ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-06

[米ドル円]ドル安円安でもみあい

(米ドル円日足)


前日大幅下落したNY株式市場が三指数ともに反発。原油価格も上昇に転じるなどリスク回避の動きが後退。しかし、元々これらの動きでも円買いの動きがそれほど見られなかったことから、反発してもドル円への影響は限られた。昨日は米長期金利も0.02%程度上昇したもののユーロやポンドの上昇もありむしろドルは全般に下落。
ドル円は112円前半で動きが取れない状況となった。
ただ、クロス円全体的に買いの動きがみられることから円売りの動きがドル円を下支えしている。
ここにきて111円台の持ち合いから上に放れたもののトランプ問題や米経済への懸念など、これまでの経緯からドル円の買いに不安感が残る。
このためドル円の買い遅れがみられることから、いずれ上値を試す動きが強まるとみている。
目先112円台での小幅な動きが継続する可能性が高い。
112円付近では買いを入れ、112円後半では利食いを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:112円80銭~111円80銭(雲の上限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ECBのテーパリング期待根強く

(ユーロ米ドル週足)


前日にドラギ総裁が「景気の回復が続く中で政策スタンスを維持すれば金融はより緩和的になる」などと発言した事が市場ではテーパリングに前向きと捉えられユーロは上昇。
しかし、昨日はその発言に対してECB関係者が市場は誤認しているとの報道でユーロドルは1.1375ドルから一気に1.1290ドルまで急落。ユーロ買いに安心感が出ていただけに損切りを巻き込み過剰に反応。その後は買い戻しも入り下落前のレベルを上回る1.1390ドルまで上昇するなど往って来い。市場は既にECBが来年早々に量的緩和縮小を実施するとの見方が広がっている。ユーロドルは当面のレジスタンスである1.13ドルを上抜いたことで新たなステージに入ったとみてよいだろう。
週足ボリンジャーバンドの上限が位置する1.14ドルミドル付近が次の上値のターゲットとして意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1440(BB上限)~1.1330

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[カナダドル円]緩和政策の曲がり角

(カナダドル円日足)


原油価格が上昇に転じたことやその他銅などのコモディティー価格も上昇し資源国通貨としてのカナダドルは上昇。また、金融政策でもこれまでの緩和政策からの脱却の動きも見え始めている。
カナダ中銀のボロズ総裁とパターソン副総裁は「2015年に実施した利下げは役割を果たした」と発言。市場は来月12日のBOC会合で利上げに踏み切るとの観測が上がっておりカナダドルは一段の上昇が見込める。
テクニカル的にみると昨年末からのサポートとなっていた84円ミドルを上抜き、更に下降トレンドラインも上抜いたことでトレンド転換とみてよいだろう。
ただ、既に数日前からこの動きは始まっており短期的には一度調整の売りが入りやすいとみる。
押し目買いスタンスは継続。

カナダ円予想レンジ:86円60銭~85円70銭

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[全般]ユーロやポンド主導相場

今週に入り英国や欧州の金融政策に関する発言などからユーロやポンドが大きく動き始めたことで相場にスイッチが入った格好だ。
昨日の東京市場ではユーロ円などの買いが強まる中でドル円も112円台で始まったものの日経平均株価の下落に伴い上値も抑えられた。
欧州市場に入ったところでドル円は112円を割り込むと損切りを巻き込みながら111円84銭まで下落。しかし、米長期金利の上昇などからドル円は112円台に押し戻されるなど買い遅れ感がみられた。
ユーロは前日のドラギ総裁発言によるテーパリング期待から底堅い動きが継続していた。しかし、ECB関係者が「前日のドラギ総裁発言を市場は誤解している」と一部報道したことでユーロドルは100ポイント近く下落した。しかし、市場はECBがいずれテーパリングに動くとの見方は変わらず買い戻しが入り往って来い。
一方、ポンドはカーニーBOE総裁発言で急騰。先日利上げに慎重な発言をしたばかりのカーニーBOE総裁だが「BOEの刺激策の一部解除が必要になる可能性」と発言したことがポンド買いを誘った。また、BOCカナダ中銀総裁も「利下げは役割を果たしたように見える」と発言するなど緩和政策の転換を示唆する姿勢を示した。
米国が今後も利上げを継続する中でECBやBOE、そしてBOCといった主要国の金融政策も米国に追随する動きがみられ始めた。世界的な低金利時代がここにきて変わり始めている一方で日銀だけは今後も緩和政策の継続を示している。
金融政策の違いから見ると円はドルだけではなく他の主要通貨に対しても下落トレンドが期待できる。ただ、市場はまだ動き始めたばかりであり、昨日のユーロのような一時的で不安定な動きには注意が必要だ。
もう少し様子を見る必要があるが、長期的な円売りショートを仕込むチャンスかもしれない。

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