ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-04

[米ドル円]110円の底値の堅さを確認

(米ドル円日足)


米国によるシリアへのミサイル攻撃や米雇用統計が予想を下回ったことで週末のドル円は2度110円前半に下落。しかし、それでも110円を割り込むことがなく、市場は底値の堅さを確認。一先ず3月31日に付けた高値112円20銭を上抜くようならダブルボトムを形成することになり、ドル円は強気相場に転換するとみる。
また、シリア攻撃を即座に実施するなどトランプ政権の力を世界に見せつけたことで強い米国という見方がドルへの信頼感を高める。
今週は特に目立ったイベントもなく、地政学的リスクは残るものの市場には安心感が広がる。これまでリスク回避の動きで買われ過ぎた円の反動がドル円を押し上げる可能性が高いとみる。112円20銭を上抜けるようならボリンジャーバンドの中心線を上抜け、フィボナッチ50.0%戻しとなる112円80銭が意識される。

今週のドル円予想レンジ: 112円80銭(50.0%)~110円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ドル高と緩和政策の継続

(ユーロ米ドル日足)


先週末にプラートECB専務理事が「今年中の資産買入れ縮小は排除」と発言。その前日にはプラートECB専務理事が「金利は現行若しくはそれ以下の水準に維持」と発言などからテーパリングへの期待は後退。ユーロ売りと同時にドル高が強まる中で、ユーロドルはそれまでのもみ合いレンジの下限1.06ドルミドルを下回った。
今週末はグッドフライデーという事から欧州市場では祝日になるところも多く、薄商いの中で一段のユーロ売りが加速する可能性には注意したい。
FRBによるバランスシートの縮小などへの期待からドル高が進みやすくなっている。
1.05ドルは一先ず目先のサポートとして意識され、この近辺で下げ止まるようなら反発。下抜けするようなら今年の安値レベルである1.0350ドルを目指す展開を予想する。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0670~ 1.0500(BB下限)

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[豪ドル米ドル]0.75ドルのネックラインの攻防

(豪ドル米ドル日足)


豪ドルドルは0.7750ドルのダブルトップを形成するネックラインとなる0.75ドルで先週は下げ止まりをみせた。
先週末に発表された米雇用統計で豪ドルドルは一時0.7542ドルに上昇したもののすぐに押し戻され0.75ドル付近にまで下落。その後買い戻しも見られたが上値の重い展開が続いた。
引けにかけて再び売りが強まり0.75ドルを割り込んだものの辛うじて0.75ドルをキープして引けている。
このレベルをクリアに下回るようならダブルトップ形成でフィボナッチ50.0%戻しとなる0.74ドルミドルが次のサポートになる。
今週は豪州雇用統計が発表されるが、前月から改善が見込まれる。前回の政策会合で雇用市場の評価が引き下げられたことで豪ドル売りが強まった経緯もあり注目度は高い。
もし、予想を上回るようなら豪ドルドルは再び0.77ドルを試す展開も十分考えられる。
4月に入り本邦機関投資家などが動き出すとしたら豪ドル買いを進めてくる可能性が高い。
中国経済は大規模財政支出などから景気復調期待が高まる。
最近の鉄鉱石の価格上昇も豪州経済を下支えするなど、最終的に豪ドルは押し目買いを狙っていきたい。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7560~0.7380(61.8%)

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[全般]イベント終了でリスクオン

先週は米中首脳会談や米雇用統計、そしてFOMC議事要旨の公開といったイベントの他にシリアへ米国がミサイル攻撃を実施するなどドル売りの動きが何度か見られた。
それらのイベントを通過したことで今週はリスクオンの動きが強まるとみている。
先週金曜日の早朝に米国がシリアに対しミサイル攻撃を仕掛けたことが伝わるとドル円は111円付近から110円前半に下落。ちょうど米中首脳会談が始まる直前での攻撃という事から北朝鮮への圧力とも取れ、地政学的リスクが高まった。
しかし、このような突発的なニュースで動いたものは殆ど時間が経てば戻ることが多く、今回も同様にじりじりと押し戻された。
しかし、NY時間に発表された注目の米3月雇用統計は非農業部門雇用者数変化が9.8万人と予想の18.0万人を大きく下回ったことでドルは再び急落。一方、失業率は4.5%と予想の4.7%を下回ったことや平均時給も0.2%と予想の範囲にとどまったことですぐに反発。完全雇用状態で企業が求める人材不足という事からの雇用者数低下という見方がドルを押し上げた。
その後ドルは更に上昇。ダドリーNY連銀総裁が「バランスシートの縮小は年内か来年早期に開始する」「政策の優先手段は金利でありバランスシートではない」と発言したことで長期金利が上昇したためだ。ドルは全面高となりドル円は111円ミドル付近まで上昇。
また、ティラーソン国務長官が「米中首脳会談での会話はオープンで率直であった」「中国に条件を公平にする必要があると指摘」「米大統領が将来の訪中に同意」とのコメントで市場には安心感が広がった。
これらのイベントはリスク回避の円高やドル安の動きを加速させるものであった。それらも一先ず通過したことで市場の注目は各国金融策に戻り始めるのではないか。
原油高やNY株式市場の落ち着きから徐々にリスク回避の動きが後退し、市場の注目は各国金融相場に移り始める。
政治不安は燻ぶるものの、過度に買われ過ぎた円の巻き戻しも期待できそうだ。

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