ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-12

[米ドル円]ドルの上昇一服

(米ドル円週足)

USD_JPY_20161205_syuashi.jpg

先週のドル円はOPEC総会で減産合意が決まり114円80銭まで上昇。しかし、心理的な節目となる115円には届かず反落。週末の米雇用統計は雇用者数が予想とほぼ変わらなかった一方で失業率が予想を下回るなど利上げに十分な結果となった。発表後は上下に振らされる荒っぽい動きとなったが最終的にドル円は上値の重い展開で終了。米長期金利も低下するなど全般に調整色が強まった。先週一週間を通してみるとドルは低下した一方で円安が進んだことがドル円の下支えとなった。米大統領選後のドル円の安値101円20銭から既に13円60銭上昇したことになるが、その間細かい調整の売りが入った。今回も1円40銭程度の調整売りが入るなど、ドルロングの偏りはそれ程見られない。
今週も調整の動きが続くとみるが、米長期金利は既に昨年6月の水準まで回復している。この時のドル円の水準は125円であり、今のレベルはまだ金利上昇に追いついていない。
トランプ政策に加え好調な米国経済指標から金利上昇は今後も継続するとみてよいだろう。
ポジションが一巡したところで再び115円を試す展開が予想される。113円ミドル付近の底の堅さが確認されたら買いを入れていきたい。

今週のドル円予想レンジ: 115円50銭(61.8%、雲の上限)~113円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]イタリア選挙とECB理事会

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20161205_hiashi.jpg

週明け早々イタリア国民投票の結果が明らかとなりユーロドルは荒い値動きが予想される。ただ、先週末のユーロ買いの動きをみると、もし憲法改正が否決されたとしても市場はリスクとして捉えていないように見える。実際に可決されるようなら更なるユーロ買いが強まりそうだ。また、今週はECB理事会に市場の注目は集まる。
来年3月に期限の来るQEの期間延長が予想されるが、更なる具体的な追加緩和策が打ち出されるかに注目が集まる。ドイツの抵抗もあり、最近の欧州金利の上昇などから追加緩和の必要性も低下。何も打ち出されなければユーロの買い戻しが一段と強まるとみる。1.05ドル台に押し戻されるようなら買いを入れておきたい。ただし、1.05ドルを割り込むようなら第二弾の下落スタートとなるためしっかりと損切りをいれておく。

今週のユーロドル予想レンジ : 1.0760(38.2%)~1.0550

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]RBA政策と中国経済指標

(豪ドル米ドル週足)

AUD_USD_20161205_syuashi.jpg

先週はOPEC総会で減産合意が決定し原油価格は大きく上昇。しかし資源国通貨である豪ドルは米ドルの上昇に押されて寧ろ下落に転じた。米長期金利の上昇により豪ドル金利の拡大がドル買い圧力となった。今週はRBA会合が開かれるが、これまで同様に現行の緩和政策を継続するとの声明文が示されるとみている。そうなれば豪ドル売り圧力が強まるだろう。一方、今週は中国貿易収支や中国CPIが発表されるが、先週の中国製造業PMIに引き続き総じて好調な結果が示されるとの見方が多い。しかし、最近の豪ドルドルは中国指標に反応は鈍く、米ドルとの連動性が高まっている。
週足ボリンジャーバンドの動きをみると中心と下限バンドでレンジ相場が継続。
豪ドルドルにとっては好材料が多いにもかかわらず上値が抑えられおり、いずれは上昇に転じるとみる。当面0.75ドルミドルから0.73ドルミドルのレンジ相場が続きそうだ。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7540(BB中心線、50.0%)~0.7350(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]調整の動き一巡後はドル高円安

先週末に発表された11月米雇用統計は非農業部門雇用者数変化が17.8万人増と予想の18.0万人増をやや下回ったものの失業率は4.6%と予想の4.9%を大きく下回った。ただ、平均時給は2.5%と予想の2.8%を下回り、10月雇用者数も下方修正された。発表直後ドル円は下落したがすぐに反発するなど荒っぽい動きとなった。その後は米長期金利の低下に伴いドル全般に売りが強まり終了。株式市場もNYダウが下落しナスダックやS&Pは上昇するなど前日に引き続きまちまちの動きとなった。雇用統計は概ね好調な結果を示すものでFRBの12月利上げは確実といえるだろう。ただ、市場は来年の利上げペースに注目が集まっている。雇用統計の結果発表後の動きをみると、市場はこれまでのポジション調整に入ったとみられる。急速に上昇した米長期金利は低下し、株価も今後の金利上昇への警戒感が漂う。また、急速に上昇したドル高に対するFRBやトランプ陣営からのけん制発言もあり、ドルロングのポジション調整が目立つ。
ユーロやポンドでもドルに対する下げ止まりからショートの巻き戻しの動きもみられる。
週初めからイタリア国民投票の結果待ちとなるが、もし改憲が否決されるようならこれまでの常識で考えるとリスク回避の動きが強まると考えられる。しかし、最近の市場の反応は予想と異なる動きが多い。イタリア債券が売られるようならドイツやその他の金利上昇を招く可能性もある。また、今週はECB理事会が開かれる。来年3月に期限がくるQE(量的緩和)の期間延長が予想される。しかし、更なる具体的な追加緩和は難しく、そうなればユーロ買いに反応するとみる。今週は英国離脱の最高裁審理も行われることからポンドの買い戻しも含めポジション調整の動きが強まる可能性が高い。
全般に年末にかけての調整の動きが目立つものの、これらも一巡すればドル買い円売りの動きが再開するとみる。
トランプ・ラリーは継続するとみれば今週はドル買いのチャンスを探る週となりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する