[米ドル円]115円を意識した動き

今年に入り北朝鮮問題やトランプ政権への失望、そして欧州政治リスクといった円高リスクが重なりドル円は118円ミドルから108円前半まで10円近く下落した。
しかし、ここにきてそれぞれ一つずつ円高要因が回避されており、ドル円は再び買い戻しの動きが始まる条件が整い始めている。
一先ず週明けフランス大統領選の結果待ちとなるが、マクロン氏勝利はまず間違いない。結果が明らかとなればドル円は113円台を試す展開が予想される。
連休明けとなる東京勢からの実需の売りなども並んでくる可能性もあるが、押し目買いのチャンスとみてよいだろう。
3月15日の米FOMC会合で利上げが決定した後にドル円は115円から下落が始まった。
先週の米雇用統計の結果を受け市場では6月利上げの可能性が8割近くまで上昇。利上げ期待から再度115円台を意識する動きが予想される。G7財務相会合や貿易黒字の拡大に対する米国からの口先介入などには注意する必要があるが、基本的に上昇の勢いは継続するとみる。
ボリンジャーバンドの中心線が下落から上昇、上限ではバンドウォークが始まる気配も見られる。フランス大統領選で売られる場面がみられるようなら押し目買いを入れていきたい。
今週のドル円予想レンジ: 114円60銭(61.8%)~111円70銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ円]フランス大統領選結果先取りユーロ上昇

先週末のフランス大統領選世論調査ではマクロン氏の支持率が61%と拡大したことが伝わりユーロは対円で123円付近から一円上の124円近くまで上昇。大分織り込んできたとみてよいだろう。実際に週明け東京市場でマクロン氏勝利の結果が明らかとなれば一旦は買われても利食い売りに押される可能性が高いとみる。
もし、万が一ルペン氏が勝利すれば115円を再度試す展開が予想されるがその可能性は極めて低い。
週足チャートを見るとボリンジャーバンドの上限とフィボナッチ50.0%戻しが125円30銭付近に位置することからかなり強いレジスタンスとして意識される。このレベルを上抜けるようならフィボナッチ61.8%戻しとなる129円付近が次のレジスタンスとなる。
ただ、選挙結果が決まれば材料出尽くし感もあり、そろそろ上値も限定的とみており、深追いはしない方が良いかもしれない。
今週のユ―ロ円予想レンジ:125円30銭(50.0%、BB上限)~122円30銭
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[豪ドル米ドル]下げのブレーキ

先週後半に豪ドルドルの下げ止まりの動きが見られた。
先週は原油や鉄鉱石などの資源価格の下落などが資源国通貨である豪ドルの売りを加速させたが、後半はその下げにもブレーキがかかり始めている。
先週末に原油価格が一時43ドル台に下落する場面も見られたがOPEC減産期間が延長されるとの期待もあり46ドル台に戻して引けている。豪ドルドルも0.7365ドル付近まで下落した後押し戻されるなど、底値を付けた可能性もある。
米利上げ観測の中でドルの上昇に繋がるようなら上値も抑えられる可能性もあるが、テクニカル的にみると下げもそろそろ限界に近いとみる。
日足ローソク足チャートを見ると二日連続で長い下ひげを伸ばして終わっている。底値では買いが待ち受けていると考えられる。
ゴールデンウィーク明けで日本の生保など機関投資家の外債買いが始まるか注目。
先週からの円安の流れがみられることから、そろそろ円投による外債買いの動きが入る可能性もある。
0.73ドルミドルをバックに買いを仕込んでおきたい。
豪ドルドル予想レンジ:0.7460(50.0%)~0.7380
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[全般]イベント終了でリスクオン
しかし、全体的にみると雇用者数は好調の目安とされる20万人を上回り、失業率も10年ぶりの低水準となるなど好調な労働市場を示す結果となった。これにより6月利上げの可能性が8割近くに上昇。ドルは上昇し株式市場も三指数ともに上昇して終了。
先週は下院上院共に包括歳出法案が可決された。また、下院ではオバマケア代替法案を可決。トランプ大統領は上院での可決にも自信を示した。更に週末には北朝鮮への制裁強化法案を可決するなどトランプ大統領の政策期待への回復の兆しも見られた。
市場には6月利上げへの期待とともに、トランプ期待なども高まり始めるなど今週はドルの上昇やリスクオンの円安の流れが継続するとみる。
週明け東京市場ではフランス大統領決選投票の結果が示される。
週末の世論調査ではマクロン氏支持が拡大していることが示されており、ユーロは既に先取りする格好で上昇。前回第一回選挙での世論調査は正確な結果を示していることもあり今回も信頼できるとみられる。
ドル円も113円手前まで上昇しクロス円も全面高。フランス大統領選の結果が予想通りとなれば週明け東京市場でのドル円やクロス円は一段の上昇が見込めそうだ。万が一マクロン氏が敗れるようなことがあれば、一気にリスクオフの動きが強まりユーロドル、ユーロ円は急落することになるがその確率は非常に小さいと考えてよいだろう。
一方、先週発表された米貿易収支では対日赤字が拡大したことでロス商務長官が不快感を示す発言も聞かれた。今週後半にはG7財務相・中央銀行会議が開かれることから、円安が一気に進むような状況となれば非難の矛先が円に向かう可能性もあり注意が必要だ。
また、5月はセルインメイ(5月売り)というジンクスがあり、株価が下落する確率が高く、そうなれば円高に振れることになる。
下落が続いた原油価格はOPECの減産期間延長期待が高まったことでなんとか持ち直して終了。
全般に見るとリスクオンの円買い材料はほぼ出尽くしている。ドルも利上げ期待の高まりから底堅い動きが予想される。
今週のドル円クロス円ともに一時的な調整には注意を払いながら買い先行で臨みたい。
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