ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[米ドル円]115円試す展開も

(米ドル円日足)



日銀が指値オペと同時に国債買い入れ増額も実施したことでテーパリングに対する市場の思惑は後退。円売りの動きが強まった。また、先週発表された米雇用統計の結果を受けFRBは今後も利上げペースを継続するとみられ米長期金利は上昇。株式市場も三指数ともに上昇に転じたことでリスク選好の円売りが強まりドル円は114円台に上昇。
その後週末特有のポジション調整が入り113円後半に押し戻されて引けたものの、ドル円の底堅い動きは今週も継続するとみる。

今週はイエレン議長をはじめ多くのFOMCメンバーの発言が控える。
一部では賃金上昇の鈍さが懸念されることからハト派的な発言が聞かれたとしても、今のFRBのスタンスを変えることはないとみてよい。
北朝鮮問題やトランプ大統領の通貨に対するけん制発言など、ドルの下振れ要因はあるものの一時的な動きに留まるとみる。
市場にはドル買いの出遅れ感もあり押し目を拾う動きになりそうだ。

今週のドル円予想レンジ:115円50銭(3月10日高値)~113円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ円]金融政策の違いから上昇トレンド継続

(ユーロ円週足)



先週公開されたECB議事要旨では「緩和的バイアスの再検討を議論した」とし、改めて市場はECBのテーパリング開始を意識した動きが強まりユーロは対ドル対円で上昇。
一方、日銀は指値オペを再開し同時に国債買い入れ増額を実施したことで今後も緩和政策継続の姿勢が示されたと市場は受け止めた。これを受け円は全面安となりユーロ安と重なりユーロ円の上昇幅が拡大。週末にはNY株式市場が三指数ともに上昇したことでリスクオンの円売りが強まるとユーロ円は昨年2月以来の高値130円台に乗せて来た。
その後は週末のポジション調整による売りが入り129円後半に押し戻されて終わったが買いの勢いはまだ継続するとみる。
週足チャートを見るとフィボナッチ50%戻しのレベルである130円付近を上抜いた。また、ボリンジャーバンドの上限ではバンドウォークが始まっており、これは上昇トレンドが始まったことを示すものだ。
日欧の金融政策の違いからの買いが改めて確認されたことで今週はフィボナッチ61.8%戻しとなる134円付近を試す展開を予想する。

今週のユーロ円予想レンジ:134円20銭(61.8%)~129円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[カナダドル円]BOC利上げ期待で一段高

(カナダドル円週足)



米国の利上げに合わせるようにカナダ中銀BOCでも緩和政策の転換を示唆する発言が相次ぎ今週の政策会合では利上げに踏み切るとの見方が強まっている。
先月後半にポロズBOC総裁が「成長は潜在力を上回った」「利下げは役割を果たした」などと発言したことで市場では利上げ期待が高まりカナダドル買いが始まった。
また、先週末に発表されたカナダの6月雇用統計は失業率が6.5%と予想の6.6%を下回った。また、新規雇用者数も4.53万増と予想の1万人増を大きく上回りカナダドルの上昇幅が拡大。カナダ円は87円50銭から上昇しこの日の高値であり今年最高値となる88円70銭まで上昇。昨年末の高値88円90銭に迫った。
今週のBOC政策会合では現行の政策金利0.5%を0.75%に引き上げると予想されており、市場は既に織り込み始めている。
実際に利上げをした瞬間は利食い売りに押される場面も予想されるが、利上げ期待からの買いはまだ始まったばかり。
日銀との金融政策の違いから円キャリーの動きが今後強まる可能性が高く、利食い売りを出した後で押し目は拾っておきたい。

今週のカナダ円予想レンジ:90円60銭(50.0%)~87円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]FRB幹部発言と米長期金利

先週末に発表された米6月雇用統計の結果を受け一時的にドル売りが進んだが最終的にドル高円安の流れが加速。この流れはまだ始まったばかりであり今週も継続されるとみてよいだろう。
先週末の東京市場では前日に日銀が指値オペを見送ったことや、NY株式市場の下落を受けドル円は113円10銭を付けるなど上値の重い展開で始まった。しかし、日銀がその後指値オペと同時に国債の買い入れを初めて同時に実施したことで円売りの動きが一気に強まった。一部で日銀は欧米などの金利上昇を受け国債利回りの金利水準を引き上げるとの見方があった。ドル円は113円後半に上昇するなど欧米と日本の金融政策の違いが改めて意識された。
NY市場にかけてドル円クロス円とも底堅い動きが続く中で米雇用統計が発表された。
結果は非農業部門雇用者数変化が22.2万人と予想の17.8万人を大きく上回ったものの、失業率が4.4%と予想の4.3%を上回った。また、平均時給が0.2%と予想の0.3%を下回ったことで発表直後ドルは下落。しかし、失業率はFRBが完全雇用としている4.6%を下回っており、雇用者数も4月分と5月分がともに上方修正されたことを好感。ドルはすぐに買い戻しが入りドル円も114円台を付けた。この結果を受け市場はFRBが予定通り利上げペースを継続するとの見方が広がり米長期金利も上昇。一方、前日に大幅安となったNY株式市場は3指数ともに上昇したことで市場には安心感が広がりリスクオンの円安も進んだ。
ただ、原油価格は再び大きく下落。産油国の減産の効果に懐疑的な見方が広がったことや、米国シェールガスのリグ稼動数が増えたとの報告が売りを誘った。
今週はイエレン議長をはじめ多くのFOMCメンバーの発言が相次ぐなか、今回の雇用統計の結果をどう受け止めているのかに注目が集まる。
賃金上昇の鈍化に警戒が示される可能性はあるが、全般的に見ると雇用状況は堅調であり現行の金融政策の変更はないとみてよいだろう。先週から上昇に転じた米長期金利が今週も上昇する可能性が高く、ドル買いの動きに変化はないとみる。
一方、日銀の指値オペを受け円売りの動きも継続。クロス円の上昇がドルの上値を抑える場面も見られそうだが、相対的に円売りの勢いが上回るとみている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する