ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-01

[米ドル円]一目の雲のサポート

(米ドル円日足)


トランプ新大統領就任という今年最大のビッグイベントは一先ず無難に終了。イベントリスクとしても不安感は後退したものの、今後のトランプ期待が拡大するかを市場は戦々恐々。オバマケアや各省庁が導入予定の新たな規制は凍結するとの大統領令を打ち出した。しかし、1兆ドルのインフラ投資や法人減税などに対するものは見られなかった。今後は議会を通して決定していくことになるが、その実効性が後退した時にはドル売りが強まるだろう。一方、今後トランプ政策への期待もあり、市場はどちらを選択するかは今週の動きを見てからにしたい。
ただし、大統領就任演説というイベントリスクを控えドル売りが強まったことで底値の目安は出来た。
日足一目の雲が上昇しており、その上限がドル円のサポートとして意識される。
押し目買いを狙っていきたい。

今週のドル円予想レンジ: 116円30銭(61.8%)~113円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル]戻り売りスタンス継続

(ポンド米ドル4時間足)

GBP_USD_20170123_4jikanashi.jpg

先週は英国がEUからの強硬離脱に向かうとの観測からポンドは下落して始まった。しかし、その後メイ首相が離脱後もFTAの締結を目指し、欧州単一市場に最大限アクセスできるように交渉すると発言。ポンドドルは反発し、今月6日の1.24ドル前半へ押し戻される往って来い。結局ショートカバーが入っただけでポンドロングメークの動きは見られず、
その後はトランプ新大統領就任を控え1.23ドル後半でのもみ合いが続いた。
今週は英国10-12月期GDP速報値が発表されるが、これまでの緩和政策やポンド安で成長率が押し上げられている可能性が高い。
もし、予想を上回るようなら一時的にポンド買いが強まりそうだ。
ただ、今後はトランプ政策期待から米長期金利の上昇が進む可能性が高いことから、上値は限定的とみる。
1.2430ドル付近を上抜け出来ないようならトリプルトップ形成から下落に転じるとみる。
もし1.2430ドルを明確に上抜けしたとしても1.25ドルは強いレジスタンスになっており上値が抑えられそうだ。

今週のポンドドル予想レンジ:1.2430~1.2150(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル円]上限越え試す展開

(豪ドル円週足)


先週発表された豪州雇用統計は新規雇用者数や失業率ともに予想よりも悪化したことで豪ドル売りが強まったもののすぐに反発。今年に入り最強通貨としても豪ドルの勢いは続いた。しかし、トランプ新大統領就任演説を終えたところで下落に転じた。
週足チャートでのボリンジャーバンドは上昇トレンドが継続。
今週は大統領就任というビッグイベントを終えリスクオンの動きから、豪ドル円は再び昨年12月に付けた高値87円50銭近辺を試す展開が予想される。
ただ、このレベルはボリンジャーバンドの上限が位置すると同時にフィボナッチ50.0%戻しでもありかなり強いレジスタンスとなっている。
このレベルを超えられないようなら調整売りが入るとみる。
一先ず押し目買いから入り、87円ミドル手前で利食いを出す。

今週の豪ドル円予想レンジ:87円50銭~85円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]トランプ就任、市場は動けず

トランプ就任挨拶で市場は何らかの方向性が見えてくるとの見方があったが、結局演説前後ではどちらにも動けず静かな相場展開となった。
先週はトランプ氏大統領就任を控え神経質な展開が続いた。
週初はメイ首相が欧州単一市場から撤退するとの見方からポンドが下落。実際に首相スピーチが終わるとポンドの買い戻しが入り、結果的に元のレベルに戻る「往って来い」の相場展開となった。
米国はキング牧師誕生で休場となる中でトランプ氏がドル高けん制とも取れる発言でドルは全面安。ドル円は112円60銭まで下落。その後イエレン議長が「2019年までは年2-3回の利上げが適当」との発言でドルは上昇。
また、ムニューチン次期財務長官が「長期的な傾向として強いドルは重要」「トランプ氏のドル高発言は短期的な動きについてのもの」と発言したことでドルは更に上昇。一方現在のドルは非常に高いとしたことで押し戻された。
一方ユーロはドラギ総裁が来年にかけても量的緩和の継続の可能性を示し下落したものの、買い戻しが入り往って来い。
各通貨はこの一週間で激しい動きとなったが、週末のトランプ氏就任を前にポジション調整が入った。
そのトランプ新大統領就任演説は保護主義の目立つ内容となった。
「米国が第一だ。米国民のために通商、税制、移民政策を実施する。」「米国製品を買い、米国人を雇用する政策を維持」とし、保護主義的な内容に終始。特に財政政策や通貨政策に関する発言は見られず、結果的に市場は動けずに終わった。
今週はトランプ新大統領の一般教書(日程は1月後半)での内容等に移っていくだろう。
特に通貨政策に関してどのような姿勢を示すかに注目が集まる。先日のムニューチン次期財務長官の発言では特にドル高けん制はないとみる。中国に対してもすぐに為替操作国としての認定をする前に話し合いがもたれると予想される。
実際に政策が打ち出されればインフレを招くものだ。結果的に長期金利が上昇しドル高が再開するとみる。
それでも、市場のコンセンサスができるまで暫くドルは方向性の掴み難い相場展開が続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する