し、日本や欧州の金利もつられて上昇幅を拡大。しかし、米国長期金利の上昇ペースがそれらを上回り、金利差拡大からのドル高円安、そしてユーロ安が進んだ。
一方、米国長期金利上昇にも関わらずNY株式市場は堅調に推移。こちらも日欧の株式市場を押し上げるなどリスクオンによる円安の動きが加速。ドル円は心理的な壁とみられた110円の大台をすんなり上抜き111円直前まで上昇。ほぼ高値圏で引けてきた。
米国長期金利の上昇する背景にはトランプ次期大統領の政策期待によるものではあるが、市場は同時に警戒感を抱えている。結果的に押し目買いを狙うため、下げ幅がほとんどなく買えない状況でドルは上昇。ポジション的にみると余りドルロングが積み上がっていないように見える。
今週は水曜が日本の勤労感謝で休場となり、その次の日の木曜が米国感謝祭で休場。金曜日はブラックフライデーで債券市場は半休となるなど市場の流動性が低下することになる。本来であれば急速に上昇したドルやクロス円の調整売りが入りやすい状況が予想される。
しかし、今回のドル高円安の流れに市場は乗り切れていないとみられることから、寧ろドル高円安が更に進む可能性が高い。
今週は先週に引き続きFRB幹部の発言が気になるところだが、既に12月利上げを市場は織り込んでいる。来年の利上げペースに市場の注目は移り始めているが、既に米国長期金利が上昇する中で、FRBも利上げペースは上げざるを得ない状況だ。FRB幹部の発言が反応しにくくなっているのはそのためだろう。ドル相場は米国長期金利の動向に素直に反応を示す動きが続いている。
今週は米国債券の入札もあり、冴えない結果となれば更に金利上昇でドル高が進むことになる。反対に、好調な結果となっても一時的な金利低下でドル買いのチャンスになりそうだ。

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