ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-12

[米ドル円]ドル高円安第二幕へ

(米ドル円週足)


先週末は米長期金利の上昇や日経平均先物の上昇などからドル円は心理的な壁とみられていた115円台に乗せてきた。一旦は利食い売りなどに押し戻されたもののその後は再び買いが強まり、結局NY終値はこの日の高値圏である115円30銭付近で終了。
日米金利差に加え日欧金利も拡大。日本の10年債は日銀により0%付近でキープされており、この円安の流れは今後も継続するとみてよいだろう。
今週はFOMC会合が開かれ、利上げは既に織り込み済み。来年の利上げペースが修正される可能性は高くドル買いに反応しそうだ。一方、最近の急速なドル高や金利上昇に対しイエレン議長のけん制発言が出れば一時的にドル円は下落するとみる。ただ、このドル高の流れを変えるのは難しい。週足チャートではフィボナッチ61.8%でもあり一目の雲の上限でもある115円ミドルが意識される。今週のドル円は雲から抜け出しており、下げたところでは押し目買いを狙いたい。

今週のドル円予想レンジ: 117円50銭~113円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]1.05ドル割れ試す展開

(ユーロ米ドル週足)


週明けのイタリア国民投票で憲法改正が否決されユーロドルは下落した。イタリア大手銀行モンテパスキへの再建に絡んだ思惑もユーロ売りを促した。しかし、その後はECBがテーパリングに入るとの見方もありユーロドルは上昇に転じた。そのECB理事会では来年3月が期限のQEを12月に延長すると同時に規模も縮小することを決定。最初はテーパリングと受け止められユーロドルは1.08ドル後半まで上昇したが、最終的に緩和政策継続との見方が強まり下落。再び1.05ドル前半まで下落して引けている。
米長期金利の上昇が再開したことでドル高が進んだこともユーロドルの押し下げ要因となっている。ユーロショートが一巡したことで今度は1.05ドルの壁を割り込む可能性が高い。
今週のFOMC会合で来年の利上げペースが加速するとの見方が示されるようなら1.05ドル割れのきっかけにされそうだ。
また、今週はBOE政策会合も開かれる。これまでのポンド安や原油高によるインフレ期待から金融緩和期待は後退しポンド上昇に繋がりやすい。ユーロポンドの巻き戻しの売りが強まれば更にユーロ売りに拍車がかかる。
今週は戻り売りを狙ってみたい。

今週のユーロドル予想レンジ : 1.0650(38.2%)~1.0350

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[豪ドル円]2年ぶりに週足雲から抜け出る

(豪ドル円週足)


豪ドル円は85円を挟んでのもみ合いが続いたが、6日に付けた高値85円ミドルを上抜くと損切りを巻き込み86円台に浮上。4月に付けた高値とほぼ同レベルまで上昇する面合わせとなった。
先週発表された豪州7-9月期GDPが予想を下回ったことで追加緩和期待が広がり下落する場面も見られた。しかし、好調な中国経済や資源価格の上昇などから豪ドル買いの意欲は根強い。
週末に行われたOPECと非加盟国との減産協議が合意されたことで週明けから原油価格の上昇が見込める。資源国通貨である豪ドル買いとともに、円安の流れが今週も豪ドル円の押し上げ要因となる。
週明け一目の雲を2年ぶりに抜け出しており、一段の上昇が見込める。次の上値目途はフィボナッチ50%戻しとなる87円ミドルが意識される。

今週の豪ドル円予想レンジ: 87円50銭(50.0%)~85円20銭

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[全般]欧米との金利差拡大で円安継続

先週はイタリア国民投票の結果が週明けシドニー市場で明らかとなりユーロは大きく下落。その後は上昇に転じるなどユーロを中心とした動きで始まった。イタリア金融機関への警戒感は残るものの、市場はECBがテーパリングに入るのではといった見方が広がりユーロ買いが進んだ。
米国では先週発表のISM非製造業景況指数などこれまで同様に好調な結果を示したことで米国経済への期待の高まりからNY株式市場は連日史上最高値を更新。リスクオンによる円安が進みやすい地合いとなった。一方、米長期金利は調整の動きが継続しドルも上値の重い展開が続いていた。
注目されたECB理事会ではQEの規模が800億ユーロから600億ユーロに縮小され、発表後ユーロは上昇。しかし、期間延長やテーパリングに否定的な見方が示されたことでユーロは下落に転じた。緩和政策が継続との見方は市場に安心感を与え、NY市場にも影響。株式市場上昇と同時にそれまで動きのなかった長期金利も上昇に転じドルは全面高。円安の動きも手伝いドル円は115円を乗せてNY市場を引けている。
今週は今年最後のビッグイベントとなるFOMC会合が開かれる。
今回の会合では0.25%の利上げを市場は織り込んでおり、市場の注目はメンバーの来年の利上げ予想とイエレン議長の発言に集まる。
市場はトランプ政策への期待から既に金利は上昇しており、これまでよりも利上げペースは高まるとみている。一方、イエレン議長がこれまでの急速な金利やドルの上昇に対してけん制する姿勢が示される可能性が高く、一時的にドル売りが強まる場面も想定しておきたい。
ただ、好調な米国経済指標などからの株高や金利上昇の流れを止めることは難しい。
米金利上昇の影響は欧州各国の金利にも波及しており、日米だけではなく日欧の金利差も拡大する中で円安の流れは今週も継続するとみる。

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