ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-02

[米ドル円]112円台の底固め

(米ドル円時間足)


欧州市場でユーロを中心としたクロス円の売りが強まるとドル円は113円を割り込み112円90銭まで下落。しかし、NY市場でクロス円が買い戻されたことでドル円も上昇。また、この日行われた5年債入札が不調となり長期金利が上昇したこともドル円を押し上げた。
その後公開されたFOMC議事要旨ではドル高への懸念が示されたことで再び下落。112円96銭を付ける場面も見られた。しかし、前回の安値には届かず再び反発して引けている。
ドル高懸念などはこれまでも指摘されたこともありFOMCの内容は特に注目するものはない。材料不足の中で短期筋が売りを出した感もある。結果的に112円台の底堅さが寧ろ確認された。状況としては好調な中古住宅販売件数やNYダウが32年ぶりの9営業日連続上昇など、米国経済の堅調な地合いは続いている。ムニューチン財務長官は朝方「強いドルは米経済への信頼を反映」と発言するなど、今日はドル円の上値を試す展開が予想される。全般に政治的な不透明感が漂う中で上値も限定的とみる。

ドル円予想レンジ: 113円80銭(50.0%)~112円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]フランス選挙の不透明な動き

(ユーロ円日足)


欧州市場が始まったところでユーロは対円で纏まった売りが入り下落。ユーロ円は119円60銭から118円60銭まで1円の下げとなった。フランス大統領選を巡り不透明感が広がったためだが、その後は反発。中道派のバイル氏がエマニュエル・マクロン氏を支持するとの報道で極右派の動きが抑えられるとの見方が広がった。
これで不透明感が払しょくされたわけではないが一先ず不安感は後退しユーロの買い戻しが入りやすい状況となった。日足チャートでは一目の雲の下限を一時割り込んだものの反発。ローソク足は安値圏で長い下ひげを出したことで一先ず底をついた可能性が高い。
特に今後目立った材料はなく短期的には買い戻しの動きが継続するとみる。

ユーロ円予想レンジ:120円90銭(基準線、50.0%)~119円30銭

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[豪ドル米ドル]レンジの上限を再度試す

(豪ドル米ドル日足)


東京市場が始まり豪ドルドルはこの日の安値となる0.7666ドルまで下落して始まったが、その後は買いが強まった。欧州市場が始まったところで0.77ドルを上回り0.7710ドルを付けた。その後はユーロ売りなどによるドル高が進んだことで0.7674ドルまで押し戻されたが下げ止まった。
NY時間に公開されたFOMC議事要旨ではドル高への懸念が指摘されたことでドルは全面安。豪ドルドルは欧州で付けた高値を上抜け、この日の高値となる0.7715ドルまで上昇。引けにかけて売りが強まったものの底堅い動きが続いている。
0.77ドル台はこれまで何度も跳ね返されたレベルではあるが、それでも上値を試してくるというのはそれだけ豪ドル買いの圧力が強いことを示すものだ。
ただ、FRBの早期利上げ期待は依然として燻ぶることから上値も限定的とみてよいだろう。今日も先週付けた高値0.7730ドル付近を試す展開が予想されるが、今回も失敗に終わるとみている。戻り売りで攻めても利食いの買い戻しは早く入れておきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7730(2月16日高値)~0.7650

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[全般]FOMC議事要旨、ドル高懸念

昨日公開されたFOMC議事要旨は概ね利上げに前向きな内容となったものの、トランプ政策の不確実性やドル高への懸念が指摘されたことでドル下落に反応した。
東京市場では動意が乏しく続いたものの欧州市場に入るとユーロを中心に円高の動きが強まった。ルペン氏の支持率が上昇したことでフランス大統領選への不透明感が広がっていることが要因だ。
ロンドン時間に発表された英国GDP改定値(前期比)は予想を上回ったにも拘らずユーロ売りにつられてポンドは下落。クロス円全般に売りが強まりドル円は113円を割り込んだ。
NY市場が始まるとドル円やクロス円の買い戻しが強まり円は全面安。
この日発表された1月中古住宅販売件数が予想を上回ったことや、フランス大統領選でマクロン前経済相の中道・無党派がマクロン氏支持を表明したことが背景にあったようだ。
また、パウエルFRB理事が年内3回の利上げは妥当と発言したこともドル円の買いを誘った。
しかし、FOMC議事要旨が公開されるとドルは全面安。ドル円は再び113円を割り込んだ。要旨では景気が予想通りに推移すれば早期利上げは適切とした。しかし、トランプ政策への不確実性が指摘されたことや、ドル高が進行すればアメリカにとって下向きリスクであると複数のメンバーに指摘されていたことからドル売りが先行。
しかし、このFOMC会合以降はイエレン議長やその他複数のメンバーが利上げに前向きな姿勢を示している。また、その後発表された米経済指標も好調な結果を示しておりドル売りは一時的とみてよいだろう。また、NYダウは9営業日連続で上昇するなどリスクオンは継続。
米国や欧州の政治的リスクが燻ぶることから不安定な相場展開は継続されるものの、時間の経過とともにドル高の流れに戻るとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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