[米ドル円]下値固めか、底割れか

先週ドル円はトランプ氏会見後に昨年12月8日以来の安値113円75銭まで下落。113円割れには輸入勢など実需買いも散見され、底堅さが示された。日足チャートではボリンジャーバンドの下限の位置する114円前半を辛うじて上回って終了。しかし、118円60銭をダブルトップとしたネックラインとなる114円70銭を下回った。
底を固めて上昇に転じるようであれば昨年末のNY終値117円近辺までの戻しが期待できる。
或いは、再度先週の安値113円75銭を下回るようなら一段の調整売りを引き起こすことになり、フィボナッチ38.2%戻しとなる112円付近までの下落も視野に入る。
今週のドル円予想レンジ: 117円00銭~112円00銭(38.2%)
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[ユーロ米ドル]ECB理事会でテーパリングの思惑

先週は英国のブレグジット懸念が再燃したことでユーロポンドの買いが強まりユーロは対ドルで堅調な地合いでスタート。1.05ドル付近から1.06ドル台に上昇した後再び下落に転じ1.04ドルミドル付近まで押し戻された。トランプ新大統領の会見を控え期待感からのドル買いが強まったためだ。しかし、その会見では具体的な政策内容が示されずドルの失望売りが強まるとユーロは上昇。ユーロドルは昨年12月8日のECB理事会後のレベルである1.0685ドルまで上昇。ユーロの買い材料は特になく、ドル安がユーロを押し上げた格好だ。
今週はユーロ圏の消費者物価指数の発表やECB理事会が開かれることからドル以上にユーロの材料で動き始めるとみる。
ユーロ安による物価上昇がみられて、ECBドラギ総裁が先行き緩和姿勢を崩すような発言があればユーロ買いの動きが更に強まるとみる。
1.05ドルは2015年度から何度も跳ね返された強いサポートレベルであり、昨年末にブレイクされ下落トレンド再開とみられていた。しかし、ここにきて再び底の堅さが意識され始めている。
トランプ氏への期待後退によるドル売りに加え、ユーロのテーパリングを意識した買いが強まれば前回のECB理事会前のレベルである1.08ドル台を試す展開が予想される。
今週のユーロドル予想レンジ:1.0820(50.0%)~1.0480
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[豪ドル米ドル]低金利効果と中国懸念後退で一段の上昇も

今年に入り豪ドルドルは主要通貨のなかでも最強通貨となっている。
OPECの減産合意による原油価格の上昇や、中国景気減速懸念の後退など豪ドルの買い材料が買い安心感を与えた。その中で、トランプ政権への期待後退から米ドルの下落が豪ドルを押し上げた。豪ドルドルは昨年12月14日のFOMC会合での利上げによって下落する前のレベルである0.7520ドル付近まで上昇するなどV字回復。一先ず元のゴールに戻ったという事でこのレベルでは利食い売りが散見された。しかし、下げ幅は限定的となり依然として買いの勢いは強いとみてよい。
今週は豪州雇用統計や中国GDPの発表が控える。これまでの低金利政策により雇用状況は改善に向かっていると思われる。中国もGDPは景気対策などから前回と同様の6.7%成長が見込めるなど、結果次第では一段の上昇が見込める。
ただし、トランプ政権スタートで再び期待感が高まるようなら豪ドルドルは一転して下落リスクが高まる。就任までにポジションは一旦縮小しておきたい。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7550(61.8%、BB上限)~0.7430
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[全般]トランプ政権の誕生で流れに変化
週初は東京市場が休場の中でドル円は堅調な地合いで始まった。しかし、メイ英国首相の発言でハードブレグジットに陥るとの懸念が広がりリスクオフの円買いがドル円を押し下げた。ポンドは対ドルで昨年10月以来の安値を更新するなかでドル安も同時に進行。トランプ氏の会見を控え為替や株式、そして債券市場でもポジションの巻き戻しの動きが入った。
会見直前には期待感からのドル買いの動きも見られたが、会見では財政政策や税制改革への具体的なものは示されなかった。寧ろ、メディアへの大人げない対応、中国や日本へのバッシング発言などから失望感が広がりドルは全面安。ドル円は一時113円台に下落。しかし、このレベルでは実需の買いなども入り反発。全般にはドルの底値を固めた感もある。
今週は週末にトランプ新大統領が誕生。就任式でのスピーチで具体的な政策が示されるようなら金利やドルの上昇が再び強まるとみる。金利上昇による株式市場の下落が懸念されるが、最近の経済指標は好調な米国経済を示しており、下値は限定的とみる。
また、今週はFRBメンバーの発言が相次ぐ。特に金曜日はトランプ就任前にイエレン議長の講演でのスピーチに注目が集まる。
最終的にトランプ政策は物価の上昇を煽るもので利上げペースが予想以上に早まる可能性もあり、その懸念に言及があればドル買いに反応しそうだ。
今週もトランプ新政権への思惑が燻ぶる中で上下の激しい動きが継続するとみられ、一方向にポジションを偏らせないようにしたい。
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