ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-06

[米ドル円]日米金融政策の違い

(米ドル円4時間足)


ドル円はFOMC前後に108円80銭を付けたことで底の堅さが確認。FOMC後の戻り高値である109円85銭を上抜いたところで損切り注文を巻き込み110円台に上昇。BOE 政策会合で利上げに前向きなメンバーが増えポンドが上昇したことでポンド円の買いがドル円を押し上げた。
その後NY市場で米経済指標の予想を上回る好結果を受け、ドル買いに安心感が広がったことでドル円は110円95銭まで上昇。
ほぼ高値圏で引けている。
本日は日銀会合が開かれるがこれまでと同様に現状維持が予想される。
FRBの利上げ継続に対して日本は依然として緩和政策継続姿勢が示されることでドル円の買いが更に強まるとみている。
一日で安値から2円近く上昇したことからその調整が入る可能性もあり、押し目買いで臨みたい。

ドル円予想レンジ:111円70銭(50.0%)~110円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]BOE政策会合はタカ派的

(ポンド円日足)


BOE政策会合で政策金利0.25%が予想通り据え置きとなった。
しかし、利上げを主張するメンバーが前回の一人から三人に増えたことで先行き利上げ期待が高まりポンドは急伸。対円でも買いが入りポンド円は139円前半から一気に140円後半に上昇。その後140円前半に押し戻されたもののNY市場で再び上昇に転じた。FOMCが終わり市場にはリスク回避の動きが後退し円売りの動きが強まると、ポンド円はこの日の高値となる141円60銭付近まで上昇。安値139円12銭から2円50銭近く上昇したことになる。
ポンド円の買いの勢いは依然として強いことから今日は更に上値を試す展開が予想される。
上値目途としては先週末行われた英国総選挙で急落する直前のレベルである142円ミドル付近が意識される。このレベルにはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しとも重なり強いレジスタンスとなる。
英国の政局は依然として混とんとしており、一先ず急落からの窓を埋めたところでは売りを出してみたい。

ポンド円予想レンジ:142円40銭(BB中心、38.2%)~140円80銭

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[豪ドル円]上昇トレンドの始まりか

(豪ドル円日足)


東京時間に発表された豪州雇用統計では新規雇用者数が4.2万人と予想の1.0万人を上回った。同時に発表された失業率も5.5%と予想の5.7%を大きく下回る好結果となった。この発表を受け豪ドル円は83円から83円60銭まで上昇。その後は利食い売りに押され83円20銭付近まで押し戻された。
ロンドン時間に開かれたBOE会合の結果を受けポンドが急伸。ポンド円を中心としたクロス円が上昇し豪ドル円も前日の高値83円ミドルを上抜いたことで買いが加速。84円台に乗せてそのまま高値圏で引けている。
原油価格の下落が続く中で買い不安感はあるものの全般に円安の流れと同時に投資家の豪ドル買いへの期待も高まる。
ボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが始まる可能性が高い。バンドウォークはトレンドの始まりでもある。
週末の調整売りが入るようなら押し目買いを狙いたい。

豪ドル円予想レンジ:84円50銭(5月16日高値)~ 83円60銭

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[全般]円安ドル高再開

FOMCの結果公表後の市場の最初の反応は鈍く、FRBの見通しに対して市場の懐疑的な見方がみられた。しかし、その後はタカ派的な内容を徐々に再評価する形でドル高の動きが強まり始めている。
昨日の東京市場では前日に発表された米小売売上高やCPIが予想を下回り長期金利が低下したことを受けドル円は上値の重い展開となった。
しかし、欧州市場に入ると一転。BOE政策会合で利上げを主張するメンバーが増えたことでポンドは急伸。この動きをきっかけにポンド円の買いなどが強まりドル円は上昇に転じた。同時にユーロポンドの売りが強まるとユーロドル下落が加速しドル買いの動きが強まった。
NY市場が始まったことで発表されたNY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を上回ったことを受け米長期金利が上昇。ドル高が進む中でドル円は111円直前まで上昇。また、過度にリスク回避の動きが強まった反動もあり円売りの動きが活発となりクロス円も全般に上昇。
一方、原油価格が前日の週間在庫統計を受け需給面での懸念から下落。NY株式市場も三指数ともに下落したことで円の下落幅が縮小した。しかし、結果的にドル高円安の動きがこの日は強まった。
FOMCでは利上げに加えバランスシートの縮小が示されたことで全般にタカ派的な内容となったことを市場は徐々に受け入れ始めている。ロシアゲートなどの政治的なリスクは残るものの、一先ず先日のコミー前FBI長官の議会証言などから弾劾や辞任といった決定的な証拠が示されなかったことから目先リスク回避の動きは後退。
市場は米経済の行方に注目が集まりそうだ。
今日は日銀会合が開かれるが現行の政策を継続すると予想されることから、日米金融政策の違いからの円売りが一段と強まりやすい。
週末ということもあるが、市場のポジションはそれ程偏りがないとみている。
昨日のドル高円安の流れは一時的な調整があってもしばらく継続するとみる。

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