ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[米ドル円]112円台の底堅さを確認

(米ドル円4時間足)


前日のNY時間にトランプ大統領の長男が選挙中にロシア人弁護士と会っていたことが明らかとなり政治リスクの高まりからドル円は下落。また、イエレン議長の議会証言を控え東京市場でもドル円は上値の重い展開で始まり113円前半に下落。
NY市場ではイエレン議長の発言がハト派的と捉えられたことでドル円は113円60銭付近から113円を割り込み112円93銭まで下落。このレベルでは上昇トレンドラインがサポートとなり反発したものの、戻りは113円38銭までと戻りの重さが意識される。
今日は再度NY市場で付けた安値付近を試す展開が予想されるが、株価の上昇などからリスクオンの円売りもあり下値も限定的とみる。
112円台での買いの強さが確認されたところで買いを入れていきたい。

ドル円予想レンジ:113円60銭~112円90銭(上昇トレンドライン)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]130円台で目先達成感

(ユーロ円日足)


先週末に130円の大台に乗せたユーロ円だが一先ず目先の高値を達成したことでやれやれの売りも散見された。
昨日のNY市場で行われたイエレン議長の議会証言では利上げに対してハト派的な見方が広がり円の買い戻しが強まった。一方、ユーロもこれまで上昇した反動から対ドルだけではなく豪ドルやカナダドル、そして円に対して下落。
ユーロ円は129円70銭付近からの損切りを巻き込みながら129円05銭までほとんど戻しがなく下落。その後も安値圏でもみ合いが続いていることから売り圧力は残るとみてよい。
下値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しの128円ミドルが目先のサポートとみるが、勢いが強まればフィボナッチ50.0%戻しの128円付近が意識される。
ただ、日欧の金融政策の違いからの買いは調整が一巡したところで再開とみている。
ユーロクロスの売りもあり、底値を確認するまではレベル感での買いは控えたい。

ユーロ円予想レンジ:129円50銭~128円50銭(38.2%)

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[米ドルカナダドル]利上げ継続姿勢

(米ドルカナダドル4時間足)


NY時間に開かれたカナダ中銀BOC政策会合では予想通り政策金利を0.5%から0.75%に引き上げることを決定。発表前にはポジション調整のカナダドル売りがみられたものの小幅にとどまった。利上げが実施されればセル・ザ・ファクトでカナダドルが売られるとの見方もあったが、結果的にカナダドルの買いが加速した。
声明文で「最近のデータは潜在成長率を上回る見通しに対する中銀の自信を高める」「インフレ軟化は一時的」「17年GDP見通しを2.6%を2.8%、18年は1.9%から2.0%に上方修正」などの内容に市場は好感。
また、ポロズBOC総裁が「賃金インフレが上昇している」「間違いなく金利は徐々に高くなるだろう」と発言したことで今後も利上げを継続するとの見方からカナダドルは上昇。
対ドルだけではなく対ユーロや円でも買いが入った。
利上げは6年10か月ぶりで、緩和政策から引き締めへと大きく舵を切った。
この動きは始まったばかりでありカナダドルの上昇は一段と高まることになるだろう。
戻りがあれば対ドルだけではなく対円でもカナダドルの買いを入れていきたい。

ドルカナダ予想レンジ: 1.2800~1.2650(50.0%)

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[全般]イエレン議長のハト派的?発言でドル下落

注目のイエレン議長議会証言がNY時間に行われ、その結果ドルが全面安となった。
東京市場では前日にトランプ大統領の長男がメールで選挙中にロシア人弁護士と面会していたことが明らかとなり政治リスクの高まりから円買いの動きが強まった。また、NY時間に行われるイエレン議長の議会証言を控え、短期のポジション調整も加わりドル円は113円後半から前半に下落。クロス円も全般に上値の重い展開が続いた。
イエレン議長議会証言の主な内容は
「資産縮小は年内比較的早期に開始」「インフレは目標を下回っている。直近は低下」「物価下押し圧力は数か月で弱まる」「向こう数年間は漸進的な追加利上げが必要」「2%物価目標を下回り続けるリスクは認識しており、長引くようなら政策調整の用意がある」
といったもので、市場は「利上げが緩やかになる」との内容をハト派的と捉えドルは全面安となった。ドル円は一時113円を割り込む場面も見られた。
一方、株式市場は景気が良くなる中で利上げが緩やかということを好感。NYダウは史上最高値を更新しナスダックは4日続伸。原油価格も週間在庫が9月以来の大幅減少となったことを受け上昇。リスクオンの動きが強まったことで円売りの動きがドル円の下支えとなった。
また、この日はカナダ中銀が政策会合を開き予想通り政策金利を0.5%から0.75%に引き上げた。声明でも今後利上げを継続する姿勢が示されるとカナダドルは対ドル対円でも買いが強まった。
イエレン議長発言は一部でタカ派的な内容になるとの見方もあったが、今回の内容はややハト派的でもあった。しかし、内容的にはこれまでと大きな差はなく、市場に過度な期待を持たせたくないということだろう。また、新興国や株式市場の動揺を考慮したものとみられる。
遅くとも9月にはバランスシートの縮小が発表され12月までには利上げが実施されることに違いはない。
政治リスクは燻るものの、政策に変化はないことから調整売りが一巡すれば再びドル上昇の流れに戻るとみている。

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