[米ドル円]ドル高けん制発言と米長期金利の低下

東京市場では株価の下落に伴いドル円も下落。前日の安値113円63銭をすんなりと下回った。週末にWSJのトランプ氏インタビューでドル高へのけん制発言をしたことがドル売りに繋がった。また、トランプ氏のアドバイザーがドル高への懸念を示したことや、NY連銀のダドリー総裁が最近のドル高は物価の下押し圧力になると発言。
更に、トランプ氏の税制改革に対する共和党との不協和音が米長期金利の低下につながった。連休明けNY市場でドル円はこの日の安値となる112円62銭で引けるなど、まだ売り圧力が残る。
NY株式市場も三指数ともに下落したことで東京市場でも日経平均株価が下落して始まるとみられ、リスク回避の円高からドル円は一段の下値を探る展開が予想される。フィボナッチ38.2%戻しとなる112円付近が次の下値目途となる。
ただ、上昇トレンドにある一目の雲が目の前に位置しており、そろそろ下落も終わりに近いとみる。
ドル円予想レンジ: 113円50銭~112円00銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド米ドル]メイ首相演説でポンド反発

メイ英首相は欧州単一市場からの撤退を表明したが市場は既に織り込んでいたことから売りには繋がらなかった。首相は離脱後にFTAの締結を目指し製造業や金融業などの単一市場に最大限アクセスできるように交渉。また、無関税取引するために新たな関税合意を目指す姿勢を示した。これによりハードブレグジットは回避されるとの見方からポンドのショートカバーが一気に入った。米長期金利が低下しドル安が進んだことも重なり。結局この日一日でポンドドルは400ポイント余り上昇するなど2008年以来の上昇幅となった。
ただ、今後はEU側が厳しい条件を示す可能性もあり、ハードブレグジットが回避されるかどうかは今後の交渉次第。ポンドを積極的に買っていくというよりもショートカバーの域を脱しない。1月6日の高値に戻る往って来いとなったことからそろそろポンド買いも終盤に差し掛かっているとみる。米長期金利が下げ止まったところがポンドの戻り高値となりそうだ。
上値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しの1.2480ドルから1.25ドル付近とみる。
ポンドドル予想レンジ:1.2480(61.8%)~1.2300
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[豪ドル米ドル]ドル安で上限ブレイク

東京市場で米長期金利が低下しドルが全面安となる中で、それまで上値が抑えられていた豪ドルドルが上昇に転じた。今年の戻り高値となっていた0.7515ドル付近で一旦は売りも散見された。しかし、ドルの下落は止まらず豪ドルドルは昨年末の高値0.7522ドルを上抜け0.7567ドルまで上昇。このレベルにはボリンジャーバンドの上限が位置していることから一先ず上げ止まった。
しかし、上限とみられた0.7522ドルを上抜けしたことで、ボリンジャーバンドの中心線が横ばいから上向きに傾き始めた。
今日も豪ドルドルは一段の上値を試す展開が予想される。
豪ドルドル予想レンジ:0.7630(昨年11月11日高値付近)~0.7520
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[全般]ハードブレグジット懸念後退とトランプ氏のドル高けん制
東京市場ではドル円が日経平均株価の大幅下落とともにじり安の展開で始まった。前日の安値となる113円63銭を下回っても大きな混乱はなくじり安が進んだ。
週末にトランプ次期大統領の中国を念頭においた「ドルが高すぎる」といったドル高けん制発言が背景にあった。また、トランプ氏の国内での雇用確保を狙った税制改革に共和党との不協和音が生じ長期金利が低下した事もドル売りを誘った。
この日はメイ英国首相がEU離脱に関する演説を行った。
メイ首相はEU単一市場からの完全撤退を表明したが、既に織り込み済みという事でポンド売りには繋がらなかった。一方、離脱後はFTAの締結を目指し、製造業や金融業などの単一市場に最大限アクセスできるように交渉するとした。また、無関税取引をするために新たな関税合意を目指すなど、ハードブレグジットには繋がらないことを示した格好となった。市場はこれを好感。ドル安の流れもあってポンドの買い戻しが一気に入るなど想定外の動きとなった。
この日はトランプ次期大統領のアドバイザーとなるスカラムッチ氏が「ドル高に注意が必要」と発言。また、NY連銀ダドリー総裁が「ドル高は物価に下向き圧力」と発言したこともドル売りを促した。
週末のトランプ次期大統領の就任挨拶や一般教書での具体的な財政や為替への言及に今後注目が集まる。そのなかでドル高へのけん制が含まれるかは未定で、一先ずドル売り圧力はこの辺で収まるとみる。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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