[米ドル円]一目の雲の上限

東京市場の早朝にムニューチン次期財務長官が「過度に強いドルは短期的にマイナス」と発言。ドルが全面安となる中でドル円は先週付けた安値112円57銭を下回り112円53銭まで下落。しかし、売りも続かずその後は買い戻しが入り113円前半まで上昇。
NY時間に発表された米中古住宅販売件数が予想を下回ったことで再び112円90銭まで下落したがすぐに反発。米長期金利が上昇し、原油や株式市場へ資金が流入するなどリスクオンの動きが強まった。安全通貨の円が売られドル円は113円89銭まで上昇しほぼ高値圏で終了。今日は一段の上値を試す展開が予想される。
一目の雲の上限が114円30銭付近に位置しており、このレベルを上回るようならフィボナッチ38.2%戻しの114円90銭付近が次のレジスタンスとなる。
ドル円予想レンジ: 114円30銭(雲の上限)~113円40銭
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[ポンド円]最高裁でメイ首相敗訴

英国のEU離脱手続きに関する最高裁判所の判決は議会の承認が必要との判決を下した。これで議会を通さずに離脱実施を狙ったメイ首相の敗訴となり、今後議会に諮る方針を決定。これで3月末の離脱通知が遅れる可能性も出てくる。この判決発表でポンドは下落。しかし、NY市場では再び上昇に転じている。原油価格が上昇したことや、NY株式市場が三指数ともに上昇しリスクオンの動きが強まったことでポンドを押し上げた。
先日、メイ首相が欧州単一市場からの撤退を表明した時もポンドが下落したがすぐに反発するなど、全般にポンドのショートカバーが入りやすい状況が目立つ。
市場は英国がハードブレグジットに陥らないという見方もあり、長期的なポンドショートの巻き戻しが入っている可能性が高い。
日足チャートではボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ50.0%戻しとなる142円40銭を上回ってNY市場を引けてきた。
今日は一段上のフィボナッチ61.8%戻しとなる144円付近を試す展開が予想される。
ポンド円予想レンジ:144円00銭(61.8%)~142円00銭
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[南アフリカランド円]レンジ上限を試す

昨日の南ア中銀SARB政策会合発表前にランドの纏まった買いが欧州市場で入り上昇。SARB政策会合では現行の政策金利7.0%を維持することで決定したが大きな動きは見られなかった。ただ、クガニャゴ中銀総裁はインフレ見通しのリスクは上向きで、短期的なCPIに警戒が必要と話したことで次回の利上げ期待が高まった。
ランド円は昨年12月以降8円20銭付近を底にレンジ相場が続いており、直近ではレンジの上限を試す展開が予想される。
市場にはトランプ政権への不透明感も徐々に後退する中でリスクオンの動きが強まり始めている。
中長期的にポジションを仕込むつもりで押し目買いを入れていきたい。
ランド円予想レンジ:8円60銭~8円42銭
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[全般]株高米長期金利上昇でドル高円安
昨日の東京市場早朝にドル円は今年最安値となる112円53銭まで下落して始まった。ムニューチン次期財務長官の「過度に強いドルは短期的にマイナスの可能性」との発言に反応したものだ。しかし、同時に「より強いドルは購買力を高める」とし、長期的なドル高を容認する姿勢を崩さなかった。
欧州市場に入ると米長期金利の上昇に伴いドルは全般に底堅い動きとなりドル円も113円ミドル付近まで上昇。
NY時間に発表された米12月中古住宅販売件数が-2.8%と予想の-1.8%を下回ったことでドルは再び下落。ドル円も112円台に突入したがすぐに反発。2016年度の中古住宅販売件数が2006年以来の高水準となったことや、リッチモンド連銀製造業指数が12と予想の7を上回ったことを好感。米長期金利は前日の2.4%から2.46%に上昇。原油価格もOPEC減産の確認を好感し上昇。株式市場が三指数ともに上昇したことから円安とドル高が重なりドル円は113円後半に上昇して引けている。
トランプ新政権が誕生して大きな混乱がないことで極端な不安感が後退。徐々に安心感が広がってきたことでリスクオンの動きが強まっている。
ドル高円安の流れがまだ確実とは言えないものの、インフレを助長するトランプ政策への期待が再び高まりそうだ。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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