ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-06

[米ドル円]一時108円台に下落、その後上昇へ

(米ドル円4時間足)


東京から欧州市場にかけドル円はクロス円とともに底堅い動きが続いたが、NY時間に発表された小売売上高やCPIの悪化を受け急落。110円30銭から108円90銭近くまで1円40銭下落した。FOMCを控え市場全体のポジションが軽かったことや流動性の低下した状況で過度に反応したとみられる。
FOMC会合で予想通り政策金利引き上げを決定。発表直後ドル円は108円75銭まで売り込まれたがすぐに反発。109円87銭まで1円余り上昇するなど荒っぽい動きが目立った。FOMCの内容はバランスシートの縮小の行程表が示され、利上げと同時に年内実施される見通しとなった。これは本来ドル買いを促すものだが市場の反応は限られた。
トランプ大統領の司法妨害の調査が始まるとの見方があり、昨日付けた安値108円75銭付近を再度試す展開が予想されるが、下値は限定的とみる。
109円付近は押し目買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:110円40銭(50.0%)~109円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]BOE政策会合に注目

(ポンド米ドル2時間足)


ポンドは英国総選挙で保守党が議席を失ったことで300ポイント余り下落した反動が少しずつ入り始めている。昨日も東京市場が引けた途端ポンドドルは1.2740ドル付近からはいきなり1.28ドル近くまで上昇。その後利食い売りが入り1.2720ドルまで下落。NY市場では米経済指標の結果を受けドルが売られると再びポンドドルは1.28ドル台に上昇。FOMC会合を控えその後1.2760ドルまで押し戻されたがすぐに反発するなど荒っぽい動きが目立った。短期筋中心の相場展開とみられるが、最終的に上昇して引けている。
本日開かれるBOE政策会合ではこれまでの政策を維持すると予想され大きな混乱はないとみる。ただ、連立政権協議の進展を背景に選挙後の下落で開いた窓を埋めに入る可能性が高いとみる。
ただ、政局混乱は今後も続くことは確かで最終的にポンドの下落は継続とみて戻り売りを狙いたい。

ポンドドル予想レンジ:1.2850(61.8%)~1.2720

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[豪ドル米ドル]豪州雇用統計に注目集まる

(豪ドル米ドル日足)


東京市場で豪ドルドルは堅調な地合いで始まった。前日の高値0.7560ドルを上抜いたことで損切を巻き込みながら0.7590ドルまで上昇。NY市場では米経済指標の悪化を受けドルが下落したことで豪ドルドルは0.7635ドルの高値を更新。その後は原油価格の下落などもあり押し戻されたがまだ底堅さが残る。
今日は豪州雇用統計が発表されるが、今の勢いを見ると昨日の高値を再度試す展開が予想される。ただ、中国の不動産開発投資が減速していることなどから中国株式市場の下落が懸念される。鉄鉱石などの需要が低下すれば豪州にとってはネガティブ材料となる。
日足チャートではボリンジャーバンドの上限を一時的に上抜いたものの、積極的な買い材料に乏しいことからそろそろ調整の売りが入りやすい。
前日の高値付近では一旦売りを出してみたい。

豪ドルドル予想レンジ: 0.7635(前日高値)~0.7490(38.2%、BB中心)

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[全般]米経済指標悪化とFOMC

本日未明に行われたFOMCの結果はほぼ予想通りということで大きな動きはなかったものの、会合前に発表された米経済指標の結果、ドルは全面安となった。
昨日の東京市場は前日のNY株式市場の上昇を受けリスクオンの動きからドル円クロス円ともに底堅い動きで推移。連立政権協議の進展でポンドの巻き戻しが入るなどFOMCを控え最終的なポジションの巻き戻しが目立った。
NY時間に発表された5月小売売上高が-0.3%と予想の0.0%を下回り、同時に発表されたCPIも-0.1%と予想の0.0%を下回った。これを受けドルは全面安となりドル円は108円後半まで下落。その後もドルは安値圏でのもみ合いが続いた。
注目のFOMCでは予想通り政策金利を1.0%から1.25%に引き上げを決定。発表直後ドル売りが強まりドル円はこの日の安値となる108円75銭まで下落。しかし、すぐに買い戻しが入るなど荒っぽい動きが目立った。
FOMC声明では「労働市場の強さから経済活動は徐々に上昇」「金融政策スタンスは引き続き緩和的で労働市場がさらに強化されインフレが2%に戻っている」「インフレの動向を注視する」などこれまで同様の内容となった。一方、バランスシートの縮小に関して当初は毎月国債が60億ドル、MBSが40億ドル縮小。1年後には国債が300億ドル、MBSは200億ドルと段階的に引き上げるとした工程表を声明文とは別に発表した。
イエレン議長はバランスシート縮小に対して当初少額ということから利上げと同じタイミングで行うことが可能と発言。これは市場が予想した以上にタカ派的なものではあったが市場の反応は限定的となった。
ドットチャートも前回3月に発表されたものと同様今年はあと一回、来年は三回の利上げを予想。それに加えバランスシート縮小ということは長期金利の上昇が予想されるものだ。しかし、長期金利は寧ろ昨日は低下。株式市場はNYダウが史上最高値を更新するなど利上げに対する見方が市場とFRBに温度差が感じられる。
過去三回の利上げが実施された後にドルは下落に転じたが、今回は利上げ前からドル安が進むなどこれまでとは異なるパターンがみられる。
そうなると、今回は利上げ後ドルが上昇する可能性が高い。
市場全般のポジションは軽いことから、今後は緩やかなドル買い円売りの動きを予想する。

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