[米ドル円]トランプリスクで上値も限定的

東京時間に伝わったトランプ大統領の機密漏洩報道は東京勢の反応は鈍かったものの欧米市場でドル売りの動きが強まった。
NY市場では米経済指標の悪化を受けたことでドルに不安感が広がった。その後NY株式市場が下落して始まるとドル円は113円を割り込み112円95銭付近まで下落。
その後株式市場が上昇に転じたことで113円台に押し戻されて引けてきたものの、ドルの上値の買い戻しも限定的となった。
ユーロ円が大きく上昇したことでドル円の下落にブレーキを掛けた格好だ。
米国株式市場や債券市場では深刻さが見られず、リスク回避の円買いという動きはそれ程見られていない。ただ、漏洩事件が深刻な事態に陥るようなら一気にリスク回避の円買いが進むことになり株価も下落に転じることになる。今日は特に米経済指標の発表はなく、株式市場の動向がドル円を左右することになるとみる。
短期的に戻り売りスタンスで臨みたい。
ドル円予想レンジ: 113円50銭~112円50銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]1.1ドルの大台を上抜き

ドイツの地方選挙でメルケル首相率いるCDUが勝利したことで欧州政治リスクが後退。ユーロ買い戻しの動きが強まる中で欧州勢はユーロ買いでスタート。ユーロドルは1.1ドルの心理的な節目を上抜くと更に買いの勢いは加速。NY時間に発表された住宅着工件数や建設許可件数が予想を大きく下回るとドル売りの動きが強まりユーロドルはこの日の高値となる1.1088ドルを付けた。その後も堅調な地合いが続きほぼ高値圏で引けるなど、ユーロドルの買いの強さが目立った。
この勢いは本日も継続するとみており次の上値目途としては昨年11月4日に付けた高値1.1150ドルが意識される。この近辺にはボリンジャーバンドの上限が位置することから一旦は上値が抑えられそうだ。
このレベルを上値くようなら昨年の米大統領選の結果後の高値1.13ドルがターゲットなる。
ユーロドル予想レンジ:1.1150(16年11月4日高値)~1.1050
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[豪ドル円]ダブルトップ形成

豪ドル円は東京時間に伝わったトランプ大統領の機密漏洩報道で84円ミドル付近まで上昇していたところで下落に転じた。RBA議事要旨では緩和政策の打ち止めに繋がるヒントが示されなかったことも豪ドルに失望感が広がった。
欧州市場に入りユーロ円の買いにつられる格好で豪ドル円も上昇。
NY市場で84円40銭まで回復したもののドル円の下落が豪ドル円を押し下げる格好で84円を割り込んで終了。短期的に82円70銭付近のネックラインを下回るようなら84円ミドルのダブルトップを形成することになる。
全般にトランプ大統領への疑惑がリスク回避の動きに向かわせる中で豪ドル円も一段の下値を探る展開が予想される。
豪ドル円予想レンジ:84円20銭~83円40銭(61.8%)
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[全般]トランプ氏漏洩疑惑でドル売り
マクマスター大統領補佐官はこの報道を否定したものの市場の不安感はじりじりと拡大。ドル円は113円前半まで下落した。
欧州市場ではユーロが堅調な地合いでスタート。ユーロ円の買いも入りドル円は113円後半に上昇。
NY時間に発表された米4月住宅着工件数が-2.6%と予想の3.7%を下回った。また、同時に発表された建設許可件数も-2.5%と予想の0.2%を下回りドルは下落。その後発表された鉱工業生産が1.0%と予想の0.4%を上回りドル買いが見られたものの、上昇は限定的となった。
トランプ大統領の漏洩問題によりNY株式市場が下落して始まるとドル円の纏まった売りが入り113円を割り込んだ。
その後は株価が持ち直したことから円の売り戻しが入り113円台に押し戻されたものの上値の重い展開が続いた。
株式市場や債券市場は比較的落ち着いた動きとなったものの、為替市場ではトランプリスクの高まりからドルは全面安となった。
先日のFBI長官解任に引き続き今回の漏洩問題でトランプ政策に影響を与えるとの見方が広がっている。長期金利を見るとそれ程低下していないことからドル安の動きはそろそろ終了するとみるが、リスク回避の円買いの動きが強まるかが焦点になりそうだ。
ユーロ円がクロス円の下落にブレーキをかけている状況がどこまで続くか注目したい。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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