ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-02

[米ドル円]レンジの上限を試す展開

(米ドル円日足)


日米首脳会談では中国に対する通貨問題にトランプ大統領が指摘したものの、円に対するものはなかった。敢えて円に関して言及しなかったが、けん制的と受けとめられる。先行きけん制的なものが出る可能性は残すものの、目先はドル円の買い安心感が広がったといえそうだ。
近々インフラや減税も含めた税制改革が打ち出されることから、長期金利や株価の上昇が期待できる。ドル買いと同時にリスクオンの円安も重なり今週のドル円は115円台を試す展開を予想する。
イエレン議長証言では利上げに慎重な姿勢が示されると思われるが、既に市場は織り込んでいることから下値は限定的とみる。

今週のドル円予想レンジ: 115円10銭(50.0%)~112円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ギリシャ債務問題やドル高で下落リスク

(ユーロ米ドル日足)


先週はフランス大統領選共和党候補のスキャンダルが明るみに出たことで今年行われるヨーロッパ各国選挙への不信感が広がった。また、ギリシャ支援に対しIMFと債権国との交渉が難航するなどギリシャ不安が再燃しかねない。更に、ドラギECB総裁は「資産買入れの期間延長や規模拡大の準備がある」と発言するなど、ユーロ売りの材料は事欠かない。
そこに、今回のトランプ政権によるインフラや税制政策の開始により米長期金利上昇が強まると予想される。ドル高の動きが強まるようならユーロドルは1.06ドル付近のボリンジャーバンドのマイナス1σを下回り、マイナス2σの位置する1.0520ドル付近が次の下値サポートになる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0710~1.0520(BB下限、61.8%)

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[豪ドル米ドル]0.77ドルの上限試す

(豪ドル米ドル2時間足)


先週のRBA会合で追加緩和の可能性が後退したことから豪ドルドルは0.7680ドルまで上昇。しかし、買いは続かず反落。週末のNY市場で米長期金利が上昇しドル買いが進む中でも豪ドルドルは上昇。ユーロやポンドに対する豪ドル買いが入り再度0.77ドル台を狙った動きが見られた。しかし、この手前ではかなりの売りが並んでいるようだ。今年に入り豪ドル買いが積み上がっており、そろそろポジションの巻き戻しが入る頃だ。
今週木曜に発表される豪州1月雇用統計で労働市場の悪化が示されるようなら豪ドル売りのきっかけにされるかもしれない。
米長期金利の上昇が再び強まる中でそろそろ豪ドルの戻り売りを狙っていきたい。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7700~0.7510(1月27日安値)

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[全般]日米首脳会談を終え

先週末に行われた日米首脳会談はほぼ想定内の内容となり市場への影響は限定的となった。
先週は週末の日米首脳会談を控えドル円は下落リスクに晒されながら何度か下値を試す展開も見られた。強いサポートとみられていた112円を割り込み111円60銭付近まで下落したが、結局売りが続かずに下げ止まった。
一方、トランプ氏は大手航空会社トップとの会合で「2-3週間以内に減税も含めて税に関する驚くべき発表を行う」と発言。また、新幹線も含めインフラ投資の積極化を強調してNY株式市場は上昇。長期金利も上昇しドル高円安の動きがこの発言で強まった。
注目の日米首脳会談ではトランプ氏が「通貨の切り下げについて私は長い間不満を述べてきた」と発言するとドル円は113円ミドルから一気に112円後半に下落した。しかし、その発言は中国人民元に対する質問の回答であったことから直ぐに買い戻しが入った。
結局この場で日本を名指しで円安誘導という話が出なかったことで、一先ず円高リスクへの懸念は後退。その他の内容も大方想定内という事から何とか無事に通過したと言えそうだ。
今後も潜在的に円安誘導への圧力は残るものの、一先ずドル円にとっては大きな下落リスクは後退。今週は短期的に円高に振れる場面があってもドル円は底堅い動きで推移するとみる。
ドルも底堅い動きが予想される。
トランプ氏の発言からインフラ整備や税制改革などが今月2月28日の議会演説で公表されると予想される。減税やインフラ投資、規制緩和などはトランプ政策の柱であり、これらの実施が決まれば再びトランプ政策期待からのドル高金利高、そして株高の流れが強まる可能性が高い。
今週はまたFRBのイエレン議長の証言が行われる。前回は利上げ時期を示さなかったが、今回もトランプ政策の行方を見極めるまでは明言を避けると思われる。
もし、利上げに積極的な姿勢を示すようならドル買いのきっかけとなるが、今の状況では可能性は低いだろう。ただ、今の好調な米経済が続く中で潜在的な金利上昇期待は継続され、それはドルの下支えとなる。

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