ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-06

[米ドル円]慎重に上値を試す展開

(米ドル円日足)


FOMC会合前にドル円は米経済指標の結果を受け109円を割り込み108円94銭まで下落。そのFOMC直後も108円80銭まで下落し反発に転じたことで短期的に底値の堅さを確認(ダブルボトムを形成)。
FOMCの内容はタカ派的である一方で日銀の緩和政策継続から金融政策の違いによるドル円の買いは継続するとみる。
先週末には目先のドルショートを巻き込みながら111円40銭まで上昇。その後米経済指標の悪化から今度は利益確定の売りが出て110円65銭に押し戻された。
米長期金利は依然として低いことからドルの上値も限定的ではあるが、今後バランスシートの拡大と利上げが同時に行われるようなら金利はいずれ上昇するとみている。
トランプ大統領の疑惑解明の動きもかなりの時間がかかることから目先のリスクは後退。NYダウの上昇や原油下げ止まりなどから、リスク先行の動きが強まる中でドル円は上下に振らされながら緩やかな上昇が予想される。
安値から2円60銭上昇した反動で110円台に押し戻されたが、底が確認されたところで買いから入りたい。

今週のドル円予想レンジ:112円20銭(61.8%)~110円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]底固めから再度1.13ドルをトライ

(ユーロ米ドル日足)


先週のユーロドルはポンドや米ドルの動きに翻弄される格好で一時1.12ドル前半まで下落。ただ、懸念されていたギリシャ債務問題ではユーログループで支援に合意し、IMFも85億ユーロの支援融資再開で合意。週末にかけてユーロの買い戻しが入ったものの1.12ドル付近で上値を抑えられて引けている。
フランスのマクロン氏が選挙で圧勝したことで欧州政治リスクは後退に向かい始めている。また、ECBも年内にテーパリングを始めるのではといった観測もある。
これまで上値を抑えられていた1.13ドルを再度試す展開が予想される。

ただ、米国FRBが先週政策金利を引き上げ、今後更に利上げとバランスシート縮小に向かうことが示され、ドル上昇がユーロの上値を抑えてくるとみられる。
ボリンジャーバンドの幅がかなり狭まっていることから近く動きが活発になってくる可能性が高い。1.13ドルの上値トライを失敗すると再びユーロ売りの動きが強まるとみる。
一先ず1.13ドル手前では売りを出しておきたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1300~ 1.1060(50.0%)

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[豪ドル円]雲の上限を上抜け

(豪ドル円日足)


先週発表された豪州雇用統計は予想を上回る好結果を示すなどGDPも含め好調な豪州経済を示すものが目立ち始めている。今週は先日行われたRBA会合の議事要旨が公開されるが、その中で緩和政策の変化を示すものがみられるようなら豪ドル上昇の勢いが強まる可能性が高い。
ドル円の下落が止まり上昇の動きが強まる中で本邦からの豪ドル投資が今後始まる可能性が高い。
日足チャートでは先週一目の雲に入り週末には雲の上限を上抜けるなど、豪ドルの買いの強さを示すものだ。
原油価格も下げ止まりを見せ、NYダウが史上最高値を更新するなど市場にはリスク回避の動きが後退。
上値目途としては3月31日の高値付近に位置するフィボナッチ61.8%戻しとなる85円60銭付近が意識される。

今週の豪ドル円予想レンジ:85円60銭(61.8%)~ 83円60銭

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[全般]ドル高円安の流れ継続

先週は注目のFOMC会合が開かれ予想通り利上げが決定されるとともにバランスシート縮小の行程表も示された。しかし、重要な米経済指標が軒並み予想を下回ったことでドル高の動きに歯止めがかかった。しかし、日米金融政策の違いからのドル高円安の流れは緩やかに進む可能性が高まった。
先週のFOMC会合では予想通り利上げが実施され、あと年1回と来年3回の利上げは3月の見通しと変わらなかった。また、バランスシートも1年かけて縮小する行程表も示されたことで今後金融緩和は更に進むことになる。一方、日銀は現行の緩和政策を今後も継続することで一致。異なる日米金融政策は今後ドル円の下支えとなる。
ただ、先週発表された米小売売上高やCPI、住宅着工件数など予想を下回る結果が目立つなど米景気減速懸念も台頭。FRBの政策に対して実体経済との乖離が市場の懸念材料となりドル買いの流れを抑えるなど、アクセルとブレーキが同時に踏まれた状況がみられる。
ただ、ドル円やクロス円はFOMC後下落から上昇に転じるなど相場の流れが変わった可能性もある。
トランプ大統領の弾劾や辞任といった問題も目先のリスクは後退。欧州もフランス大統領選挙で保守党が圧勝。ギリシャ支援問題もIMFの融資再開で安心感が広がるなど欧州リスクは後退。NY株式市場もNYダウが連日史上最高値を更新するなどリスクオンの動きによる円安の流れが意識される。
今週は米新築住宅販売件数以外注目される経済指標発表は少ない中で複数のFOMCメンバーの講演が予定されている。改めてFRBの引き締めスタンスが示されるようならドル買いの動きがさらに強まる可能性がある。
今週は慎重な地合いのなかでドル高円安の流れが継続するとみている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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