ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[米ドル円]日銀会合前の買い戻し

(米ドル円日足)



連休明け東京市場でドル円は上値の重い展開で始まった。
先週末の米CPIが予想を下回ったことでFRBの利上げペース減速への観測が高まりドル売りが先行。また、日銀内でのETF買い入れに懸念の声が広がったことや、FTAで為替の圧力がかかるとの思惑から円買いも進行。ドル円は112円を一時割り込んだ。
NY市場ではオバマケア代替法案が過半数に達しないとのことから採決が断念されたことでトランプ政策への期待が後退。NYダウが一時100ドル近く下落すると債券市場に資金が集まり長期金利も低下。ドル安円高の材料が重なりドル円は111円69銭の安値を付けた。
このレベルはフィボナッチ50%戻しであり一目均衡表の基準線が位置することから下げ止まりから反発に転じた。
108円後半でダブルトップを付けてから上昇が続いたドル円の反落も一先ず半値戻しで売りも一巡した観もある。
明日の日銀会合では緩和政策の継続が示されるとみられており、目先のドルショートポジションの巻き戻しが入る可能性が高いとみる(一部で物価目標引き下げから追加緩和の観測も)。
しかし、市場では政治リスクに対する警戒感が再び高まり始めており上値も限定的とみる。

本日のドル円予想レンジ:112円80銭~111円65銭(50.0%、基準線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]欧米金利差縮小でユーロ買い加速

(ユーロ米ドル週足)



東京市場で米長期金利が低下したことからドルが全面安となりユーロドルは上昇。1.15ドルの大台付近で損切を巻き込みながら1.1540付近に上昇。
欧州市場では英国6月CPIやRPIが予想を下回ると対ポンドで新たなユーロ買いが強まった。
NY市場ではオバマケア代替法案が断念されたことでドル売りが強まる中ユーロドルは昨年5月以来の高値となる1.1584まで上昇。
FRBの利上げペースの減速に対してECBのQE縮小期待がユーロ買いを促している。
ただ、ここにきて上昇ペースが急速に高まったことへの反動がそろそろ警戒される。
1.16ミドルには週足ボリンジャーバンドの上限が位置し、その上の1.1740付近はフィボナッチ38.2%戻しとなる。
明日はECB理事会が開かれることから、その前には利食い売りが入る可能性が高く、ここからの買いは慎重にしたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1650(BB上限)~1.1510

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[豪ドル米ドル]大台替わりの0.8ドル意識

(豪ドル米ドル週足)



東京市場でドルが全面安となる中で豪ドルドルは前日の高値0.7838を上抜くと損切を巻き込みながら上昇。欧州市場では2年2か月ぶりの高値0.7943まで上昇。その後は流石に利食い売りに押され0.76前半に押し戻されて引けてきた。
昨日公表されたRBA議事要旨では力強い雇用で賃金予想の下振れリスクの一部が除去された。また、経済への自信が示されたことで追加利下げ観測が後退し買いが一気に強まった。
銅や鉄鉱石などの価格上昇などが豪ドルにとっては追い風となっており、RBAがいずれ利上げに踏み切る可能性が高いとの見方も一部でみられた。
市場全体にボラティリティーが低下する中で資源国であり相対的に金利の高い豪ドルに買いが入りやすくなっている。
週足ボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが始まっており上昇トレンドは今後も継続するとみる。
上値目途としては大台替わりの0.8ドルが意識されることから、一先ず利食いを出しておきたい。上抜けすれば再度買いを入れていく。

豪ドルドル予想レンジ: 0.8000~0.7880

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[全般]円高ドル安材料重なる

連休明け東京市場では円高ドル安の動きが先行して始まった。
先週末から米国経済指標の予想を下回る結果を受けFRBの年内利上げへの懸念の高まりからドルの上値は抑えられた。また、トランプ大統領がNAFTAの再交渉で為替操作を防げる仕組みの導入を目指す方針が示されたことで日本に対しても同じような要求を掲げるとの見方が円買いを促した。
また、オバマケア代替法案に対して「共和党上院議員の反対意見が増えた」との報道でトランプ政策への懸念からドル売りが強まり、ドル円は112円を瞬間割り込んだ。
更に、日銀内でETFの買い入れに懸念の声が広がっているとの報道も円買いを促す要因となった。
この日は米長期金利が低下したことでユーロも対ドルで大きく上昇。大台の1.15ドルを上抜くと断続的に損切りを巻き込みながら欧州市場でも上昇が継続。
ロンドン時間に発表された英国6月CPIやRPIが予想を下回ったことからユーロポンドの買いが強まりユーロの上昇幅が拡大。
NY市場では東京市場でも懸念されたオバマケア代替法案の採決が断念されたことで長期金利が低下。
政治リスクの高まりからドルが全面安となる中、NYダウも一時100ドル近く下落するとドル安円高の動きが重なりドル円は111円69銭まで下落した。
NY市場の後場に入り株価や長期金利の下落幅が縮小したことでドルの買い戻しが入ったものの市場の不安感は燻る。
オバマケア代替法案が断念されたことはトランプ政策にとっては大きな痛手であるものの、それにしては市場の反応は限定的となった。既に、トランプ氏への期待が後退していたことが要因とも考えられる。
ここにきてドル安や円高の材料が重なったことでドル円は上値の重い展開が続く中で、明日の日銀会合に市場の注目は集まる。
米国に続き各主要国の緩和政策の転換がみられる中で日銀が改めて緩和政策の継続を示すとみられる。
ドル円の上値は重いものの、日銀会合を控えドルショートポジションの巻き戻しが強まる可能性もあり注意したい。

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