ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-06

[米ドル円]三角持ち合い収束

(米ドル円2時間足)


東京市場では前日のNY市場で株安原油安が進んだことでドル円は軟調な地合いでスタート。111円ミドル付近から111円を割り込み110円95銭まで下落。しかし、全体のポジションが軽いとみられそれ以上の売りは続かず下げ止まった。一旦111円台を回復したものの欧州勢は売りからスタート。しかし再度110円95銭で下げ止まるなど、110円台での買いの強さが確認された格好だ。その後は短期的なドルショートの買い戻しが入るとドル円はNY市場で111円45銭まで上昇。原油価格が下げ止まったことや米経済指標が予想を上回ったことで円売りの動きがみられた。
トランプ大統領の疑惑問題や北朝鮮の地政学的リスクなどは一先ず後退する中で市場は米経済と金融政策に注目が集まる。しかし、市場の動意は乏しい中でドル円相場は三角持ち合いが収束し始めている。
110円台の底固めがみられる中で、今後どちらかに放れるとしたら上サイドのリスクの方が高そうだ。

ドル円予想レンジ:111円70銭~110円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル]金融政策で一喜一憂

(ポンド米ドル2時間足)


先週開かれたBOE政策会合で利上げを主張するメンバーが1人から3人に増えたことで利上げ期待が高まった。しかし、先日カーニーBOE総裁が利上げに否定的な発言をしたことで失望売りを誘った。ポンドドルは1.27ドルミドルから1.259ドルまで下落。その次の日にホールデンMPC委員が「半年後に金融刺激策の一部解除を支持する」と発言したことで再び利上げ期待が高まりポンドドルは1.27ドル台を回復するなど、金融政策の行方に一喜一憂する動きがみられる。ただ、流れとしては年内利上げの可能性が高いとの見方が増えていることからポンドは底堅い動きが予想される。
一方、本日閉幕となるEU首脳会議では英国とのブレグジット協議で混とんとしている英国政局のなかEUが有利に立っている。しかし、相場への影響は限定的であり市場の注目は金利に反応しやすくなっている。
EU首脳会議が終了したところでポンド買いの動きが再び強まる可能性が高いとみる。

ポンドドル予想レンジ:1.2740(38.2%)~1.2650

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[カナダドル円]原油価格の下げ止まりで上昇

(カナダドル円日足)


昨日は久しぶりに原油価格が上昇に転じたことで資源国通貨のカナダドルが対ドルだけではなく対ユーロ、特に円に対してはリスク回避の後退も加わりカナダ円の買いが目立った。
NY時間に発表されたカナダの4月小売売上高が0.8%と予想の0.3%を上回った。自動車を除いた数値も1.5%と予想の0.7%を上回るなど好調なカナダ経済を示すものとなりカナダドルは上昇。また、この日のWTIが下げ止まったこともカナダドルの買いを促した。
カナダ経済の堅調な地合いを背景に金融緩和政策からの脱出が近いとの見方も出始めている。
日足チャートではボリンジャーバンドの上限でバンドウォークの始まりも見られる。
原油価格の下げ止まりが確認されるようなら一段の上昇が見込める。ボリンジャーバンドの幅が拡大し始めており値動きが活発になるサインとみられる。
押し目買いを狙っていきたい。

カナダドル円予想レンジ:84円70銭(BB上限、50.0%)~83円70銭

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[全般]方向感乏しく値動きは限定的

東京市場では前日のNY 市場で原油価格や米株価が下落したことを受けドル円は軟調な地合いで推移。日経平均株価が軟調な地合いで始まるとドル円は111円を割り込み110円95銭まで下落した。
欧州市場は慎重なスタートとなったが原油先物価格の上昇に併せてドルは全般に底堅い動きとなった。
NY時間に発表された住宅価格指数や景気先行指標総合指数が予想を上回ったことで市場のセンチメントは徐々に回復。原油価格の下げ止まりなどからリスク回避の動きが後退し資源国通貨を中心に買い戻しが入るとドル円は111円ミドル付近まで押し上げられた。
特に大きな材料がみられない中で方向感の乏しい動きが続いている。
本日はブラード・セントルイス連銀総裁やメスター・クリーブランド連銀総裁、そしてパウエルFRB理事といった講演が相次ぐ。利上げに前向きな発言が期待されるだけに、ハト派的な発言には注意が必要だ。
また、EU首脳会議の最終日となることから英国との交渉が注目される。
ただ、市場はこれらの材料をほぼ織り込み済みということもあり値動きは限定的とみる。
相場は為替だけではなく株式や債券市場も膠着状態に入り始めている。唯一注目は原油価格の動向だ。1バレル40ドルを目の前に反発の兆しが見えるようならドル上昇のサインとなるだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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